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ギャルゲのストーリーを教えてもらうスレ 2
1 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/16(水) 23:23:52 ID:CDPTl99B
自分でやるのが面倒、やる時間がない、どうしても手に入らない
だけどストーリーが知りたい、というギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレです。

発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A に要注意。

ストーリーを書く際の注意、関連スレ、既出リストなどは>>2-10あたりに



2 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/16(水) 23:25:30 ID:AkkOPThQ
             _,,..r'''""~~`''ー-.、
            ,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
           r"r          ゝ、:;:ヽ
   r‐-、   ,...,, |;;;;|       ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
   :i!  i!  |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐-  `r'^!  >>1見てる〜?
    !  i!.  |  ;| l|  ''"~~   、      i' |   2ゲットイエ〜イ
     i! ヽ |  | |    ,.:'"   、ヽ、   !,ノ
    ゝ  `-!  :| i!  .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
   r'"~`ヾ、   i! i!   ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T
  ,.ゝ、  r'""`ヽ、i! `:、   ー - '" :: : :/ ,/
  !、  `ヽ、ー、   ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
   | \ i:" )     |   ~`'''ー---―''"~
   ヽ `'"     ノ


3 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/16(水) 23:25:56 ID:CDPTl99B
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。
 ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
 レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
 エロゲネギ板のスレへどうぞ。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。

4 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/16(水) 23:32:31 ID:CDPTl99B
まとめサイト
http://www.geocities.jp/galge_oshiete/

前スレ
ギャルゲーのストーリーを教えてもらうスレ
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1113816336/

関連スレ

エロゲのストーリーを教えてもらうスレpart8 ←21才未満は禁止!
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1186203273/

ストーリーを教えてもらうスレ part35(2chゲームサロン板)
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1196953130/

BL@【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレ 2【面倒】(2ch女向ゲー大人板)
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gboy/1095410605/

ストーリーを教えてもらうスレ Part19 Part13(2ch漫画サロン板)
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1178945011/

ストーリーを教えてもらうスレ Part3(2chアニメサロン板)
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1184038066/

あの映画・小説・ドラマ,etc.の結末が知りたい 14 (2ch生活全般板)
http://life9.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1197979370/

5 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/16(水) 23:44:48 ID:JW7wLDti
ネタバレスレ発見(`∀´;)

6 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/18(金) 01:15:09 ID:hsdHYZos
一応上げておくか。

7 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/19(土) 23:56:20 ID:Q5k2HI0j
ネタバレトリップを付けるので、
「Myself;Yourself」のストーリーを書きたいと思うのですが良いですか?

8 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/20(日) 00:08:50 ID:sur/otm8
おk

9 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/20(日) 00:10:21 ID:PqZI0yfz
いいんじゃないの?

10 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/20(日) 01:54:40 ID:kmYmkY8i
田舎で繰り広げられる恋愛物語



11 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/20(日) 01:55:27 ID:mS6WzdBZ
http://www.viridian.jp/act6.html

12 :Myself;Yourself ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 17:49:53 ID:+q8qEWK/
「Myself;Yourself」(通称マイユア)の特徴は二人の主人公がいて、
それぞれ攻略できるキャラが違います。

また、去年放送されたアニメ版とも設定が違い
謎の部分や結末も違うので、見ていた人はそのあたりに注意してください。

ゲーム進行は
アバン→OP→共通ルート→2ndOP→個別ルート→グッドorバッドエンディングとなります。
時期は4月初めから5月初めくらいまでの話です。

13 :Myself;Yourself ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 17:51:25 ID:+q8qEWK/
キャラ紹介から

日高佐菜(ひだか・さな)(CV:立花慎之介)
主人公その1。アニメ版の主人公でもある。

若月修輔(わかつき・しゅうすけ)(CV:子安武人)
主人公その2。佐奈とは幼稚園以来の親友。朱里の双子の弟でもある。

八代菜々香(やつしろ・ななか)(CV:小清水亜美)
メインヒロイン。佐奈と修輔の両方で攻略可能。

織部麻緒衣(おりべ・あおい)(CV:金田朋子)
佐奈のいとこでドジっ子。佐奈で攻略可能。アニメ版と違い、佐奈は麻緒衣と呼び捨てにし、巨乳描写も無い。

若月朱里(わかつき・しゅり)(CV:田村ゆかり)
修輔の双子の姉。佐奈で攻略可能。

持田雛子(もちだ・ひなこ)(CV:村田あゆみ)
10歳の少女。修輔で攻略可能。話の後半で修輔たちのクラスに編入してくる。

藤村柚希(ゆじむら・ゆずき)(CV:豊口めぐみ)
佐奈・修輔のクラス担任。佐奈で攻略可能。アニメ版ではほとんど出番が無かったキャラ。

星野あさみ(ほしの・あさみ)(CV:中原麻衣)
知的で穏やかな少女。生徒会副会長。修輔で攻略可能。レズではありません。

14 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 17:54:47 ID:+q8qEWK/
5年前の回想。桜の木の下で何かを約束する佐奈と菜々香。
「夢を叶えればまた会える」とお互いに誓いあう。

桜乃杜町(さくらのもりちょう)。佐奈が11歳まで暮らした町にまた帰ってきた。
両親が海外に転勤する事になったため、生まれ育った町で1人暮らしをするために。
新しく住むアパートに行く前に、町を探索する佐奈。そこでお気に入りだった
桜並木を歩く。そしてその奥にある神社。そこで1人の美しい少女を見る。

黒髪に黒い洋服を身にまとった少女。とても冷たい目をした彼女に声をかけるも
彼女は何も答えない。「君は…誰?」と尋ねる佐奈を睨み付けて平手打ちするのだった。

夜、アパートに着き過去の思い出に浸る佐奈。一番仲の良かった菜々香の事を思い出す。
白いワンピースに白い帽子、白い靴が似合った少女。いつも優しい白に包まれていて
キラキラとした笑顔で微笑みかける彼女を事を考えながら、今どんな女性に成長したのかを考えていた。

朝、外で大きな音がしたのでアパートの外に出ると、そこには掃除道具を散乱させ
尻餅を付いている少女の姿があった。彼女は織部麻緒衣。佐奈のいとこであり
佐奈の暮らすアパートの大家の娘でもある。彼女の家でお茶を飲みながら、親しかった人の近況を尋ねる。
しかし麻緒衣は、菜々香の事に関しては歯切れの悪い返答しかしなかった。

次の日、カメラを持って海に行く佐奈。途中に通った商店街の寂れように驚く。
着いた海で若月朱里に出会う佐奈。幼い頃、佐奈・修輔・朱里と3人でよく遊んだ仲間との再開に喜ぶ2人。
しかし桜乃杜町の再開発の話になった時、再開発で観光地として
発展すれば良いという佐奈の発言に激怒し、立ち去ろうとする。何に怒っているか分からない佐奈は、
彼女の手を掴むのだが、平手打ちされてしまうのだった。

翌日、展望台に行くとそこは鉄の柵で囲まれていた。そこで柵越しに海を見つめる女性を見かける。
海に吸い込まれそうな印象を持つ女性に一瞬懐かしい思い出を感じるものの、誰かは思い出せなかった。

週末、佐名は修輔と再会する。久しぶりの再開を喜び修輔の家で夕食をご馳走になるが
先日怒らせた朱里とは気まずい雰囲気が流れるだけだった。

15 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 17:57:00 ID:+q8qEWK/
初日に訪れた桜並木で写真を撮る佐奈。そこで平手打ちを受けた少女の事を思い出す。
なぜ怒ったのかの理由を知りたい佐奈は、またも神社を訪れる。
そこでこの神社が菜々香の叔父夫婦の経営する物だった事を思い出す。
そこにいた少女は巫女服を着ていた。先日の事を尋ねる佐奈。冷ややかな口調で
「あなたは昔の私の今の私、どっちが好き?」と言う少女。

菜々香は昔から佐奈に「○○と○○、どっちが好き?」とよく尋ねていた。
そして自分と一致するまで尋ね続け、同じ考えを持つ事を喜んでいたのだった。

その事を思い出し、冷たい表情で見つめている少女が、優しかった菜々香である事を知る佐奈。
会いたかったという佐奈に、会いたくも無いし迷惑だという菜々香。
もう来ないでくれという菜々香に、佐奈は逃げるように神社を去った。

ある日佐奈は麻緒衣の家の前で、1人の少女を見かける。
麻緒衣の落とした生徒手帳を持ってきたその子は星野あさみと言った。

始業式当日。編入のために職員室に行く佐奈。「久しぶり」と声をかけてきた女性が。
その女性は展望台で海を見つめていた人だった。もっと以前にも会った記憶がある佐奈。
彼女は9年前、逆上がりの特訓をしていた佐奈を励ましてくれて、キャラメルをくれた高校生だった。
今は桜乃杜高校の地学教師であり、佐奈の担任の先生をしている彼女の名は藤村柚希と言った。

編入したそのクラスは、菜々香、修輔、朱里が同じクラスだった。
しかしクラス中の人気者の朱里に対して、他人を寄せ付けない雰囲気を持つ菜々香。
ある日、帰る途中で佐菜は菜々香を見かける。焼却炉の前で立ちすくむ菜々香。
火の粉が飛んできたので慌てて菜々香を引き寄せるが、菜々香は何故か放心状態だった。
正気を取り戻した菜々香は、いつもの冷たい表情に戻り去っていくのだった。

休日、菜々香の変わってしまった理由が知りたくてまた神社に向う佐奈。
そこで鼻歌を気持ち良さそうに歌いながら、音を奏でる動作をしている菜々香を見かける。
しかし佐奈を見かけるといつもの冷たい表情に戻ってしまう。暗い気持ちで家に戻る佐奈。
昔の大切な思い出と違い、周りの変容に驚き、佐奈は桜乃杜に帰ってきた事を後悔し始めていた。

16 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/20(日) 17:58:33 ID:+q8qEWK/
ある晩、お菓子を持ってきてくれた麻緒衣と東京の話をする佐奈。
そこで佐奈は東京に行ってからの事を思い出す。
桜乃杜と同じペースでは東京で浮いてしまい、人との距離感に戸惑う佐奈。
それから毎日人の顔をうかがうようにして生活するようになる。
桜乃杜と仲間との出来事を思い出す度に会いたくなり胸が苦しくなっていった。
そしてその苦痛に耐え切れなくなった時、佐奈は修輔達との連絡を一切断ってしまった。
桜乃杜での出来事を思い出さないように、想い出を仕舞い込んで寂しさを忘れていった。
菜々香の事も忘れ、苦痛から逃れようとしていたのだ。

その後、麻緒衣との思い出話で佐菜はある事に気付く。麻緒衣が覚えている想い出を
佐奈が忘れている事があった。記憶が抜けている原因が分からなかったが、その時は深く考えなかった。

翌日の放課後、佐奈が家に帰ろうとすると廊下で何かを懸命に探している朱里がいた。
気になって近づくと、窓際で朱里を見下ろすように立ち尽くす菜々香もいた。
何を探しているのかと菜々香に尋ねる佐奈。何も答えない菜々香に、朱里は菜々香が落とした鍵を探していると言った。
一緒に探そうと、どんな鍵かと尋ねる佐奈に菜々香は、ふざけているの?私を試そうとしているの?と答える。
何がなんだか分からない佐奈。そして朱里が鍵を発見する。嬉しそうにする菜々香。
そしてその鍵を見る佐奈は不思議な既視感を感じていた。

ある日の昼食時、どこかから聴こえて来た歌声に惹かれ、屋上に上がる佐奈。
そこには青空に向かって伸び伸びと歌を歌っている菜々香の姿があった。
いつもとは違う、昔の菜々香を思い起こさせる姿。佐奈に気付いた菜々香は歌をやめてしまう。
何と言うタイトルかと尋ねる佐奈。どこかで聞いた事があるが思い出せないと言う佐奈に
菜々香は怒りに満ち溢れた表情で、自分の都合の悪い事は全部忘れてと叱責するのだった。

17 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 17:59:49 ID:+q8qEWK/
休日、あの優しかった菜々香が忘れられず、また神社に行く佐奈。
しかし菜々香はいなかった。自宅にいるかもと思い、菜々香の自宅の前まで行くものの
そこは空き地になっていた。アパートに戻ってきた佐奈は、アパート前で掃除をしていた
麻緒衣に菜々香の家の事を尋ねる。一瞬にして表情が雲った麻緒衣に佐奈は何があったのか尋ねる。
重い口を開く麻緒衣。菜々香は八代神社をしている叔父夫婦の家で暮らしていた。
何故両親と暮らしていないのかと尋ねる佐奈に、菜々香から口止めをされていた事を話し始める。

佐奈が東京へ去ってから菜々香は寂しそうだったが、仲間とも仲良く、夢があるといって頑張っていた。
しかし3年前、菜々香の家で放火事件があり、菜々香の両親はその火事で亡くなっていた。
それから菜々香は人を遠ざけるようになってしまい、いつも苦しそうで
笑わなくなって無表情になっていき、麻緒衣や朱里が励ましても力になれなかった。
麻緒衣は、佐奈なら菜々香を助けてあげられると言う。菜々香の元に向う佐奈。

再び神社に辿り着くとそこに菜々香はいた。菜々香に3年前の事を知らずに助けられなかった事を謝る佐奈。
しかしあの時の約束も覚えてないのに、と言って去っていく菜々香。
約束が何のことか分からずに帰る佐奈。翌日、どうしようかと思う佐奈の部屋で小物入れのカゴが床に落ちる。
小物を拾う佐奈はある物を発見する。それはキーホルダーの付いた鍵だった。
菜々香が先日落として朱里と共に探した鍵。何故自分が持っているのだろうと思った佐奈にある記憶が蘇る。

幼い日、菜々香は佐奈にある提案をする。もうずっと使われていないポストを
菜々香と佐奈の手紙やプレゼント交換をする秘密のポストにしようというのだ。
この事は菜々香と佐奈だけの2人の秘密にしようと言う菜々香。そこで佐奈は
旅行へ行った時のおみやげのキーホルダーを渡して、ポストに南京錠を付け、
2人だけの秘密の鍵をお互いに持とうと言うのだった。

18 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 18:01:02 ID:+q8qEWK/
昨日菜々香に言われた約束がこの事かもしれないと、鍵を持ってポストに向う佐奈。
そこにまだポストはあった。震える手で南京錠を開ける佐奈。そこには一通の手紙があった。
転居先不明のため戻ってきた手紙。それは菜々香が3年前に佐奈にあてた物だった。
佐奈はその時は2回目の引越しをしており、桜乃杜や仲間との想い出を消すために誰にも新居の住所を教えなかったため
この手紙は菜々香の元に返ってきてしまっていたのだった。

その手紙には佐奈が連絡をくれないので心配だという事、
火事が起こり両親も亡くなって、宝物も思い出も燃えてしまったという事、
どうすればいいのか分からず、苦しいので佐奈に会いたいと助けを求める内容だった。

菜々香を助けてあげられなかった事を激しく後悔する佐奈。
菜々香の元に向おうとする途中で草むらを見つめる佐奈はまた過去の記憶を思い出したのだった。

それは学校帰りに秘密のポストの手紙を読む佐奈。音楽の学校へ行くために勉強を頑張っているという菜々香の手紙。
夜、菜々香の親からまだ戻ってないと連絡を受けた佐奈は、家を飛び出して探しに行った。
ポストの近くの草むらで菜々香の白い帽子を見つけた佐奈は、
近くの枯れ井戸から歌声が聴こえその中で菜々香を発見する。
佐奈に見つけてもらった安堵で菜々香は泣きじゃくるのだった。

次々に色々な記憶を思い出す佐奈。それは東京で周りとのギャップに悩む佐奈に
桜乃杜での楽しかった記憶を忘れさせるために封印していた記憶だった。
東京で周りに合わせるための処世術を覚えるたびに、桜乃杜での事を記憶の隅に追いやり
いつしか思い出せなくなっていたのだった。

どう菜々香に接すれば分からない佐奈。八代神社でもう来ないで欲しいと菜々香に言われるが
佐奈がポストの中の手紙を持っているのを見て意外な表情を見せる。
翌日その時の事を思い出し、菜々香の言った「約束」とはこの手紙の事では無いのでは?と考える佐奈。
菜々香に直接聞くしかないと学校中探し回るものの、見つけられなかった。
そんな佐奈に朱里が話しかける。菜々香を助けたいと言う佐奈に、
朱里は東京で変わったと思ったけど変わらない佐奈に、今まで誤解していたと謝罪。2人は昔のように仲直りした。

19 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 18:02:15 ID:+q8qEWK/
帰り道、朱里と菜々香の話をする佐奈。どんな事でも良いから菜々香の事を教えて欲しいという佐奈に、
朱里はタイムカプセルの事を話す。佐奈が東京に行く日に一緒にタイムカプセルを埋めたというのだ。
その事を思い出す佐奈。

佐奈が東京へ行く日、大人になって夢を叶えたら一緒に掘り起こそうと約束したカプセル。
朱里と別れた後、八代神社の木の下に埋められたタイムカプセルを掘り返す佐奈。
そこにはお互いに当てた手紙と、鍵が入っていた。

佐奈宛の菜々香の手紙を読む佐奈。
そこには佐奈が作曲家になって菜々香専門の曲を書いてくれていると書いてあった。
佐奈の曲を菜々香がバイオリンで演奏して、毎日2人で楽しく生活をしている。
そして大人になってこの手紙を読んだら、その後に佐奈が初めて作ったあの曲を弾こうと書かれていた。

幼い頃、菜々香はバイオリンの才能があり、ピアノを習っていた佐奈と一緒にいる事が多かった。
ある日、佐奈が自分で作ったメロディーを演奏していると、即興で菜々香もヴァイオリンで演奏した。
とても良い曲だと褒める菜々香。佐奈が自分で作った曲だと言うと感動する。
そこで佐奈は、自分は作曲のプロになるといい、菜々香はその曲をヴァイオリンで演奏してあげると笑うのだった。

今まで菜々香が口ずさんでいた曲はこの曲だったと思い出す佐奈。
それを忘れていたからこそ菜々香は怒ったのだったと知る。
表れた菜々香にまたも謝罪する佐奈。立ち去ろうとする菜々香に佐菜は
ヴァイオリンはまだ弾いているのかと尋ねる。しかし菜々香は首を横に振るだけだった。
一度だけで良いからまた一緒に合奏してくれないかと言う佐奈に、
菜々香はヴァイオリンケースを見せる。タイムカプセルに入っていた鍵を使いケースを開けると
そこには無残な姿になったヴァイオリンが入っていた。3年前の火事の時に壊れてしまったらしい。
良い機会だから捨てておいて欲しいと佐奈にケースごと渡す佐奈。
佐奈はそれを、自分では捨てられずに未練を断ち切るために自分に託したと感じるのだった。

20 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 18:03:49 ID:+q8qEWK/
翌日、あの頃を思い出してピアノを弾こうと音楽室に向った佐菜は、
そこでスピーカーからの音楽に合わせてヴァイオリンの弾くまねをする菜々香を見る。
それを見て、菜々香はまだヴァイオリンを忘れてはおらず、孤独から救い出せるかもしれないと考えていた。

また八代神社に行った佐奈は、そこで菜々香が自分が八代神社を継がなければならないことを聞く。
自分を引き取ってくれた叔父夫婦の恩を返すためにそう考えていたのだった。
ヴァイオリンをやめないといけない真意を知り何もいえなくなる佐奈。
佐奈は今自分が菜々香にしてあげられる事はなんだろうと考えて
やはりもう一度ヴァイオリンを弾かせてあげたいと、それこそが菜々香を救える方法だと考えていた。

ある日昼食時に修輔から、あさみが働いている養護施設にミニオーケストラの演奏会がある事を聞く佐奈。
あさみに頼んでその施設を紹介してもらい、オーケストラのリーダーに
菜々香をこの演奏会で一緒に出演させてもらえないかと頼むのだった。
演奏会の準備をする事を引き換えに菜々香を紹介する事となり、当日まで一生懸命に働く佐奈。
そして演奏会当日。あさみの協力もあり何とか施設に菜々香を連れて来た佐奈。
演奏会の前半が終わった時にオーケストラのリーダーが菜々香の元にやってくる。
事情を説明されてない菜々香は佐奈に向かって怒りの目を向ける。
そこにあさみが佐奈が必死に頭を下げてお願いをしたこと、その変わりに夜遅くまで手伝いをした事を言う。

その説得もあり引き受けた菜々香。舞台に向うときに小さな声で佐奈にありがとうと呟く。
演奏会の後半が始まり、オーケストラのメンバーと一緒に演奏する菜々香。
その音は聴いている人を魅了するほど素晴らしいもので、そして菜々香は演奏中に涙を流すのだった。



21 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 18:05:05 ID:+q8qEWK/
帰り道、菜々香は佐奈に対して一生懸命にしてくれた事には感謝しているが
八代神社の跡取りは自分しかおらず、もう自分のヴァイオリンも無い今、
どうしようもないのでやめて欲しいと告げる。
菜々香を送っていった帰り道、佐奈はある人物に呼び止められる。それは菜々香の叔父だった。
叔父は佐奈に、菜々香が自分たちに気を使っている事を話す。自分たちも3年前に何もしてやれなかった事を悔やむ叔父に
佐奈は、今からでも音楽の道へ進ませてやって欲しいと頼む。叔父は菜々香が恩返しの心で
神社を継ごうとしているのを聞くと、初めて聞いた叔父は菜々香には好きな道に進んで欲しいと話す。
佐奈はその話を菜々香にするのはちょっと待って欲しいと頼む。菜々香にはあの壊れたヴァイオリンも必要だと思ったからだ。

過去の思い出が蘇ってくる佐奈。
引越しの荷物をまとめるのに忙しかった佐奈に、菜々香は桜の木の下まで連れて来る。
桜吹雪が雪のように舞うその場所で、菜々香は佐奈に、最後のヴァイオリンを聞いて欲しいと言う。
最後の曲、菜々香は佐奈の作曲した曲を演奏する。お互いに涙を我慢しながら、
ふたりとも夢を叶えれば、また会えるとお互いを励ましあうのだった。

佐奈はどうしても菜々香の壊れたヴァイオリンを修理したいと思っていた。
悩んでいる佐奈に、修輔が問いかけてくる。佐奈が相談すると
修輔は修理代を稼ぐアルバイトと、壊れた楽器の修理業者を探してくれるのだった。
翌日、その住所にあった楽器屋に行く佐奈。そこでヴァイオリンを見せると、修理は可能だが
このヴァイオリンはスカランペラという職人が作ったもので、値段は1000万円を下らない物だという。
これだけ高価なヴァイオリンとなると修理費用もその分かかると聞き、返答ができずに家に帰ってきてしまう。

22 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 18:06:07 ID:+q8qEWK/
翌日、学校で朱里や雛子、あさみが菜々香のヴァイオリンの事を聞き、みんなにカンパを頼み込んでくれていた。
そしてこの前の演奏会を聞いた養護施設の子供たちからの手紙を持って
八代神社に向う佐奈。ヴァイオリンは好きだがもうどうしようもないという菜々香に、
佐奈は自分が何とかしてみせる。菜々香を傷つけるものは自分が全て片付けると告げるのだった。

佐奈は今まで約束を果たせなかったので何か果たしたいと考え、昔自分が作った曲の
楽譜を作ろうと考えていた。学校の音楽室で中々うまくいかずにイラつく佐奈に
担任の柚希が表れ、一緒に譜面作りを手伝ってくれる事になった。

カンパのお金とアルバイトのお金を前に佐菜は考え込んでいた。
やはり修理費用に全然到達しないのだ。このままヴァイオリンを直せないなら意味がなくなってしまう。
佐奈は決断しなくてはいけなかった。見つかるか分からない可能性を探してみるか、
菜々香に全てを打ち明けて現状を正直に話して見るか。
(ここの選択でグッドとバッドエンドに別れます)

23 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 18:07:11 ID:+q8qEWK/
菜々香グッドエンド

可能性を探すものの、やはり高額な修理費用は佐奈にはどうにもできなかった。
部屋で思い悩む佐奈に、菜々香の叔父が訪ねて来る。
菜々香の叔父は佐奈がヴァイオリンの修理をしようとしているのを知っていたのだった。
修理費用を聞くと叔父は、菜々香の父親の財産も預かっているのでそこから出すという。

ついに修理費用に目処が立ち、預かったカンパ代も朱里たちから返金してもらい
佐奈は譜面作りに集中する。そして遂に譜面は完成した。

そしてある日、佐奈は菜々香を連れて一本だけ咲いている八重桜の木に連れて行く。
そこには修輔、朱里、麻緒衣、雛子、あさみ、柚希、叔父夫婦がいた。
そして佐奈は菜々香にヴァイオリンケースを渡す。そしてケースを開ける菜々香。
ケースの中には完全に修理されたヴァイオリンがあった。
戸惑う菜々香に叔父夫婦が菜々香の両親の財産で修理した、菜々香への両親からのプレゼントだと告げる。
そして神社を継ぐ必要など無い事、自分のやりたい事をやれば良いとも。
叔父夫婦は今までこうしてやれなかった事を菜々香に詫び、佐奈に感謝する。
そして佐奈は菜々香に封筒を渡す。それには完成された譜面が入っていた。

5年前、桜の木の下で演奏してくれた菜々香。今度は自分が桜の下で菜々香に何かしてあげられたら
5年前に置き忘れた気持ちを取り戻せるんじゃないかと佐奈は言う。
菜々香も今までの事を佐奈に感謝する。そして抱き合う2人。佐奈は菜々香にもう1人にはしないと約束する。

そして感謝の意を込めて、修理されたヴァイオリンで佐奈の曲を演奏する菜々香。
幸せそうな笑顔でヴァイオリンを弾く菜々香を見て、佐奈はずっと我慢していた涙が溢れて来るのだった。


数年後、嵐のような拍手が鳴り響く。
プロになった菜々香は最後の曲を演奏する。観客の前で
自分がプロになるきっかけになった曲、自分を暗闇から救い出して背中を押してくれた
大切な人が作ってくれた曲と話し、その曲を演奏し始める。
そのタイトルは、「Myself;Yourself」。

24 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 18:08:31 ID:+q8qEWK/
菜々香バッドエンド

もうこれ以上何もできない以上、どのくらいみんなが菜々香を大切に思っているか
話せば分かってくれると信じてヴァイオリンの修理は諦めた佐奈。

翌日、役に立てなくてゴメンとカンパ代を朱里やあさみに返す佐奈。
お金が必要じゃなくなった佐奈は、八百屋のアルバイトもやめてしまう。
そして八代神社に行き菜々香に説明をする。みんながヴァイオリンを修理するために
どれだけ頑張ってくれたのかという事を。
それを聞いた菜々香はみんなの思いに感謝するものの、もう自分は変わってしまったので
ヴァイオリンを弾く事はできない。もう自分の事を苦しめないで欲しいと告げる。
その思いに触れた佐奈は、もう自分がどうにもできないと悟り、別れた。

その晩、部屋で佐菜は友達として菜々香を支えていこうと決心する。
しかしその日から佐奈は菜々香とすれ違いを続けてしまった。
そして雨の日の帰り道、ようやく菜々香を捕まえた佐奈は話をするが、
菜々香はもう戻れないところまで来てしまったと佐奈に言う。
そしてさよならを告げる菜々香。ここで佐奈と菜々香を繋ぐ糸は切れてしまった。


そして2年後。高校卒業を迎えた佐奈は、はしゃいでいる仲間たちの横をすりぬけていく
菜々香を見る。もう手の届かない距離になったしまった菜々香。
遠ざかる背中を見つめ、桜乃杜を離れる佐奈は、もう二度と会うこともないとさよならを告げるのだった。

25 :Myself;Yourself佐奈・菜々香 ◆l1l6Ur354A :2008/01/20(日) 18:11:57 ID:+q8qEWK/
佐奈・菜々香編は以上です。あまりにも長くて申し訳ありません。
他のキャラはある程度共通ルートを飛ばしていけるので
恐らく半分以下にまとめられると思います。

まとめるのに時間がかかるので一気に
全キャラアップは出来ないと思いますが、またよければ見てください。

後まとめでは長いですが正直テキストボリュームは薄いです…。サクッと終わってちょっと拍子抜けかも。

26 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/20(日) 22:38:59 ID:PqZI0yfz
マイユア乙

バッドエンドは本当に後味悪いな・・

27 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/25(金) 03:25:34 ID:y4FpFp5o
さすがオナニーゲームのスレは臭いですね

いやゲームじゃないんだ
お前らは金出して精子を浴びてるんだよ

28 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/01/27(日) 11:44:00 ID:2okOVVOK
マイユアの残りのキャラマダー

29 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/02/04(月) 18:32:19 ID:d5npxifl
       ☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃  Λ_Λ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) <  マイユアまだ〜?
             \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        | .雪国まいたけ. |/

30 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/02/05(火) 05:20:55 ID:W+ZTYVKQ
きみが望む永遠頼む



31 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/02/05(火) 07:40:08 ID:zWShSkgJ
ttp://www.geocities.jp/f4cq4/erg_story/ka_gyou/ki/kimi_nozo.html

32 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/02/05(火) 09:22:44 ID:W+ZTYVKQ
ちょっと待って、なんでこれで名作なんですか・・・

33 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/02/05(火) 09:47:26 ID:wjp8AJ1v
Fate/stay nightお願いします。

34 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/02/05(火) 10:44:46 ID:19riGyHa
>31
ワロタ。特に最初のID:QSPZxyCGによる要約がうまいな。

35 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/02/17(日) 04:38:22 ID:lARb0QQR
トゥルーティアーズお願いします

36 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/02/24(日) 03:29:07 ID:czSYJrXT
誰も書いてくれないので久々あげ

37 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/03/03(月) 03:38:38 ID:eG173Ft4
Xbox360「アイドルマスター」の星井美希のストーリーと
「アイドルマスター Live for you!」の初回特典だったオリジナルアニメDVDのストーリーを教えてください。

38 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/03/05(水) 20:33:30 ID:/SK78rNu
>>37ですがオリジナルアニメDVDの方は撤回します

39 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/03/21(金) 00:12:52 ID:7hsSPVe3
sageる

40 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/03/27(木) 18:57:56 ID:+tONsb8i
12riven買おうか迷ってるからストーリー教えてくれ



41 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/22(火) 00:38:52 ID:TTJM+1fz
人いなさすぎワロス

42 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/13(火) 22:07:57 ID:ySeHcDbc


43 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 07:54:32 ID:ZytniROg
age

44 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 22:18:13 ID:Yo8x3BJq
True Tearsお願いします

45 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 22:33:55 ID:2y7SXr+h
てすと

46 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/25(水) 15:03:30 ID:orSxbz6A
444433344444

47 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/26(木) 22:42:59 ID:UoKz0I0B
>>46
3601930287071365

48 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/12(土) 20:10:09 ID:Oj/0HMLd
!?

49 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/17(日) 00:45:56 ID:fRDYKZOs


50 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/17(日) 00:49:26 ID:cyKsXWa0




51 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/08(月) 21:56:16 ID:7EJyBJiT


52 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/10/02(木) 23:18:09 ID:x3D1gd6Y
ever7お願いします。

DC版もっててあと一人か二人落とせばドンデン返しシナリオが出来るところまで進んだんだけど、
いい加減飽きた。

53 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/10/03(金) 07:43:46 ID:sn/j7g9u
>52
ttp://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/70.html

54 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/10/09(木) 02:12:19 ID:KBN6APFV
シークレットゲームお願いします

55 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/10/26(日) 00:23:23 ID:UEgQrNxA
轟々

56 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/10/29(水) 21:09:20 ID:iy/DnhLc
全年齢版「最終痴漢電車」オナがいします。

57 :sage:2008/11/12(水) 02:55:03 ID:CSCo9t8n
「いつか、届く、あの空に。〜陽の道と緋の昏と〜」をお願いします。
できれば、PC版からの加筆部位を詳しく書いてもらえると嬉しいです。

58 :CHAOS;HEAD 1/2:2008/11/16(日) 22:21:14 ID:IVoYAhlA
主人公の拓巳は早老症で車椅子に乗っている西條拓巳(将軍)の妄想で作られた人間。
将軍が主人公を作ったのは自分が落書きで生んでしまった公式で動いているマインドコントロールが
可能な機械「ノアU」を自分の代わりに壊してもらう為。
梢は人の心を読む力により他人からの悪意を過敏に感じてストレスを感じ、そいつらを殺したい
と思ってディソード取得。セナは自分の母と妹が生体実験に使われて殺させた父への怒りでディソード取得。
あやせは施設で生体実験を受けてディソード取得。
梨深は虐待を受けていた多重人格者の一つの人格から独立した存在。
梨深が拓巳に優しくしてくれるのは恐ろしい力を持った拓巳が覚醒するのを阻止するため。
七海はノアUで生体実験に使われて右手も千切られてディソード取得。
優愛は諏訪の魔法で妹の幻覚を呼び出して攻撃されてディソード取得。
拓巳は世界を救う気は無かったがノアUの生体実験に使われてる梨深を助けたいと言う思いで
ディソード取得。そして看護婦の葉月がニュージェネの真犯人でグリムである事に気づく。葉月はメスで自殺。
セナは父を憎んでいたけど諏訪がセナを殺そうとした時自分を庇って死んだ事で憎しみが父が
死んだ事の憎しみに変わる。諏訪は人の心を攻撃する事が出来る。諏訪もニュージェネの真犯人で
葉月と共犯。拓巳が葉月を自殺に追いやった事で拓巳を憎んでいる。

59 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/11/16(日) 22:21:53 ID:IVoYAhlA
【ルートA】
拓巳は諏訪に磔で殺されかけるけど逆に自分が杭を投げている妄想で勝利。
拓巳はノアUのある場所に向かう時に大量の星来の敵にあちこちの骨や右手を折られる
しかしそれらがアニメだという妄想で星来を消す。
ラスボスのノアUの開発者の野呂瀬は自在に変形する事が出来るディソードを持っていた。
拓巳は野呂瀬の刃物に変形したディソードで内臓を千切られる。
そして野呂瀬は梨深を犯させるように洗脳するが拓巳は中断、次は串刺しにされてる妄想を
埋めつけて苦しめさせ、妄想を解除した直後拓巳の上半身と下半身を二つに切断して上半身をノアUの
機械に掛ける。しかし、拓巳は体が何処まで壊されようと自分の存在を覚えていれば何度でも生き返
る不死身なのであった。ギガロマニアックスのみんなと本物の拓巳が拓巳にテレパシーを送る事で再び五体満足の姿で生き返
る。もう死ぬという恐怖の無い拓巳は野呂瀬にいくら攻撃されても体は元通りに復活した。
拓巳はディソードから触手を召還して野呂瀬を拘束、ノアUには野呂瀬しか入れないので野呂瀬をノアUに正面衝突
させて破壊する。悪の組織に大地震を起こされ渋谷は最早廃墟と化していた。そこに拓巳は体が動かせず横たわっている。
梨深は本物の拓巳の寿命を縮める存在である拓巳を殺そうとするけど殺せなかった。
そして本物の拓巳(将軍)は死んでしまう。それと同時に拓巳の体が言う事を聞くようになる。
梨深は拓巳に自分の思いを伝える。そして拓巳も。
拓巳は妄想の力で空を綺麗な青にし、町を復興していく。
【ルートB】
諏訪は拓巳の心を殺すと言い出して拓巳に自分と葉月の犯行を拓巳が被害者になった状態の幻覚を
見せる。何度も殺される痛みによって拓巳は放心状態に。諏訪は放心状態になった拓巳をノアUの
ある場所に連れて行く。ノアUによって拓巳は楽しい日常を見せられる。そして拓巳は野呂瀬にコ
ードサンプルを取得される。そしてルートAと同様に廃墟に拓巳が横たわってる場面になるが、
ルートAでは梨深は拓巳の殺害を踏みとどまるがルートBでは梨深は拓巳を殺害する。

60 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/11/18(火) 18:23:30 ID:v254C0Y4
ごめんイミフ



61 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/11/24(月) 21:57:57 ID:sHJYBNZR
>>60-61
しかし君が書いたのは結末と核心であってストーリーではない。

62 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/11/24(月) 21:58:47 ID:sHJYBNZR
>>60-61
熱筆感謝する。
しかし君が書いたのは結末と核心であってストーリーではない。

63 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/11/26(水) 09:40:13 ID:7RI9pSn5
これまで出たのだって
結末と核心と解説しか書いてなくて
ストーリーの流れがわかんねーとかいうのあったよ
あれじゃ納得できないよ
もっと面白い話だと思うのにな。
いつか書き直してゲサロの方に投稿してやるぅ〜

64 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/12/26(金) 00:08:18 ID:7kL5yX+v
ほう

65 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/02/23(月) 19:23:08 ID:lXyBjg5a
「夜明け前より瑠璃色な」のエステルルートのストーリーをお願いします!

66 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/03/06(金) 15:38:06 ID:lL4hVu4G
揚げ

67 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/03/06(金) 21:31:44 ID:a1UcZo3P
kanon、Air。絵があまり受け付けなくてやってない

68 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/03/09(月) 18:30:36 ID:68kHoSBR
こんなスレあったのかw
せっかくだから>>65を三行で書くと

エステルは月人で地球人を嫌っていたんだけど達哉に会ってその考えが変わっていく
んで自分も月人と地球人のハーフだと知ってこれまできつく当ってたことを後悔し迷走
最後は達哉と礼拝堂の見学会を成功させて悩みも解消し大団円。モーリッツは実の祖父でしたとさ

69 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/04/06(月) 22:40:10 ID:n3LNELln
メモオフ6

70 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/04/07(火) 04:04:34 ID:ePI4am2S
>>68
全然ちげえw



71 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/04/26(日) 14:14:45 ID:g+wL5kWI
このスレ立ってたんだ

72 :120円の春 \120Stories:2009/04/26(日) 14:55:58 ID:2h7zO1PG BE:939393173-2BP(0)
■120円の冬
主人公の男性は、子供の頃、煌びやかに映るブラウン管の先の大人の姿を、誰だってなれる自分の未来の姿と見ていた。
何だって出来る筈、どこまでも遠くへ行ける筈、そう信じていたかったのに、
それが無理だとわかり始めて、見えない何かに流されそうな気がして……
そして、かつての主人公はなにかに抵抗するように、買えるだけの切符で遠くを目指した。

主人公は、親戚の法事で、せつない過去の思い出が残るあの路線で帰省中だった。
その電車の中で、かつての主人公と同じように、遠くを目指している少女・小雪と出会う。
主人公は放っておけなくて、検札にくる車掌をいっしょに見張って、トイレに隠れてやり過ごす。
かつて主人公が見つかり補導された駅も越え、どこまでも遠くへ行く二人。
終点が近づき、おそらくは最後であろう無人駅で二人は降りる。
そこで主人公は小雪にリコーダーできらきら星を演奏してもらう。そのソプラノは夜空以外にも響いた。
二人は駅の表札に、自分たちの記録を落書きして、今日は帰ることに決める。
見る者も誰もいないだろう無人駅で一人懸命に火を灯している信号機を見て、近眼の小雪は綺麗ですよねと言う。
大人と子供との違いは、知識や経験といったものでなくて、本当は誰もが持っていたけど失ったなにかかもしれない。
やっぱり、ここまで来たから見えるんだよね、と言う無邪気で純心な小雪を見て、主人公は眼鏡を外す。
その目には、ベテルギウスもプロキオンも、シリウスだって敵わないような美しい星が輝いていた。

あれから数ヵ月後、例のホームで待ち合わせをした二人。
小雪は、以前と同じように初乗りの120円の切符で、そこまで来た。
主人公はしょうがねえなと思いながら自分のポケットの中身を見せる。それも120円だった。
二人のタイ記録を、一人で伸ばされても、ということらしい。
名も知らぬ記録を作った駅を後にし、二人は更なる大記録に挑戦する。

73 :120円の春 \120Stories:2009/04/26(日) 14:58:28 ID:2h7zO1PG BE:536796634-2BP(0)
■120円の夏
数え切れない人と、人達の中で……
無数とも思える巡り合わせの中で……
『出会い』と呼ばれるモノがあるなら、
それは特別で必然で神秘的なものかも知れない……

ある夏の暑い日、主人公の少年は、故障した自動販売機を叩いてなんとかしようとする少女・なつみに出会う。
二人が一緒に叩くと、自販機から商品が出て、お金はかえってくる。
これをきっかけにして、もっと色々な自販機で試してみようと二人は一緒に駆け回る。
日が暮れて、二人が帰らなければいけない時間になって、不思議な力は突然効力を発揮しなくなる。
一緒にいる理由が無くなってしまい、二人は引き止めたいと思うが、奥手な二人はうまく言葉に出来ず、別れる。
翌日、二人は夏休みの補習があり、待ち合わせの場所に行っても会えないはずだが、
主人公が補習をさぼって待ち合わせの場所に行くと、そこでなつみと再会する。彼女もさぼっていた。
二人は60億分の1の確率に感謝しつつ、これから楽しくなる期待に胸をふくらませる。

□120円の夏 番外編
二人は恋人になってたが、奥手なので関係はなかなか進展しなかった。
デートできっかけを掴もうとするが、何度も新ぽん日和に邪魔をされる。
二人はなつみの部屋で一緒に勉強して、そこでもいい雰囲気になるが、妹の小雪の邪魔が入る。
再び遊園地でデートする二人。二人を尾行するなつみの姉妹である小雪とカンナねーちゃん。
二人はいい雰囲気になってキスをする。

74 :120円の春 \120Stories:2009/04/26(日) 15:03:15 ID:2h7zO1PG BE:1073592746-2BP(0)
■120円の秋
「人助けが幸運のカギです。長い縁が築かれるでしょう」というテレビの運勢占いから主人公の1日が始まった。
いつも以上に楽しいことに期待を膨らませて、電車で120円の街に出かける主人公。
主人公は街で明らかに手助けを必要としている少女・秋さんの姿を見て、思わず危機を救う。
しかし、秋さんは怒り出す。彼女は占いで明日は10年に1度の幸運のチャンスがくることを知っており、
今日は不幸の日なので、不幸を溜めておけば幸運の揺り返しもすごくなると考え、実践していた。
主人公は、俺ジャッジで秋さんを変な奴認定し、放っておけないとついてまわる。

秋さんが主人公に幸運に何に使うかと訊ねられると、秋さんは考えていなかったので、宝くじと答える。
宝くじで大金が手に入れば、ブティックごと服を買うのも、お城みたいなペンションに旅行するのも可能だと、
他愛のない夢を語る二人だったが、秋さんは幸運がそのまま現金になったとして、それの価値はなんだろうと悩む。
翌日になり、秋さんは主人公から600円借りて、宝くじを買う。
つきあってくれた分け前として、主人公に1枚の宝くじとお釣りの300円を渡す。
1枚のほうが当たりそうだし、それには1億の価値があるから大切にしろと、幸運を主人公にあげてしまう秋さんを見て、
主人公は秋さんを俺ジャッジでとんでもなく変な奴認定し、クレープをおごる。
代金の420円を払うとき、主人公は財布を落としたことに気付き、
手元の300円と、宝くじをクレープ屋のバイトの兄ちゃんに渡す。

文無しの二人は、電車で120円、徒歩で30分以上の距離を、一緒に歩いて帰る。
朝の占いの通りに、長い長い縁が築かれるのだった。
主人公の価値判断基準というか、そんな俺ジャッジの定義が若干変わりつつ、まあ、何とかなるんではないかと思ったり。

75 :120円の春 \120Stories:2009/04/26(日) 15:06:32 ID:2h7zO1PG BE:3220776689-2BP(0)
■120円の春
冬の主人公は、秋の二人にもらった宝くじで2500万円が当たり、これなら働かなくても暮らせるんじゃと、
田舎に家を買い、1日240円の生活費で、夢のネトゲ生活を実現する。
田舎に引っ越した主人公は、そこで一人の少女・中村 葉月と出会う。
彼女が遊び場としていた空き家は主人公が住むようになったので、今度は主人公の家に遊びに行くようになる。
仕事に行かない主人公。本来なら学校に行くであろうに、葉月はさぼって主人公のもとへ遊びにきていた。

葉月は、ぜんそくの転地療法で両親がわざわざ田舎に引っ越してくれたが、
両親は仕事で街から帰ってこないのが普通なので、誰もいない広い家で一人ぼっち。小学校には馴染めなかった。
プールに行きたがってたけど、クラスメイトの姿を見て諦めてしまう葉月に、主人公は子供用プールを買ってやったり、
主人公が雨漏りで風邪をひいた時は、二人は、通せんぼするような水溜りの湖や川も合図してひとまたぎして
葉月の家まで行き、そこで主人公は葉月に看病してもらったりと、
二人はいつも一緒に過ごす。
主人公は葉月のぜんそくを知り、例え何か理由があって学校に行かなくてもよかったとしても、
それでも馴染めないことは、少し違うような気がしてならない主人公だった。
秋の運動会をきっかけに、葉月は少し学校の皆んなと馴染めるようになる。
葉月はちゃんと学校に通うようになって、友達もできて、人間として成長しつつ社会に馴染んでいく。

やがて、葉月の転地療法は終わり、都会に帰れるようになったので、二人は別れることになる。
葉月は街に帰っても遊びに来ていいでしょと主人公に訊ねる(街から田舎へは何時間もかかる)。
主人公は、上手く言葉にできないが、葉月はもうここへは来ちゃいけないと思い、冷たくあたる。
偶然やきっかけが重なってたまたま馴染めなかったが、明るい未来が開けている葉月と違い、
主人公は、望んで閉じた世界に来た馴染めない人間。だから主人公は葉月に来るなと言う。
主人公の言葉に傷ついて、泣きながら帰る葉月。
ゲームの中では、レベル92の無敵の鍛冶屋サクラが、モンスターにタコ殴りにされてたが、ノーダメージだった。
だから自分もノーダメージなんだと思うことにし、葉月に何を伝えたかったのだろうと疑問を浮かべる主人公。

76 :120円の春 \120Stories:2009/04/26(日) 15:09:55 ID:2h7zO1PG BE:2862912588-2BP(0)
主人公は、自分はいつまでも取り残されたままだが、葉月はどんどん変わって成長するだろうから、
そんな葉月と顔を会わせるのがつらいと怯えていたのかもしれないと、思っていた。
葉月は帰る前に主人公のもとへ訪れ、割り箸で作った葉月城を主人公に渡す。
主人公は、うまく気持ちを言葉にできず、不器用ながらも、葉月に「ありがと…ありがとな…」と言う。
葉月はブタの貯金箱を差し出して、遊びに来ることを許してもらえるよう懇願する。
……1日240円ならば可能な筈だった。この閉じられた世界でなら可能な筈だった。
主人公は貯金箱は受け取らず、こんな馴染めない世界にいちゃいけないと言い、葉月に別れを告げる。
葉月と別れた主人公は、その後も変わらないネトゲ生活を続けていたが、これでいいのだろうかと思うようになる。

春休みを利用して田舎を訪れた葉月が目にしたのは、葉月城になった主人公の家だった。
貯金を工事に使いきった主人公は、帰ることを決意した。
クレープ屋のバイトをしてると秋のカップルがやってきたので、葉月城の鍵と住所のメモを渡す。
葉月は友達を連れてクレープ屋に来て、主人公に誕生日祝いのカードを渡す。

偶然やきっかけとか、60億分の1の確率とか、俺ジャッジとか、曖昧で冷静な現実とか、
きっとこの世には目に見えないナニかみたいなものってのがあって、
たとえ馴染めなかったとしても、世界はモノクロにはならないし、
案外なんとかなるんではないかと思ったりする主人公であった。

77 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/04/26(日) 15:14:25 ID:2h7zO1PG
120円の春、以上。
あと、前スレの最後のほうにリトバスとかまとめサイトに収録されてないままの投稿があるようなので、報告しておく。

78 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/05/24(日) 17:52:06 ID:vhCA3Cgb BE:1610388566-2BP(0)
スレ読み返してみたら、初代まとめの人が半年以上更新を放置していて
あまりにもむしゃくしゃしたので、wikiを立ち上げてみた。反省はしてない。
勝手に転載させてもらったが、まずかっただろうか。

ttp://ponkotsu.r.ribbon.to/

79 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/05/27(水) 14:50:15 ID:Ai06ASjY
ローカルルールはよく知らないけどまずかったらその時に対応すればいいんじゃないか?
それにしても過疎だな…

80 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/05/27(水) 15:57:04 ID:dBsM8EYH
文句言われたら対応すればよし 乙



81 :まとめの中の人:2009/05/28(木) 07:23:08 ID:m7Jq1FWR
すまん、忙しいのとあまりの過疎っぷりに更新さぼってた
wikiできたなら今後はそっちでよろしく

82 :ガジェットトライアル:2009/06/06(土) 17:54:36 ID:YznuICKr BE:2012985959-2BP(0)
じゃあ、工画堂のガジェットライアル投下するわ。
リクにあるやつも、無いやつも、みんなでどんどん投下していこうぜ。

■設定
世界大戦の後、列島連合共同体ETUでは次期主力多方面殲滅兵器AEWの開発が行われていた。
その中身は新機軸兵器、加速生体状況コンピュータEシリーズ──人工的に製造された兵器との共生体。

このEシリーズがどんなものかと言うと、等身大のメカ娘の本体に兵器ユニットを接続して拡張できる。
小火器や砲台や車両や艦艇や航空機など、メカ娘それぞれの特性にあった兵器がある。
それらの兵器を運用する中枢であるメカ娘は、耐久性や演算能力などは人間の比ではなく、強力な兵器が使える。
さらに、このメカ娘には、並列増殖システムが備わっている。
すなわち、オリジナルが無事で、原材料さえあれば、戦場で好きなだけ戦力を生み出せるのだ。
(F・ノイマン・マシンやナノテク建築ネタを知ってる人はニヤリとするかも?)

このEシリーズの制式採用にあたって、ソフトウェア部分が異なる二つのEシリーズ、
人間のように自律思考でき感情も豊かな能動性行動型タイプ・ホワイトと、
感情などを廃し命令どおり行動する受動性行動型タイプ・ブラック、
どちらが優れているか、生き残りをかけたトライアルが開始されることとなった。
指揮官ミハラ少佐(声:杉田智和)は個性豊かなホワイトチームを指揮し、
ワカバヤシ少佐ひきいるブラックチームとトライアルで競うことになる。

以後はトライアルのSLGパートと、合間のADVパートが毎話ごとに進んでいく。
SLGパートは大戦略のようなシステムだが、爆撃機無双なので戦術性は低い。

■本編
Eシリーズの拡張ユニットは色々調整中らしく、最初のほうは使えるユニットが少ない。
ところが、タイプ・ブラックのチームだけ先に新ユニットを投入してくる不公平さ。
どうやら、上層部ではタイプ・ホワイトを採用する気はなく、このトライアルも出来レースのような企画らしい。
ところが一癖も二癖もあるホワイトチームとミハラ少佐は、不利な条件でも次々と勝ち星をあげていく。
だがトライアル中に、大陸の高緯度に存在し広大な国土をもつ某国が、ETUに攻めてきたので、
トライアルは一時中断され、ホワイトチームが大陸軍と戦うことになる。

83 :ガジェットトライアル:2009/06/06(土) 17:57:43 ID:YznuICKr BE:805193892-2BP(0)
大陸軍は毒ガス兵器や、天候を操作し冬将軍を到来させる兵器や、巨大戦艦ビッグピロシキなど
様々な兵器を投入するが、所詮は前時代の兵器。ホワイトチームの敵ではなかった。
そんなホワイトチームの前に、大陸軍が投入した大陸製Eシリーズが立ちはだかる。
ホワイトチームは大陸軍を撃破して大陸軍は撤退する。
しかし大陸でもEシリーズが開発されていたことに不安を隠せない一同だった。

大陸軍が撤退したのでトライアルは再開される。
負けがこんでなりふり構わなくなったワカバヤシ少佐は、
テレビ局をトライアルに呼んで、公衆の面前でホワイトの倒すことで、ブラックの株をあげようと必死。
ホワイトチームの戦力と初期配置を圧倒的不利にするチートでトライアルに臨む。
マップ中央の小さな島に閉じ込められた絶望的な状況からの開始というホワイトチームだが、ブラックを撃破する。
ワカバヤシ少佐はプライドがズタズタになり、暗い憎悪を抱く。

ここまで成果を挙げたのだから、制式採用はタイプ・ホワイトで決定だと鼻を高くするホワイトチームだが、
相手がタイプ・シルバーに変更されてトライアルは続行。
タイプ・シルバーは上層部の本命として開発されており、採用も確定していた。
タイプ・シルバーには、今までのトライアルと大陸軍戦のデータがフィードバックされている。
ホワイトチームはこれも撃破する。しかし研究チームは新型のEシリーズも開発中。
タイプ・シルバーでさえETUの目指す最終完成品では無いのだ。

ETU内部の裏切り者の手引きで、監視衛星が沈黙し、大陸軍がタイプ・シルバーの実機と研究データを奪いに攻めてくる
ホワイトチームは応戦するが、裏切り者のワカバヤシ少佐ともどもタイプ・シルバーは大陸軍に奪取される。
並列増殖システムをもったタイプ・シルバーを増殖させる時間を与えてはまずいので、
ミハラ少佐は上の指示を待たず、独断でホワイトチームを大陸軍へ突入させる。
大陸軍の拠点を落とし、ホワイトチームはETUを救うが、大陸軍の指揮官が自爆装置のスイッチを押し、
激しい戦闘で燃料を使い果たしたホワイトチームが逃げる余裕は無く、もはやこれまでか……
と、思いきや、大陸製Eシリーズのユニットに互換性があったので、潜水艦をパクって、
ホワイトチームはETU本土へ向けて帰還するのであった。

84 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/06/13(土) 10:50:37 ID:HalULO3L


85 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/06/14(日) 14:23:53 ID:6guFPinH
Never7 -the end of infinity-
Ever17 -the out of infinity-
Remember11 -the age of infinity-
12RIVEN -the Ψcliminal of integral-
どなたかお願いします

86 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/06/15(月) 22:33:22 ID:LK+GhYM/
>>85
↓こっちにNever7以外はあるぽ

家ゲー教えてもらうスレまとめ
ttp://www8.atwiki.jp/storyteller/

87 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/06/16(火) 06:03:54 ID:WdVdrS8A BE:3220776498-2BP(0)
スマン。ガジェットトライアルうろ覚えで書いたけど、最後のほうが間違ってたので訂正。


ホワイトが大陸軍の拠点を落とすけど、ワカバヤシ少佐が死なばもろともだと、シルバーの並列増殖システムを暴走させる。
ETUの総司令は、ミサイルを撃ち込んでホワイトもろとも一掃することを決定する。
ミハラ少佐は20分あればシルバーのデータを破壊できると言うが、
総司令は、15分あれば空電が回復して、データは他所へ運ばれるだろうから、詰めを誤れないと言う。
そして迫り来るミサイル。燃料切れで逃げる余裕のないホワイトチーム。後の流れは同じ。

88 :あやかしびと:2009/06/24(水) 15:51:20 ID:hwBubdxQ BE:536796443-2BP(0)
逢難ルートは、刀子ルートからの派生。途中まではエロゲのまとめサイトを参照してくれ。
ttp://wiki.livedoor.jp/esosmw658/d/%a4%a2%a4%e4%a4%ab%a4%b7%a4%d3%a4%c8

邪悪な妖怪九尾狐・幻咬の一尾である逢難(ほうなん)に憑かれてしまった、主人公の如月双七。
善良な妖怪たちの御頭である八咫鴉は、部下の狗賓たちに、逢難(に憑依された双七)の抹殺を命じる。
双七の魂を喰らって乗っ取ろうとしている逢難と、双七は、双七の精神世界で邂逅する。
逢難は親切にも、双七の能力を我が物にして命を喰らい尽くすのに、あと数日ということなどを教えてくれる。
目が覚めた双七は、話せば分かるだろうと、狗賓を探して遭遇するが、
彼らを目にした途端、双七の心に破壊衝動と殺意が湧きあがり、欲求のままに狗賓に重傷を負わせてしまう。
幻咬の一尾である逢難には、生まれつき破壊の本能がある。これは能力じゃなく特性なので逢難自身にもどうにもならない。

逢難に憑依された双七も影響があるので、人がいなくて狗賓の目が届かない廃工場に身を隠す双七。
そこで二人は再び精神世界で邂逅する。逢難は妖の姿でなく金髪狐耳の女の子の姿をとっていた。力の消費が少ないらしい。
双七がそれについて疑問を口にすると、残り少ない妖力を消費して妖の姿をとって見栄をはってたり、
双七の記憶を閲覧して予習をしていたことなどを、ベラベラを双七に話してくれる逢難。
あまりに双七がしつこく質問してくるので切れた逢難は双七を追い出す。
精神世界から追い出されて目が覚めてしまった双七は、現実でも逢難の姿(立ち絵)が見えるようになっていた。
今後どうするか考え、とりあえず八咫鴉に頼ろうと思いつく双七だったが、ツンデレ萌えキャラ化した逢難は、
それを決断するなら、双七の能力は得られなくなるが一瞬で命を喰らい尽くすと脅して、双七を止める。
することがないので、双七は数百年間孤独に封印された逢難に同情し、
日常の幸福を知ってもらおうとチーズバーガーを買ってやったりする。
逢難は双七のお人よしさに影響されて、乗っ取った後も人間を愉しみで殺したりする気が無くなったと言う。

89 :あやかしびと:2009/06/24(水) 15:54:48 ID:hwBubdxQ BE:1610389049-2BP(0)
双七は夢の中で、誰かの記憶を見る。彼女は、人を破壊し憎悪を啜る性をもって生まれてきた。
そんな彼女でも、睦まじい男女や穏やかな夫婦などを見ると、なぜか心が騒いだ。
もしかしたらかつての私は、あんなふうに人の輪の中で共存できたのではないかと。
しかし己が人に憧憬を抱いているなんて認められない。叶わぬ願いなら、いっそ己が滅ぼされればいいのに。
それは、本人すら自覚していない、彼女自身の本心だろう。誰かの記憶を垣間見た双七はそう思った。

街中ですずに再会するが、破壊衝動は大切な存在であるすずにまで殺意を抱かせる。
そこへ八咫鴉達が襲撃してくる。八咫鴉の退がれという言葉に従うすず。それを見て見捨てられたと思う双七。
双七は憎悪に流されて鴉達と戦うが、双七を信じる恋人の刀子の言葉で正気に戻り、逃げ去る。

金陵学園の不良達の不意打ちで車に轢かれた双七は気絶する。不良達は双七をリンチするつもりだったが、
双七が傷つけられて怒った逢難が不良達をぼっこにする。逢難は不良を衝動のまま殺そうとするが、
お母さん助けてと情けなく命乞いをする不良を見て憎悪が消失、自分の意思で殺戮衝動を抑えられる。
双七はそんな逢難を見て、逢難はきっと日常で暮らせるようになるだろうと確信し、自分はこのまま消えてもいいやと思う。
逢難は双七に、自分と融合して生きるつもりは無いかと訊ねると、双七は破壊を好む自分にはなりたくないと断る。
双七は、そうすれば隠者のように暮らすしか無いだろうが、逢難の望みが叶えられないと、こんな時でもお人よしだった。
双七は夢で再び少女の記憶を見て、少女が双七を死なせたくないと思っていることを知る。

90 :あやかしびと:2009/06/24(水) 15:56:33 ID:hwBubdxQ BE:939393937-2BP(0)
命が喰われ尽くす前の最後の一日。双七は鴉たちの目を欺き、思い出の残る自宅へ戻っていた。
失ってもう戻ることはできない日常に思いを馳せる双七を見て、逢難は罪悪感を感じる。
双七はバッテリーの切れていた携帯電話を充電し、みんなからのメールを閲覧する。
『大丈夫ですか?』『みんな心配してます、連絡ください』『きっとなんとかなる、だから連絡くれ』
『私たちも全力を尽くすから帰ってきて』『何とかなるって』『すずさんが元気ないです。お願いだから、帰ってきて下さい』

検問を通らず街から出るのに斜め煙突を使おうと相談していると、すずが帰ってきたので、慌てて外に出る。
直接顔を会わすと殺意が抑えられないので、逢難の提案で、二人は窓のカーテン越しに別れの言葉を交わす。
双七はトーニャにすずのことを頼む。
斜め煙突へ行き、残り時間五分の双七の前に刀子が姿を現す。
代々一乃谷が封印してきた逢難を解放することは許されず、双七と敵対する刀子。
双七は最愛の人を前にして、これまでにない殺意が湧き上がってきていた。

ここで分岐。『最後まで己で在り続ける』 『この誘惑に耐えられない』



91 :あやかしびと:2009/06/24(水) 15:58:38 ID:hwBubdxQ BE:1878786667-2BP(0)
『最後まで己で在り続ける』
双七は無防備に刀子へ歩み寄るが、刀子は双七を殺せないのだった。
時間切れ直前に双七は気絶し、精神世界で逢難に何故無防備でいられたか質問を投げかけられる。
それに対し双七は、刀子を信じており、惚れていたからと答える。
逢難がもし自分が刀子だったら、双七は自分に惚れていたかと訊ねる。
双七は逢難が普通の女の子だったとしたら惚れてたかもと答える。その返事に逢難は満足する。
逢難は双七を生かすために、自ら命を絶つ。
逢難は、恋をしてみたかったと、生まれ変わった自分が双七のもとを訪れたら優しくしてやってくれと言い遺して死ぬ。
双七は日常に戻り、刀子とらぶらぶに過ごしながら、ある少女を何年も待ち続けるのだった。

逢難が転生した人間の少女は、ツーリングで人妖都市神沢市を訪れていた。
バイクが壊れて困っていたところを、子愁厳に助けられる。
少女は遠慮していたが、子愁厳は父さまに言われていたからと言う。
もし、金髪のあまり素直じゃなさそうな跳ねっ返り娘が現れたら仲良くしてやりなさい、と。

92 :あやかしびと:2009/06/24(水) 16:01:46 ID:hwBubdxQ BE:2191917577-2BP(0)
『この誘惑に耐えられない』
双七は刀子を傷つけないように倒して、神沢市を出る。
時間切れで刀子の目の前で逢難化すれば、双七の死を目にした刀子が悲しむし、逢難の命も危険だからだ。
逢難は双七と一緒に生きたくて、魂魄の融合を試みる。目覚めると二人ともそれぞれ実体をもっていた。
人間でなくなった二人は、人の中で暮らせないので、自らの糧である悪を喰らいにいく。

神沢市では、双七がいなくなってひきこもるすずを、トーニャが叱咤激励していた。
すずや刀子は、悲しみを乗り越え、それぞれ一歩を歩き出していた。

邪悪な九尾の一尾である中は、悪心を二人に喰われて死ぬ。
屋上で話しをしている二人。中は悪心を溜め込んでいたので後百年は食事が要らない。
百年のんびりするのもいいが、日本にはまだ封じられてる六尾があると言う逢難。
九尾の尾や、九尾本体が復活すれば、たくさんの人が悲しむことになる。
今の自分達には力がある。だから必要なものは決意だけだ。誰かの幸せのために、かいぶつになるという決意が。
一心二体、ふたりでひとつの存在は、悪を喰らい尽くすことを決意する。
破壊衝動のために、人に交わることはできず、これっぽっちも報われなくとも。
──少年が人に絶望するまで。──少女が人に希望を持つまで。二人はどこまでも諦めずに戦い続ける。

93 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/06/27(土) 22:31:02 ID:ghjt06vy


94 :神曲奏界ポリフォニカ 赤:2009/07/16(木) 20:49:23 ID:wJjDE+Pu BE:805193892-2BP(0)
■世界設定
精霊と、精霊を使役する神曲という存在がある。
技術水準は、コンピュータがない以外は現代に近い。

※精霊
意思あるエネルギー体みたいなの。実体化と非物質化状態を使い分けられる。
精霊雷というのを操って攻撃や防御や物質創造などができる。

※神曲
精霊に強い影響を与える演奏。録音はだめで実演じゃないと効果がないらしい。
精霊にとっては麻薬みたいに快楽を受ける。精霊自身がより強い効果を受けようと、その神曲に自分を調律することがある。
そういう時に、楽士から神曲を受けられないと精霊は中毒状態になる。再調律には時間がかかるので間に合わない。

※神曲楽士
精霊に神曲を提供する代わりに、精霊に奉仕させる職業。天才しかなれないので人数は少ない。
専門学校などで国家試験水準の者を輩出しているが、落ちこぼれやモグリ楽士も当然でてくる。
現代の楽士は、単身楽団(ワンマンオーケストラ)を使って神曲を演奏する。基本的にはこれがないと演奏できない。

■プロローグ
トルバス神曲学院に通う主人公・タタラ=フォロンは、神曲で精霊を召喚することができず、進級も危ない状態だった。
ある日、暴走(神曲中毒)する上級精霊に遭遇し、なんとか諌めようと必死で神曲を演奏したところ、精霊は正気に戻る。
精霊の名はコーティカルテ・アパ・ラグランジェス(長いので以下コーティ)。始祖精霊の一柱。
実は十二前の嘆きの異邦人事件の最中にフォロンと中途半端な精霊契約をおこなっていた精霊だった。
以降、フォロンは自分の契約精霊であるコーティと共同生活することになる。進級は精霊契約したことで合格。

※嘆きの異邦人事件
精霊を使った大規模なテロリスト事件。鎮圧されたけど、生き残りは地下に潜った。

95 :神曲奏界ポリフォニカ 赤:2009/07/16(木) 20:51:25 ID:wJjDE+Pu BE:1252524274-2BP(0)
■本編
テロリストが学生の一人を洗脳して、そいつの契約精霊と偽って精霊・バルゲスを学院に潜り込ませて、学院内を調査させる。
バルゲスはフォロンを呼び出して戦う。神曲の支援を受けるバルゲスに対し、フォロンは戦闘用神曲が苦手でコーティおされる。
でもフォロンが一念発起し神曲で支援すると、コーティは始祖精霊の姿を一時的に取り戻し、バルゲスを圧倒する。
バルゲスの契約楽士であるライカは、コーティの正体を見届け一時撤退する。

各地で、奏世楽器と呼ばれる遺物を狙ったテロが発生し、四つのうち三つは強奪される。
トルバス神曲学院にも一つが保管されていて、嘆きの異邦人の生き残りは奏世楽器とコーティを狙って学院を襲撃。
フォロンたちの奮闘むなしく、テロリストは全ての奏世楽器と始祖精霊のコーティを手に入れる。
テロリストの目的は奏世楽器を使って世界を再奏世すること。
再奏世に使う始原神曲をとりだすためにコーティは解体されていく。

フォロン達は、コーティを救出し再奏世を防ぐために敵の本拠地に乗り込む。
コーティを救い出すが、敵の黒幕サンテラ・ボルゾンは、解体はほとんど終わったから始原神曲の残りは推測可能だと、
仲間のテロリストとともに再奏世を始める。ボルゾンの望むままに世界の法則が捻じ曲がり始め、次世界の始原精霊が誕生し始める。
ボルゾンは仲間の楽士たちと精霊はもう用無しですとばかりに、始原精霊に吸収させる。
フォロンはコーティにボルゾンを阻止させようとするが、解体された後遺症があるので、始原精霊に対してパワー不足。
戦闘の様子を見ていた学生達は、フォロン先輩が頑張ってるから応援しようぜと、それぞれ思い思いに演奏する。
みんなの思いが神曲になって、コーティは始原精霊もボルゾンもやっつけました。めでたしめでたし。

96 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/07/19(日) 16:50:59 ID:eEmgSh+J
河愛杏里ttp://iup.2ch-library.com/i/i0001045-1246848540.jpg
早川凛ttp://iup.2ch-library.com/i/i0001046-1246848540.jpg
つぼみttp://iup.2ch-library.com/i/i0001047-1246848540.jpg
藤崎怜里ttp://iup.2ch-library.com/i/i0001048-1246848540.jpg
北原多香子ttp://iup.2ch-library.com/i/i0001049-1246848540.jpg
辻あずきttp://iup.2ch-library.com/i/i0001050-1246848540.jpg
遥めぐみttp://iup.2ch-library.com/i/i0001051-1246848540.jpg
桐島みずほttp://iup.2ch-library.com/i/i0001052-1246848540.jpg

97 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/07/24(金) 07:26:30 ID:F7I8W4i/
「11eyes CrossOver」、お願いします

98 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/08/06(木) 05:44:35 ID:iDf5DnhA
羊の箱舟をお願いします

99 :状況開始っ!:2009/08/19(水) 18:01:14 ID:vq0xXuVj BE:2191917577-2BP(0)
舞台は国防陸軍士官学校予科鎚浦高等部。要は陸上自衛隊の士官候補生の予科練を教育している。
とはいうものの、実際のシナリオじゃ戦争らしい気配は微塵もなく、ごく普通の学園物です。
主人公である岡崎正宗は普通科(歩兵科)の2年次生。
入科から1年が過ぎ、新たな1年が始まるその日に、岡崎は普通科1種2年次の連絡委員に選ばれてしまう。
連絡委員として活動をするなかで、ヒロインとの交流が深まる。

■月山香耶
通称『ちっこい先輩』。機甲科 多脚戦闘車両課程 3年次科生。
成績優秀なエリートで性格は真面目。連絡委員の議長をしている。

険しい山の原生林での30kmの行軍演習が全校生徒参加で行われるのだが、
悪天候で急に進行ルートが変更されたり、前進が不可能なぐらいの豪雨に遭ったので無線機で本部に連絡しようとしたら、
通信科の検査を通った筈の無線機が故障していて通信ができなかったりとトラブルが発生する。
仕方がないので前の中継点まで、岡崎の分隊は引き返す。
ところが豪雨で川の支流が発生し、本流と支流の中洲にとじこまれたかたちとなっていた。
足場の土は急流で削られ、上流からは巨大な岩が流れてきて、絶体絶命かというところで、ちっこい先輩が軍用車両に乗って救助に来る。
本部は演習中止を決定したのだが、岡崎のいる第35分隊にだけ連絡が通じなかった。
しかし故障した無線機は受信機能だけが壊れており、送信機能は生きていたので、SOSも届き、それを頼りに位置を掴んだ。
ちっこい先輩は鮮やかな運転技術で悪路をものともせず帰還する。

帰投後、通信機のことで岡崎は呼び出される。通信機を今確認したところ、機能は正常で問題も異常も見られない。
自然には起こりえないことだが、悪意と高度な技術があれば起こせなくもないということで、
通信機に何らかの細工の痕跡がないか、連絡委員の副議長で情報科の町田という男に、ちっこい先輩は調査を命令する。
そして、岡崎に、通信機のことも、今ここでのやりとりのことも他言無用だと命令する。
ちなみにその町田は、陰険そうな細眼鏡。自分より成績優秀なちっこい先輩に熱をあげてるらしい。
町田からの調査報告は、作為的な形跡は見当たらず、非は使用者にあると断じていた。

100 :状況開始っ!:2009/08/19(水) 18:06:59 ID:vq0xXuVj BE:2415582869-2BP(0)
多脚戦闘車両同士の模擬戦闘が実施されるが、多脚戦車相手の戦闘経験が不足しているちっこい先輩は、
本科の凄腕操縦士の舞草少尉に全く歯が立たず、砲撃を受け戦車を破壊される。
落ち込んでいるちっこい先輩を、岡崎は慰める。
模擬戦闘で大破した一〇式の代わりに、最新型の一五式戦車が配備される。
主制御装置の構築には、情報科の千手院奈津姫にやってもらう。

一五式戦車の配備に不正があるという偽情報を千手院は町田に流し、信じた町田は本科の査察を呼ぶ。
でも査察に来た古鴉将校は裏になにかあることに勘付いて、一五式戦車のことは追求しない。
町田を追求すると、月山香耶が騙され処罰されるのは忍びないと君のためだと言うが、
ちっこい先輩は、お前ごときに助けてもらう気はないと、町田を拒否する。
町田は、ちっこい先輩の言葉にしょんぼりして逃げ去る。
千手院の意図は、町田と古鴉将校の両方を排除することらしい。千手院は町田のとどめをさす。

再び舞草との模擬戦闘が実施される。配備された一五式には結局、制御装置を内蔵できなかったので、
制御装置を外部に置き、通信で制御する。しかし通信制御のため、遮蔽物によるタイムラグなどで戦闘は不利になる。
追い詰められたちっこい先輩は、反応速度を上げるためにセンサーのデータ通信を切るよう頼む。
そして岡崎の音声通信による指示を頼りに戦い、舞草へのリベンジを果たす。

ちっこい先輩は、卒業して軍大学に進学する。予科練からの進学は成績優秀な者だけができる。
岡崎の成績だと、軍大学へあがるには士官学校経由ぐらいしか手はなく、最低でも3年はかかる。
ちっこい先輩は、自分のことを憶えていてほしいと、自分の髪を結わえていたリボンを岡崎に渡す。

岡崎は士官学校を出たが、軍大学へあがるほど成績はよくなく、前線に近い基地に送られる。理由は鎚浦出身者だから。
その基地に新しい機甲部隊が配属されることになる。そしてちっこい先輩に再会し、告白する。



101 :状況開始っ!:2009/08/19(水) 18:20:16 ID:vq0xXuVj BE:2191917577-2BP(0)
■千手院奈津姫
通称『ツンツン』。性格は傍若無人、唯我独尊、あと退役元帥の祖父を持ち権力(軍閥・千手院家)にコネがある。

行軍演習は、ちっこい先輩ルートのように、無線機が故障する。
その後、千手院が町田と密談しているのを見かける。どうやら無線機の工作に二人が関わってるらしい。
文化祭の準備では、千手院一人が所属する電算部が、提出しなければならない書類を提出せず、進展しない。
連絡委員として提出するよう要請すると、岡崎が手伝うなら提出すると条件を出し、
ちっこい先輩は、岡崎ひとりの犠牲でことがすむならと、手伝うよう命令する。ついでに電算部の査察も頼む。
申請書はすぐに出されるが、内容欄には「突発有事における乙種戦闘管制システムの有用性」とだけ書かれていた。
千手院は情報室で一心不乱に端末を操作しており、岡崎にその内容は理解できなかったが、
どうやら陸幕本部に対して接続しており、しかも何らかの警告が次々と出ては、千手院がそれに対処しているようだった。

文化祭当日、電算部の出しものとして千手院は、有事発生のシミュレートを行う、
現場は九州の第4方面師団駐屯地、状況はクーデターだと観衆に説明する。
千手院が作業を開始すると、シミュレートでなく実際に第4方面師団の兵器が、クーデターを始める。
陸幕本部では騒ぎになるが、第4方面師団には通信がつながらず、第4方面師団の管制官はクーデターに気付いてない様子。
周囲の国防空軍基地に打撃を与えた後、観衆の無邪気なリクエストで、国防海軍基地へ部隊を展開する。
乙種戦闘管制システムは18の設置箇所全てが繋がっており、権限の低いシステムが上位に介入するのは通常不可能だが、
千手院は陸幕本部への侵入経路を発見しており、クラックを仕掛けていた。
岡崎が止めるように声をあげると、千手院は興が冷めてシミュレートを終了し、岡崎を投げてどこかへ行く。

ある時、千手院は食堂の当麻のおばちゃんに無理やりプールに連れ出され、プールの中に投げ落とされて溺れる。
岡崎が千手院を助けるが、千手院はぐったりとした様子で、「このことを口外したら殺す」と言うのだった。

102 :状況開始っ!:2009/08/19(水) 18:26:31 ID:vq0xXuVj BE:2012985959-2BP(0)
多脚戦車同士の模擬戦闘で一〇式が大破し、千手院は祖父に頼んで一五式戦車を寄越させる。
教官に言われて、千手院に戦車のことを尋ねると、絶望した人間をそれ以上に絶望させるにはどうするかと意味深につぶやく。
演習で見てアレをいじってみたくなっただけと、とってつけたような理由を述べて、話をこれ以上する気はないと背を向けて去る。
町田は、偽情報に踊らされて本科の古鴉准将を査察に呼ぶが、千手院が一五式に関わっていると知り、謀ったのかと千手院に詰め寄る。
千手院のアンタみたいなウジムシを何故謀る必要があるかという言葉で、キレて襲い掛かるが、町田は千手院に肩を外される。
千手院にとって、町田は月山香耶をはかるための捨て駒だった。

多脚戦車のリベンジマッチで、やはり制御装置の通信タイムラグが問題になり負けそうになるが、
通信を平文に、必ず起こりうる状況で最速の反応をする予測に絞り込むのはどうかと、岡崎は提案する。
香耶に以前の演習の状況を再現するよう、通信で指示し、「必ず起こりうる状況」をつくる。
香耶の戦車は、最速の反応で相手の砲弾を回避し、逆に砲弾を命中させ勝利する。
千手院が古鴉将校を嫌うのは、彼が千手院の叔母(母だったかも)と政略結婚したが、叔母を全く愛さなかったから。
月山香耶は古鴉の娘。だから意識してたようだ。

千手院は成績優秀なので、来年度の連絡会議の議長に決まったので、岡崎に副議長をやれと言う。
「これは命令よ。この千手院奈津姫が、見込んであげたのだから、感謝しなさい」
教官たちは、岡崎なら千手院を抑えられると手綱役にさせる。
その後、予科練を卒業し、士官学校も卒業した岡崎は、配属先で機関長のもとへ案内される。
案内された場所は、見慣れた標準的なつくりの情報管制室。
不吉を感じ取る岡崎の考えを見透かすようにスピーカーから聞き覚えのある声が流れる。
「何をしている。とっとと入りなさい」。覚悟を決めて中へ入ると、そこには千手院が。
「言ったでしょ? この千手院奈津姫が、見込んであげた、ただひとりの男なんだから」

103 :状況開始っ!:2009/08/19(水) 18:32:28 ID:vq0xXuVj BE:670995353-2BP(0)
■長船真織
岡崎の幼馴染。衛生科。男子科生に人気がある。

文化祭の準備では、千手院一人が所属する電算部が、提出しなければならない書類を提出せず、進展しない。
格闘訓練の際、長船が一文字教官に頼みごとをし、千手院と長船で模範戦闘をさせてもらう。
そして戦闘の前に、もし千手院に勝てたら、文化祭の申請書をちゃんと提出するよう賭けをする。
武道の経験がある千手院に投げられまくるが、決死のバックドロップで勝利をもぎとる。
戦闘でボロボロになった長船をお姫様抱っこで救護室に運んだ岡崎は、男子生徒にふるぼっこされてしばらく寝込む。

退院後、二人で文化祭をまわる。しかし火薬研究会の出しものの時限爆弾解体ラリーに本物のC4爆弾が使われてると判明し、
時限爆弾が、岡崎と長船に現在位置である寮の自室で、残り時間僅かの状態で発見される。
岡崎はせめて長船だけでもと、とっさにかばう。が、その時限爆弾は本物じゃなく模造品だった。
連絡を受けた他の生徒も踏み込んでくるが、そこで目にしたのは、長船を押し倒している(ように見える)岡崎だった。
修羅の様相を見せる男子生徒達から二人で逃げ、夜の屋上でいい雰囲気になるが、覗いていた知人が乱入してうやむやに。

二人が恋人だという噂が学校中に広まり、岡崎は周囲からの攻撃に遭う。長船は噂を気にして距離をとる。
一文字教官に誤解を解きたいと相談すると、機会をつくってやると、格闘訓練の模範戦闘で岡崎対長船の試合をさせられる。
そして教官は、試合の勝者には全科生の前で好きなことを宣言できる権利を与えると言う。
それこそ、誤解の弁明でも、永遠の愛の誓いでも、なんでもOK。
長船は飛びつき十字を極め、岡崎の腕を脱臼させ、勝利する。怪我で騒いで宣言は有耶無耶に。
長船は岡崎を自室で看病するが、教官たちがそれを覗く。岡崎は覗きに気付き、教官たちを追う。
教官たちは高機動車で逃走をはかるが、うっかり岡崎を撥ねてしまう。岡崎はそのまま入院生活へ。
夏期休暇の間、看病する長船とふたりきりだったが、進展はなし。

104 :状況開始っ!:2009/08/19(水) 18:39:35 ID:vq0xXuVj BE:894660645-2BP(0)
国際情勢が変わり、敵国が停戦条約の破棄を宣言し駐留部隊を展開。いつ開戦してもおかしくない状況になる。
そんな空気だから、悔いが残らないようにと、校内では告白合戦がはじまる。
長船は唐突に岡崎に好きだと告げ、返事も聞かず去っていく。
それから突然時間が飛び、年が明けて一ヶ月が過ぎる。岡崎は返事を保留していた。
卒業式の準備中に、ちっこい先輩の訓示を受け、岡崎は一歩を踏み込む勇気をもつことにし、
長船に返事をするために仕事を放り出して探しにいく。ちっこい先輩は仕方が無いので自分の卒業式の準備を自分でする。
岡崎は長船に好きだと告白する。一年後、卒業式の日に、渡したいものがあると長船にキスをされ、
戦争が終わったらずっといっしょにいようねと、死亡フラグのような言葉をもらう。

■長曽根鈴莉
通称『機関車トマース』。岡崎の後輩。
岡崎に世話を焼いてもらってるうちに好きになり、鈴莉は告白しなきゃ告白しなきゃと情緒不安定になる。
そして演習中に告白する。無線がつながってるので全校生徒に告白が実況。
しかし鈴莉は爆音などでハイになってたためか、演習が終わると記憶がスポーンと抜けており、
二人の関係は以前と変わらないのだった。そして一年以上後、岡崎は卒業式の日に返事をする。
好きだけど出来の悪い妹みたいだったと。ふられてしまった鈴莉は、次は自分が岡崎先輩のような人になると決意する。
前線で戦う岡崎の部隊に、士官学校でたての新任の少尉が配属される。そして配属されてきた鈴莉と再会する。
鈴莉が、先輩好きですと岡崎に飛びついてベアハッグで締め落としてEnd。

105 :状況開始っ!:2009/08/19(水) 18:46:08 ID:vq0xXuVj BE:1118325555-2BP(0)
■友成楓
PXの販売員で未亡人。双子の娘、由実と由樹の母親。夫は陸軍にいたけどもう死んでる。
岡崎は、双子と遊んだりするうちに、楓と仲良くなる。
文化祭の時限爆弾は、一文字教官の教育を受けた由実が、爆弾解体をやってのける。
楓の実の祖父である法城寺(五大財閥のひとつで海軍のスポンサーをやってる)が、楓を連れ戻しにくるが、
岡崎を楓の現在の想い人ということにして、その場を切り抜ける。
祖父に楓を取り戻すのを諦めさせるために、既成事実を広めてしまおうと、楓と恋人を演じることになる。
楓の亡き旦那は陸軍の整備兵で、一文字教官の元同僚。法城寺は海軍の人間なので、陸の奴など許さんと二人をひきはなしたが、
楓は逃走し、二人で駆け落ち。更に陸軍の千手院家の庇護下で結ばれ、海軍と陸軍は軍部を巻き込んで大騒ぎになった過去がある。
法城寺は実は孫娘が心配で、再び戦争になることを予期していたので、
また軍の人間と結ばれ、そいつが戦地で死に、寡婦になることが許せなかったと岡崎に語る。
しかし、岡崎は、たとえウソから始まっても、これからは本当にしていき、楓を守ってやりたいと決意し、
ずっとそばにいて手を差し伸べていたいという想いを、法城寺に対し語る。
法城寺は、楓はもう法城寺家とは縁のない人間だから、誰がどうしようが勝手だと告げ、決着がつく。
その後、法城寺の予測通り、国際関係の緊張は高まり、敵国は条約の破棄を宣言、いつ開戦してもおかしくなくなる。
岡崎は楓に告白し、二人の気持ちは通じ合う。
五年後、岡崎は教官として鎚浦に勤める。楓とは結婚していて妊娠中。成長した双子姉妹は予科練に通う。二人とも岡崎にぞっこん。

■一文字京
教官。他のヒロインルートに入れなかった時のBAD。この人は攻略キャラじゃありません。
ヒロイン攻略に失敗して落ち込む岡崎を、一文字が慰める。そんだけ。

106 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/08/19(水) 18:51:28 ID:vq0xXuVj
いじょ。次は羊の方舟か、他の工画堂作品を書く予定。

107 :ブルーフロウ:2009/08/21(金) 23:28:09 ID:1JEmUQmQ BE:894660645-2BP(0)
人類が宇宙に進出して幾世紀。地球は様々な植民惑星を支配下に置き、資源などを搾取していた。
これにぶちぎれたいくつかの植民惑星が連合を組み、地球軍に反旗をひるがえし、各地で戦争が起こるようになった。
植民惑星ネクタルは、惑星連合には加盟してないが、その豊かな資源に目をつけた惑星連合は、
ネクタルの支配権を地球軍から奪おうと侵攻を開始し、ネクタルを舞台に地球軍と惑星連合との戦争になる。

■本編
主人公である民間人の少年・ユアンは、ひょんなことから、地球軍の女性だけの広報部隊に所属し、
パワーローダー(人型機動兵器)の操縦者として、ともに惑星連合軍と戦うことになる。

地球軍の秘密研究所に連合軍が侵入したので、ユアンたちの部隊に、証拠の隠滅と、あるものの回収命令が下る。
回収したものは、謎の少女・カナ。しかもこの少女、ローダーでの戦闘技術は1級。
少女の正体に疑問をもったユアンに、オペレーターの白瀬が、少女の正体を教えてくれる。
少女は、遺伝子操作(倫理協定違反)で、精鋭兵の遺伝子をもとに兵器として生み出された強化人間。
白瀬は、参謀本部の人なので、少女を軍部に引き渡すことを要求する。
ユアンは、倫理に反することだとして、少女を軍部に渡すことを拒否する。隊長以下、部隊の皆も同意する。

ネクタルでの対連合軍の作戦も大詰めになり、これが最後の作戦だというところで、ユアンは隊長に話があると呼び出される。
隊長は、カナは強化人間で、自分もまた優秀な兵士の遺伝子をもとに作られた強化人間だと語る。
そして強化人間は、戦うたびに寿命が縮む消耗品なので、隊長は最後の作戦を終えた直後、
ユアンにカナのことを頼むの言い遺す。隊長は自分の分身とも言えるカナには人間らしく生きて欲しかった。

そしてエピローグへ。ネクタルの戦争は地球軍の勝利に終わったが、
ユアンはカナを連れて軍を脱走し、元惑星連合軍の人に世話になってる。
ユアンが所属した部隊は解散し、皆は新たな広報部隊に所属し、それぞれ活躍している。
後日談で、白瀬が裏で手を回してユアン達が抹殺されないようにとりはかったことが分かる。

108 :ブルーフロウ:2009/08/21(金) 23:31:12 ID:1JEmUQmQ BE:3220776689-2BP(0)
■Extra(ファンディスク) 本編の補完
広報部隊の最後の作戦の時、連合軍の兵士ジェリドは、お前達に司令塔を占拠されるわけにいかんと火災を起こし、
炎の中で最期を迎えようとしていたが、工兵型ローダーに乗った隊長がジェリドのローダーを修理して、
ローダーが動くようになったジェリドに、ユアンとカナを地球軍から助けるよう頼み、気絶する。
シェルターに避難したジェリドは、隊長クロウディアに応急処置と凍結処理を施す。
連合軍のバルバトス派は、ネクタルを地球軍に渡さないために、細菌兵器(NBC兵器は禁止されてます)を設置する。
ジェリドはそれを探し出し解除して、地球軍の勢力から脱出する。

ユアンとカナとジェリドは、ネクタル人の村に居候していた。
敵に襲われるが、通信で地球軍に救助を要請し、駆けつけてきた広報部隊に助けられ敵を撃退する。
撤退した敵の生き残りは、通信のログから情報を与えないために、使っていた通信施設を狙撃で破壊しようとする。
通信施設にはエネルギーが蓄えられていて熱量で誘爆すれば、近くの湖が氾濫し村もただでは済まない。
ユアンは、皆の避難を友人に任せ、湖を守るため通信施設に急行する。
しかし敵がレーザーを発射し間に合わないかと思いきや、突如ローダーが出現しレーザーをシールドの様なもので防ぐ。
その青いローダーはユアン機の目の前で、幻のようにかき消える。
ネクタルの住民は、誰かに頼るのではなく自分で戦う意志を抱くようになっていた。
ユアンたちは、ここではやり残したことはないと、ローダーも持たずに村を出る。
その後彼らがどうなったかは語られないが、みんな幸せになったらしい。

広報部隊の隊員・レイチェルは、入隊したばかりのときの記憶に思いを馳せていた。
ジェリドがゲリラとして地球軍の基地を制圧。広報部隊が基地をとりかえし、ジェリドを撃退する。
これがきっかけでジェリドはクロウディア隊に執着を持つようになり、結果ユアンに出会うことになる。

109 :ブルーブラスター:2009/08/26(水) 17:59:47 ID:cybSrdTt BE:1073592746-2BP(0)
ブルーフロウの続編。世界観は同じなので省略。作中の時間軸は前作の数年後。

主人公の少年・ミチルは、上層部のミスで女性だけの広報部隊に配属されることになる。
ミチルは新型機の予備パイロットの予定だったが、敵の襲撃で本来の操縦士フランが戦死し、
ミチルしか新型機・ブルーブラスターの操縦をできる人がいないので、女装して広報部隊で活動することになる。
軍では以前、男女関係の醜聞をすっぱぬかれてイメージダウンしたことから、
広報部隊では、末端の整備兵までを含めて完全男子禁制。だから表向きは男であることを隠す必要がある。

女装したまま様々な任務をこなしていくが、
フランを殺した敵ローダーの襲撃で、隊員アッシュレイが重傷を負い、
応急処置に止血帯代わりに衣服を使い、隊のみんなに男だということがばれてしまう。

しばらくして、ミチルの様子がおかしくなる。意識が混濁して気絶したり、幻覚を見るようになる。
惑星連合軍側の強化人間との戦いで、ミチルは覚醒し、自分も強化人間だったことを思い出す。
連合軍バルバトス派はマイクロブラックホールを使っての惑星攻撃用兵器を準備してると分かり、
広報部隊に、その宙域へリープするゲートの探索任務が下される。

しかし、途中で副長エルザが裏切り、ミチルを連れて強化人間の戦艦に逃亡する。
エルザは、強化人間ミチルの本当の指揮官。本当の役目を果たしてもらうと言われてミチルはホイホイついていく。
エルザは連合側の人間で、直属の上司は穏健派のブレッド=ツァーリ元帥。
地球軍がマイクロブラックホール兵器を確保すれば、連合側に未来は無いという結果は目に見えている。
だからエルザはそれを妨害するために、広報部隊に潜入してバルバトス派との戦いに利用したりしていた。
ミチルの配属ミスや強化人間フランの配属は人事部に内通者がいたから。
フランは実は戦死してはおらず、友軍のもとで治療していた。
ミチルには、MBH兵器が開発されているレウケー星系へのリープゲート『アルクトゥス』の封印を解除するための
遺伝子要因が組み込まれている。男性なのは、その遺伝子要因にY染色体由来の因子がキーになっているから。
ゲートの封印をといたエルザたちのもとに、広報部隊が追いつく。
ここで、広報部隊に戻るか、エルザと共に行くか、分岐が出る。

110 :ブルーブラスター:2009/08/26(水) 18:04:02 ID:cybSrdTt BE:536796443-2BP(0)
・広報部隊に戻る
エルザたちをやっつけて、バルバトス派もやっつけて、MBH兵器が地球に使われるのを阻止する。

・エルザと共に行く
エルザとともに広報部隊もバルバトス派もやっつけてMBH兵器を手に入れる。
その後ニュースで惑星連合が軍事圧力を背景に地球に連合領宙域の不可侵を要請し、地球は受諾する方針と流れる。
民衆はほかにも地球へ様々な要望とデモで訴え、地球が受け入れなければ暴動に発展するだろうと言われる。

・マキルート
前作ブルーフロウのクロウディア隊の隊員マキ中心のルート。
おおまかな流れは同じだが、色々な事実が判明する。
穏健派のブレッド元帥はバルバトス派の襲撃で2年程前から行方不明なのだが、
そのときのバルバトス派に、地球軍の好戦派は戦力を与え、ブレッド拘束を確実なものとさせた。
今の開戦すれすれの状況は、地球軍の好戦派がたきつけた結果。そのため治安は悪化しテロが多発するようになった。
マキは、地球のためだけでなく、惑星連合のためでもなく、全人類の平和のために戦うという夢を抱いていたが、
地球軍の思い通りに動かされていた過去や事実から、自分の戦う理由について悩む。

ゲートの封印をといた後の選択肢に、みんなと一緒に新たな道を切り拓くというのが出る。
ミチルは、個人の力で変えられないなら、お互い立場の違う人間が協力すればいいと、マキとエリザ双方を説得する。
マキはミチルの言葉で覚悟を決め、協力するようエリザを説得する。
仮に連合穏健派がMBH兵器を確保し、武力を背景に地球圏に要求を呑ませたとしても、
地球軍はいずれMBH兵器を無力化なり制圧なりの策を実施してくるのは間違いなく、
MBH兵器を使えば、それは地球圏残党との徹底抗戦の開始を意味するから穏健派は本当には使うことはできないが、
それでも連合の内側には、MBH兵器を使おうとする過激派が蠢き続け、その抑止にも注力しなければならない。
だから連合穏健派がMBH兵器を確保するのは、軋轢を大きくし破滅の未来が待ってるだけと、マキはエリザに説く。
それに対しエリザは、だったら貴方はどうしろというのと問いかける。



111 :ブルーブラスター:2009/08/26(水) 18:07:29 ID:cybSrdTt BE:536796634-2BP(0)
もちろん地球軍がMBH兵器を確保しても連合に未来は無いが、だからこそ私たちだけでもだめ、連合穏健派だけでもだめ、
あたしたちと、あなたたちで止める。その既成事実を元に地球軍と交渉を試みるのよとマキは語る。
地球軍はMBH兵器建造のことを糾弾し連合の勢力減退を図ってくるだろうが、
ブレッド拘束事件への関与で、今の開戦すれすれの状況を作り上げた事実があれば地球軍を牽制できるかもしれない。
広報部隊の隊員たちはマキに協力するとそれぞれの決意を語る。それを聞きエリザも手を組むことを決意する。

結論が出たところで、オペレータのイリスが、情報部が送り込んだマキのお目付け役としての正体をあらわし、
間もなく私の情報をもとに地球軍の増援部隊がなだれ込む、
最後に笑うのは地球軍、地球軍の正義と力を覆すことなどできやしないのだと、のたまう。
悪いことは言わないから、これ以上、無駄なあがきを続けるのはやめろと、有難い忠告をしてくれるが、
あたしたちはあたしたちが正しいと思う道を進むと、きっぱり否定される。

みんなでバルバトスをやっつけ、MBH兵器で地球を攻撃されるのを止める。
イリスは特務条項により、エリザ及び強化人間の身柄を要求するが、
テルル提督(白瀬)は、イリスの上司である情報部局長をはじめ軍上層部数名が、
連合過激派への兵器供与ならびに機密情報漏洩の容疑で逮捕され、イリスの任務の効力も失効したと告げる。
ブレッド提督は、レイチェル=ジェラスらの調査により、地球軍の別働隊により救出された。

そして月日がたち、新生平和維持軍が設立された。これまでのように地球軍が大半ではなく、
地球軍と連合軍から対等に人員が出され、全人類の平和のために活動するようになった。
その基幹部隊の隊長にはマキが選ばれ、副隊長はエリザ。元190広報部隊の隊員も所属している。

112 :ブルーブラスター:2009/08/26(水) 18:11:06 ID:cybSrdTt BE:447330825-2BP(0)
・Extra クロウディア奪還作戦
バルバトス動乱から1年後、連合過激派の残党は、強化人間研究所の
コールドカプセルに保管されていたクロウディアと、主任研究員のベーム博士を盗み出していた。
過激派残党は、それらから独自に強化人間を完成させ、惑星ディスコルディアで平和維持軍査察団に奇襲攻撃をしかける。
190広報部隊に、過激派残党の制圧任務がくだされる。
広報部隊の強化人間3人は、3人ともよくない状態だが、最も早く生まれたパトリシアが危篤になり作戦から外れる。
過激派残党を制圧し、クロウディアもベーム博士も奪還する。
強化人間の延命技術も光明がさす。それは強化人間としての能力を諦め、
ただの人間レベルの生体活動に抑制すれば延命できる。
しかしまだ理論の段階であり、実現までは後数年はかかる。
このままでは、ミチルたちはそれまでもたないから、隊長を蘇生しミチルたちの延命をはかるには1つしか方法はない。
ミチルたちはカプセルでしばらくの眠りにつく。
数年後、ミチルが目を覚ますと病室でみんなに迎えられていた。クロウディアも蘇生されていた。

113 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/08/28(金) 02:58:39 ID:DYT5Xkpn

なかなか

114 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:27:56 ID:cTdSFPcg BE:939393173-2BP(0)
■プロローグ
物語開始時から、3週間前、合衆国の衛星が地球に飛来する隕石を察知した。
隕石の直径は地球の100分の1。世界にあるどんな兵器でも隕石を完全に消滅させることはできず、
破壊したとしても、その破片のたったひとつで地球は壊滅的な被害を受ける。
しかし、たったひとつだけ世界を救う方法がある。

世界設定として、時は2100年から数年後、世界には突如として異能者が出現しはじめ、
急増する異能者の存在を隠しきれなくなった各国の政府は、異能者の存在を公式に認め、
数が多い子供の異能者は親元の管理に委ね、成人の場合は国に奉仕すれば異例の待遇が与えられる。
それを受け入れない場合は、日常生活レベルの著しい制限を余儀なくされるという噂もあるが定かでない。
異能者の能力は多伎に渡るが、中でも、レス、アンチなどの名で知られる系統の能力は、
なにかを消す、壊すといった能力はもとより、二次的に例外なく付随する能力が特徴的だった。
それは、受けた力を、同じだけの力で跳ね返すという能力。
殴られれば、その力は相手へそのまま跳ね返り、異能者自身はその力を受けることはない。

科学者のジーンは、レスやアンチと名のつく異能者を集めてシャトルに乗せ、隕石を打ち出すことがその方法だと語る。
ジーンは、読心能力を持つピーター=フランクリンに、アンチ異能者を集めるよう任務を言い渡す。
そして異能者のリストをピーターに渡し、方法や順番は任せるが2週間以内にできるだけ集めてと言う。
ただし、計画についての情報を出すのは許可できない、報奨金は常識の範囲で好きに提示してよいらしい。
ピーターはそれを聞き、彼らは金をもらっても使うことはできないだろうに、
命に値段をつけることは、たとえ神にすらできないだろうと思うのだった。

115 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:30:32 ID:cTdSFPcg BE:178932522-2BP(0)
研究所の廊下で、ひとりの異能者の少女とすれ違う。人の心が見え過ぎるピーターだが、
先ほどの少女に、彼は何も見れなかった。空白な映像、そんな心とも言えない心が、彼の見たものだった。
ピーターがジーンに、心がないのかと尋ねると、
「正解。あの子には、心なんてない。生まれたばかりだから。そういう教育もしてないしね」という答えがかえってくる。
クローンかと尋ねると、無から生み出した生物をそう呼んでも良いのならと、ジーンは返す。
あの子の名前はサイファ。無という意味の名前。
必要なアンチ異能者の生贄は、あの子を含めて最低2人。それは理論値の最低限であり、多ければ多いほど成功確率は増す。
ピーターは最後に、ジーンにも聞こえないように口を開かず囁く。
「……全部で、何人殺すんだ?」 誰が、とは言わなかった。

ピーターは、まず極東の島国の異能者のもとへ向かう。
1人目は、アキラ=ツキカワ。15歳の少年。
アキラの能力は、記憶をなくさせること。能力に目覚めたきっかけは彼自身も覚えていない。
一般に異能の目覚めるきっかけは、本人が強く何かを願うこと。そして未だ解明されてない第2の資質を兼ね備えてた時、
異能に目覚め、能力が発動すると言われている。
忘れたいと願うような出来事に遭遇したアキラが、そうさせる何かを憶えてない。
ピーターは、それが幸せなことがアキラにも分からないだろうと、そう思うのだった。
何も話すことができないが、2週間以内に合衆国のある場所に来て欲しい、
もし断ったら、どうもならないが、私が少し困ったことになるというピーターの頼みを聞いたアキラは、
行くと返事をする。ピーターが何故と問うと、おっさんが困るんだろ? という答えが返ってくる。
仕事は完全に上手くいき、車の中で憮然としているピーターのもとへ、車内電話が掛かってくる。
相手はジーン。彼女に連絡したのは運転手ら補佐官で、彼らが任務を監視していたことをピーターは悟る。
労いの言葉をかけてくるジーンに、毎回こんな電話をしてくるのは遠慮願いたいとピーターは言う。

116 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:33:21 ID:cTdSFPcg BE:939393173-2BP(0)
2人目は、アロイスという13歳の少年。彼は耳が聞こえないので、アイ=マツオカという盲目の少女が手話で通訳する。
事情は何も話せないというピーターに、アイはアロイスが心配で、冷酷に対応し、頼みを断る。
聡明なアイは、ピーターが異能者を連れて行くのに乗り気でないことに気付く。
ピーターのこの結果に満足し、義理で他の異能者に会うだけ会って、全て失敗だったと合衆国に報告しようと
晴れやかな決意を胸に、2人に別れを告げ、アキラに真実を伝えに行こうとの思いを抱き、
失礼しようとしたところ、アロイスがピーターに、その必要はありませんよと突然話し始める。
彼は耳は聞こえないが読唇術の訓練をしていた。そしてもう少しだけ話をしようとピーターをひきとめる。
アロイスは、説得の事情の背景が大きいこと、ここで断ってもピーターの後任者が現れるだろうこと、
後任者は強引な手段をとる可能性があり、アロイスたちが危険に晒されるかもしれないことを、ピーターの気遣いから察する。
アンチ異能者は、どんな攻撃も跳ね返すので誰も強引な手段はとれないが、アイが彼にとっての枷だった。
アロイスの、この話を断ったとして、僕たちはいつまでもここで幸せに暮らせるかという問いに、
ピーターは、そう信じていると答えるが、その質問の正確な意図を理解しているピーターは心から肯定することができなかった。
アイは即座に手話で『彼は、嘘をついている』とアロイスに伝える。
ピーターは彼女の能力が真実と嘘を見分けることか、それを含む能力であると確信する。
アロイスは、ピーターの申し出を受ける。アイの爪が彼の肩にくいこむが、しかしアロイスは表情を変えず微笑んだままだった。

117 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:37:12 ID:cTdSFPcg BE:2012985959-2BP(0)
ピーターは研究所に呼び戻される。案内の施設職員との雑談で、プロジェクトがノアと呼ばれていることを知る。
彼は皮肉な名前をつけるものだと思った。ノアと動物たちが舟に乗ったのは生き延びるためだ。
神の警告を受け、その恩恵を受けられたのは、方舟に乗ることを許された人間と動物たちだけだ。
しかし、彼らが方舟と名付けたシャトルに乗ったものは、決して生きては戻らないだろう。
神の怒りをその身に受けにいくのだ。地上に残った堕落した人間を救うために。
ジーンのもとへ行くと、そこにはサイファもいた。
ピーターは少しだけサイファと話がしたいと、いくつか質問する。
君は、死ぬために生まれたのか? という質問に、サイファは頷いたり、表情を変えたりしなかったが、
それでもピーターには、サイファがその質問に対して肯定するのが見えた。
ジーンは、私たち人類を守るために彼女はシャトルに乗ると言うが、ピーターは違うとそう否定したかった。

ピーターはジーンに拳銃を突きつけ、出て行かせてもらおうと言うが、
ジーンは一瞬の隙をついて拳銃を抜き、お互い拳銃を向け合う。ジーンは、あなたには撃てない、
あなたが最初の殉教者になるわねと呟く。ピーターはその言葉に自分の未来を見る。そして部屋に銃声が響く。

118 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:41:01 ID:cTdSFPcg BE:670995353-2BP(0)
■1.Project Noah
ジーンは会議室に異能者たちを集めていた。そしてアキラ、アロイス、アイ、ウォルシュという異能者達に、
約5週間ほど前、飛来する隕石を合衆国の衛星が察知した、
地球が助かる唯一の方法はあなた達をシャトル乗せ、隕石に打ち出すことだと、さらりと言ってのける。
合衆国にもいた何人かのアンチ異能者は、事前に情報をリークした者がいたため、全て逃亡した。
そいつの名はアロイス=トイフェル。アロイスは事前に何も知らされていなかったから情報は流してないと反論するが、
ジーンは、アロイスが知人と電話で話した内容、それ自体が問題だったと述べる。
その友人は、アロイスと同じ種類の異能者で、合衆国の要職につく人物であり、ピーターの友人でもあった。
とにかく、ここにいる3人と、サイファの、合わせた4人が全てだと、ジーンは言う。
ウォルシュは殺されてたまるかと、降りようとするが、ジーンは無理だと無慈悲な言葉を投げかける。
地下施設のこの区画と他の区画を隔てるシャッターは、アロイスが部屋に入ってすぐに閉じられていた。
ジーンは、3つほど良いニュースがあると続ける。
1つ目は、4人の内、2人がシャトルに乗れば構わないこと。
2つ目は、その内の1人は、サイファが乗ることが決定していること。
3つ目は、残り1つの枠に誰が選ばれても、報奨金は全員に支払われること。
成功率は、シミュレーションでの結果では、2人でほぼ9割、4人でほぼ10割といったところ。
サイファだけだと5割を切ることになり、とても世界の命運を賭けたくなるような確率とは言えないわねと結ぶ。
ウォルシュのどうやってその1人を決めるのかという質問に、
ジーンは、それも全てあなた達3人が決める。全員が納得する方法で、と答える。
期間は今日を含めて6日間。7日目の朝に決められた人物がシャトルに乗り、打ち出されることになる。
誰もが納得しなかったら、5割の確率で人類が滅ぶ、ただそれだけだと、ジーンは話しを済ます。

119 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:45:23 ID:cTdSFPcg BE:1252524274-2BP(0)
そしてジーンはサイファを4人に紹介する。
その後メイド達を呼び、あなた達は彼女達をどのように扱っても構わないと告げる。
ウォルシュはアピールする娼婦たちには目もくれず、ひときわ若く幼さの残る少女を選ぶ。
アキラは、サイファじゃ駄目か? と言い始め、変わった趣味ねとのジーンの感想に、
そういうわけじゃなく、身の回りの世話を逆に俺がやってもいい、
こいつたぶん心がないわけじゃない、ただ記憶がないんだろ? なら最後の1週間くらい、
良い思い出でも作ってやりたいて思ったからと言う。
ジーンはしばらく訝しげにアキラを見つめていたが、アキラが本気だと分かると諦めたように認める。

そして人がいなくなり、会議室で1人タバコを吸っていたジーンのもとへ、アイが話をしに来る。
アイは、今日の話はほとんどが本当だったが、たったひとつだけ嘘がありましたねと、
「約5週間ほど前、地球に向かって飛来する隕石を、我が合衆国の誇る、優秀な衛星が察知した」という言葉を、
ジーンを真似るように呟くと、ジーンは悪びれた様子も無く認める。
ジーンが言うには、遺伝子と異能の関係を研究している自分が、このプロジェクトに抜擢されたのが、今から5週間前。
宇宙工学の偉い学者だかが、さっきの台詞を言ったのよと侮蔑を込めて呟く。「今から1週間ほど前、地球に向かって──」。
確かに私は素人だけど、衝突2ヶ月前にならないと分からない隕石が近づいてる状況なんて、考えられない。
我が合衆国の誇る、優秀な衛星が、そこまで接近するまで全く発見できなかったと本気で思う?
実際の所は、数年前にはその存在は確認されていて、様々なプロジェクトが打ち立てられた、
居住可能な惑星の探索、そしてテラフォーミング計画。地下に穴倉を掘って、選ばれた人間だけが生き残るという計画。
それらのプロジェクトのどれもが途中で不可能だと分かり、破棄され、
そんな中で急遽立ち上がったのが、このプロジェクトだと言う。

120 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:49:04 ID:cTdSFPcg BE:1789320285-2BP(0)
■2.The only hervest
2日目は、冷静に話を進めようとするアロイスと感情的に否定するウォルシュとの、皮肉と罵りの応酬ばかりで、
実りのある結果はでない。アキラは二人を傍観してただけ。
夜が訪れ、自室に戻ったアキラは、残る5日間サイファとどのように過ごすか考えていた。
サイファに自我を芽生えさせ、言葉を理解させるようにすれば、彼女も話し合いに参加できるかもしれない。
もしサイファがシャトルに乗ることを拒めば、あるいは。それは、自分の死ぬ確率を増やすことと同意義であり、
たった1週間で自我なんて芽生えないかもしれない、馬鹿な考えかもしれない。
それならば、幸せだと思える時間を作ってあげるという考えも捨てきれなかった。では自分はどうするべきか?
アキラはそんなことを考えながら眠りについた。

■3.Marvelous Treat
アイはあてがわれた二人の部屋でアロイスに、ジーンのプロジェクトの話は真実であること、
能力の一端である、真実と嘘を見分けられることを知られたことを告げる。
そしてアイの異能で部屋に盗聴器やカメラなどの機械が仕掛けられてないことを確かめる。
その後、施設職員がアロイスに頼まれたパソコンを届けにきた。無線でネットには繋がっている。
ただし、受信はできるけど送信は制限されていて、カードの入力や認証なども無理。
二人は、特別なサインを決めて秘密の意思疎通をはかる。アロイスは常人には聞こえない声でアイにささやき、
アイはアロイスに触れた手で、イエスとノー、それぞれのサインで伝えるというものだ。
自室でアイは、アロイスに、あなたがシャトルに乗るなら私も乗る、
死ぬべき人間がいるとしたらアキラとウォルシュの二人、あなたは生きるべきだと、胸の内を明かす。



121 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:53:09 ID:cTdSFPcg BE:1610388094-2BP(0)
■4.How much is the price of your life
ウォルシュは自室で、メイドの少女・リ=ジーメイと話をする。呼びにくいという理由でシャオリーと呼ぶ。
早速お楽しみしようとシャオリーを押し倒すが、商売女のように冷静だったので、
ウォルシュは、泣き叫ぶ面と憎悪の視線をこそ求めていたので、萎えてことをやめる。
しかし、シャオリーが何故このような仕事をするかについて答えないのを見て、
そいつを暴けばこいつは憎悪を抱くだろうと、もうそんな質問はしないと約束するよと言って部屋におく。
他人の前では取り繕っても、二人きりのときは本心を語れとウォルシュは命令し、
素直に棘のある言葉を吐くようになったシャオリーと皮肉の応酬をして、その日は終わる。

次の日、会議でシャオリーが勝手に発言したことをウォルシュは詰め寄る。
そして追求の結果、シャオリーはウォルシュの世話をするだけで借金の半分、
ウォルシュにシャトルに乗ることを決断させられれば、もう半分、合計2億ドルが支払われる契約だったと分かる。
そしてシャオリーが『不慮の事故』で死んでしまったとしても、報酬は全額支払われることも。

■5.Sprout of tearsife
会議で以前の繰り返しは御免と、自分のことをどこまで話すか自由だが、異能だけはお互い公開することになる。
アキラの異能は記憶を消すこと。消せる記憶は自分が知っている内容。単語や事柄、話で聞いたことなど。
彼の覚えている最も古い記憶は『家族に関する記憶を消したい』と願ったこと。
それ以来、彼は何かから逃げるように記憶を消し、記憶を消した記憶だけが残った。
また、自分が過去を知り、その記憶を消したという記憶が3回分残っていた。
ウォルシュの能力は、感情を消すこと。アイに暴力を振るい、アロイスの憎悪を消して実践してみせる。
アロイスの能力は光を消すこと。能力発現のきっかけはアイのため。
闇に乗じて万年筆でウォルシュを刺そうとするが、反射能力が発動して失敗する。
会議の後、アキラは自室でサイファの持つうさぎのぬいぐるみを触ってしまい、
そのことでサイファが感情を見せたので驚く。ついぬいぐるみを引っ張ると、耳がちぎれてサイファは泣き喚く。
アキラはアロイス達に裁縫を頼んで直してもらう。

122 :羊の方舟:2009/09/08(火) 20:57:14 ID:cTdSFPcg BE:670995353-2BP(0)
■6.Why are they angryand weep
『サイファは何故泣いていたんだろう』それがアキラの頼みを受けた後の、アロイスとアイの疑問だった。
生まれた間もないクローンが感情を持つなんて有り得るのか? そんなことを考えるのは生命への冒涜か?
サイファがもし感情を持っていて、シャトルに乗ることを拒否したら……
アロイスはそんな疑問を口にしようとするが、アイはやめてと言葉を遮る。
彼女は優しい。センス系の異能者はみな優しすぎる。アロイスはアイの様子を見てそう思うのだった。

■7.I'll kill you
ウォルシュは会議後、ジーンと二人で話しをする。内容はレス系能力者を殺す方法について。
ジーンは弁をふるう。異能の発動条件のひとつは能力者が認識すること。
たとえば、アキラが記憶を消すときは、言葉でも頭の中で意識するのでも、これについての記憶を消す、と認識する。
自分の知らない事柄や食べ物は思い浮かばないのでアキラは消せないというが、
食べ物について、あるいは人生など、その事柄に関わる全記憶を消す、と認識すると、知らないことでも消せる。
アロイスの場合でも、区切られた空間の光を消す認識なので、ドアの隙間や窓が開いていても、本人の認識次第。
そして、レス系能力者のもう一つについてもそれは同じ。つまり危険と認識できないと無力。
ジーンは突然話を切り替え、ウォルシュを誘惑する。そしてキスすると、これであなたは死ぬと囁く。
口紅には遅効性の毒が塗られていて、解毒剤が無いと死に至ると言う。
そしてウォルシュが明日からきちんと話し合いに参加するよう、ジーンは錠剤と引き換えに取引をする。

123 :羊の方舟:2009/09/08(火) 21:00:11 ID:cTdSFPcg BE:1431456948-2BP(0)
■8.A lot of seeds
アキラは朝、珍しくジーンからの電話を受ける。内容はサイファを実験のために1日借りたいというものだった。
施設職員がサイファを連れて行く。その後アキラ達は会議でジーンから能力についての説明を受ける。
昨日話したように異能は認識に左右されるが、隕石が能力のテリトリーに入るころには、
グランドキャニオンの4分の1の塊が目の前に広がる。それを物体として認識してもらわなくてはならないと。
アロイスは宇宙服の酸素が24時間はもつことを聞くと、シャトルをもうひとつ用意して、
隕石のベクトルを変えた後、そのシャトルで回収してもらえないかとジーンに尋ねるが、
隕石には重力があり、あなたたちは秒速5kmで地球から遠ざかることになるという答えが返る。
会議でアロイスはゲームで死ぬものを決めることを提案する。
ひとりずつ制限時間内に、誰が生きるべきか死ぬべきか、その理由をひとつずつ挙げていく。
制限時間内に答えられなかった者がシャトルに乗る。
理由は残りの2人が承認すればどんな些細なものでもいい。認められなければ制限時間をリセットしてやりなおす。
質問は自由にでき、その間は制限時間は止まる。
期日までに決まらなければ、3人とも乗るか、3人とも乗らないか、誰かが自主的に乗るに任せるかといったところ。
施設職員のエドワード=クラークに時間管理と記録を任せてゲームがはじまる。

会議後、アキラはサイファに会いたいとエドワードを呼ぶが、彼は頑なに何も教えられないと拒む。
アキラは、エドワードのアキラに関する視覚の記憶をリアルタイムで消すことで、彼を尾行しサイファのもとへ行く。
そこでアキラはサイファそっくりの少女・イスナーンを見る。彼女はアンチ系能力者ではない。
実験の成果とやらが何人いるかアキラはジーンに問うが、それを聞いたところでどうするつもり、
サイファのようにすべてを救うつもりか、だいいちサイファを救っているといえるのかと酷薄に言う。

124 :羊の方舟:2009/09/08(火) 21:03:32 ID:cTdSFPcg BE:1118325555-2BP(0)
■9.Look at my eyes
アイの様子がおかしくなる。アロイスは彼女のことをマイだとか母さんなどと呼称する。

■10.Because I love you
ウォルシュは医者を呼んで乱暴して壊れてしまったシャオリーをみさせる。シャオリーは正常に戻る。
シャオリーはウォルシュの過去を知ったようで、潤んだ瞳で、あなたはかわいそうな人、哀れな人、と語りかける。
ウォルスは怒って銃を突きつけ、殺すぞと脅すが、シャオリーは言う。
「無理です。だって、その銃には……弾が入っていないんですから。あなたのお父様が残した、最後の1発は……」
「あなたが自分に使うべきだと思っていたその1発は、ウォルシュ、あなたが使ってしまった」
過去の記憶を思い出して取り乱すウォルシュを、シャオリーは優しく抱きしめる。
「ウォルシュ、私があなたを、殺してあげます」 「だから」 「だから、私を愛してください」
なぜ、とウォルシュが問う。「あなたは、シャトルに乗るからです」
……ああ、そうか。死は、すぐそこにあった。手を伸ばせば、届きそうなほどに。
彼が殺した女によく似た少女の胸の中で、彼はそう思うのだった。

125 :羊の方舟:2009/09/08(火) 21:08:00 ID:cTdSFPcg BE:1878786667-2BP(0)
■Epilogue
【Do not foget until dying】
アキラは実験室で見たこと、そしてサイファとの記憶を、消さないことを決意して実験室を後にする。
次の日の朝、ウォルシュから今日は会議を無しにして欲しいという連絡があり、了承する。
その次の日、会議でゲームの開始が宣言され、アキラは制限時間が過ぎて自分の負けが決まってから、
自分の生きるべき理由を話す。心から生きたいという理由を。
「俺は、サイファのために生きたい。残された時間の、全てを」

シャトルに乗る前、アキラはエドワードと話をする。
死んだら全てを失う、ってただそれだけのことだと思う。俺には、何もなかった。
なにもないってのは失うものがないってことだろ?
エドワードはそれに対し、あなたはサイファを得たでしょうと問う。
そう。だから、それを失うのは死ぬのと同じ事なんだよ。
でも俺は、それを失いはしない。手放したりはしない。絶対に、死ぬまで。
そしてジーンに、俺は生きるためにシャトルに乗るんだよと言う。

隕石群を目前にして、アキラはサイファから初めて自分の名前を呼ばれる。
そう。それが、俺の名前だ。サイファ。死ぬまで、忘れるなよ。俺も、死ぬまで忘れないから。


【I die so that you may live】
昔アロイスは、聴力を失い世界の半分がなくなったと絶望していたところをアイのおかげで救われた。
ところがアイには月に一度妙なところがある。その日は独房に入れられていたある男が運動のために自由にされる日。
アイは施設にいたその男の子を身篭ったことがある。そしてその小さな命は失われた。男は独房に移された。
アロイスは男を殺そうと決意するが、独房で見た真実は男と女が情を交わすところであった。
見たくない。そう心から願った。世界は闇に包まれた。思考が正常に働くようになり力を解放すると、
折れたナイフを握り締め、首から血を流す死体があった。
マイは、愛する人と子どもを奪われた。あなたには、義務がある。あなたは私の子どもになるのと言った。
アイは、アロイスの様子が変わったことに気付き、問いただしても明確な答えが手に入れられないと悟ったとき、
彼女もまた異能者となった。全てを知り、それでもアロイスと一緒に居続けた。
アイと、月に数日間だけ表れるマイ、その両方を彼は愛していた。

126 :羊の方舟:2009/09/08(火) 21:12:12 ID:cTdSFPcg BE:715727982-2BP(0)
会議でゲームの開始が宣言される。
アキラは俺が死ぬべきだと言う。彼は一昨日、記憶を消すことを選んだ。記憶とともに何かも失った。
ウォルシュは自分が死ぬべき理由を挙げる。昨日一人、守るべき人間が出来た。そいつのためにシャトルに乗ってもいいと。
アロイスは既に決めていた。愛する人を死なせないためにシャトルに乗る。
それは僕の意志が決定したことであり、意志をもたない者は決定する資格すらない。
ゲームはアロイスの負けで終わる。

アロイスはアイに強い鎮静剤を飲ませ、シャトルに乗る。しかしマイはシャトルに一緒に乗り込む。
薬は飲んだふりをしただけ。何故またマイの意識なのか本人にも分からないが、アイがそう望んだからと推測する。
アロイスが何故マイはシャトルに乗ったのかと核心に迫ると、この手であなたを殺すためと言って首を絞めてくる。
アロイスは遠のく意識で、これが彼女の望みならそれもいいと受け容れる。
僕は世界を救うなんて大それた望みはもっていなかった。ただ、愛する2人の女性を……
目を開くと、頭をかかえ、なんでと叫び続けているマイ。
アロイスは、僕は君を愛していると抱きしめる。マイはアロイスを押しのけもう一度叫ぶ。「私は!」
アイ、いるんでしょう? そのアロイスの言葉とともに彼女はゆっくりと瞳を閉じ、そして目を開く。
アロイスはアイに言う。マイも君だ。だから僕は君を愛している。
もっと時間をかけて本当の君に戻って欲しかったけど、時間がなかった。だから君の世界から逃げ出そうとした。
こんなことになってしまって、本当にごめん、と。
欠けていた世界が、ゆっくりと、元通りになる。それでも僕達は、不完全だった。
そして僕達は、身体をひとつにすることによって完全になった。
例えそれが、世界の終わりのほんのわずかな時間であったとしても、それには意味があった。

127 :羊の方舟:2009/09/08(火) 21:16:28 ID:cTdSFPcg BE:2415582296-2BP(0)
【All feelings disappear】
ウォルシュは両親が自殺し、叔父夫婦にひきとられてからスラムに出入りするようになった。
そこで唖の物乞いの少女を見かけた。彼は少女に食べ物を与えるようになった。そんな生活が数ヶ月続いた。
ある寒い雪の日。あまりに寒そうに見えて、ウォルシュは夜、少女の様子を見に行った。
怪しい気配を感じた。ぼろを纏ったうす汚い男だった。カートを押していて中にはバールが入っていた。
つけられているという確信はなかったが、ウォルシュは警戒して、いつでも銃を抜けるよう身構えて歩いた。
急に後ろから来る足音が大きくなり、気付けば彼の身体が後ろに引かれた。彼のコートを誰かが引っ張っていた。
彼は銃を抜き、背後の影を目がけて引き金を引いた。崩れ落ちるよう倒れたのは、あの少女だった。
ウォルシュは怒っていた。自分に対して。すぐに警察が来た。
ウォルシュは、身もだえするほどの怒りを感じていたが、それを抑えなければならないと必死になった。
彼が強くそう思うと、それと同時に、全ての感情は消えうせた。
警察は死体の身なりを見て露骨にやる気を失い、物乞いが市民に襲い掛かろうとしたのだから正当防衛だと結論づけた。
冷静に全てを考えることのできる理性は、それこそが正しい答えだと、悟っていた。そして彼は無罪になった。
それからのウォルシュは怒りに全てをまかせるようになった。能力は全く使わなかった。
彼は贖罪を求めていた。怒りをぶつけ、いつか彼を殺すほどの反感をその身に受けることを夢想した。

シャオリーは、ウォルシュのことが知りたいと思っていた。気付けば、ウォルシュの人生の物語を書いていた。
だからこそ、書かれたものが、全て真実だと悟った。
シャオリーが倒れて、ウォルシュは今日のゲームは中止にしてくれと連絡する。駄目なら俺の負けでいいとも。
夜半過ぎにウォルシュが目を覚ますと、シャオリーが文字を打っていた。

128 :羊の方舟:2009/09/08(火) 21:20:32 ID:cTdSFPcg BE:1118325555-2BP(0)
会議でゲームの開始が宣言される。自分が死ぬべきだと思う理由をひとつ話すアキラとウォルシュ。
そしてアロイスも、自分は死ぬべきだ、愛する人に幸せになってほしいから、以上です、と言葉にする。
エドワードはそれでは理由になってないのではと意見をうかがう。
ウォルシュは認める。そこでアロイスの余裕の笑みが崩れる。アキラにも確認をとりゲーム続行。
次もアキラは自分の死ぬべき理由を挙げる。そしてゲームはウォルシュの負けで終わる。
シャオリーが、私があなたの側にいたいからと、シャトルに一緒に乗り込む。
隕石群を目前にして、怯えるシャオリー。消してやろうかと尋ねるウォルシュ。
あなたは怖くないの? という問いに、ウォルシュは何の感情もない。能力はつかってないのにな、と答える。
本当に? という言葉を受け、ウォルシュは泡のように浮かび上がったひとつの感情に気付く。
それは、ひょっとしたら、愛と呼ばれる感情だったかもしれない……

【Cipher】
ジーンは、イスナーンの能力で異能者たちの様子を監視していた。
ジーンはゲームの敗者が決定する前に、ゲームの終了を宣言し、明日乗る意志のある者がシャトルに乗るよう告げる。
これで計画通り、4人の能力者が乗ればプロジェクトはほぼ100%成功すると。

シャトルの中で、シャオリーはサイファの物語を書き、その内容を他の者にも知らせる。
サイファには全てを消す能力が備わっていた。
隕石群と衝突する時間になっても、何事もなくシャトルは宇宙を航行していた。
しかし、シャトルには戻る手段はなかった。もともとそんなことはないと仮定されていたから。
6人は、それぞれの部屋に戻った。数時間後、ひとつのつがいがこの世から存在を消した。
それから丸一日後、残る片方が消してくれと懇願した。君の力は、多分この世界で一番優しい力だねと言って。
最後のつがいは、お互い名前を呼び合い、一緒に消える。

129 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/09/18(金) 19:55:37 ID:rk0KrG1b
『narcissu』
『narcissu SIDE 2nd』
『narcissu 3rd -Die Dritte Welt-』
お願いします

130 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/09/21(月) 20:25:48 ID:r5tKQS05
『アイドルマスターディアリースターズ』
おねがいします



131 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/09/30(水) 15:54:25 ID:ysQQpn/8
夜勤病棟2のあらすじお願いします

132 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/09/30(水) 18:02:17 ID:Sfw9sAyX
>>131
板違いにつき誘導。リクエスト作品もエロゲのほうのwikiにまとめがある。

エロゲのストーリーを教えてもらうスレpart15
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1253981731/

133 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/09/30(水) 23:35:14 ID:ysQQpn/8
>>132
桁違い失礼いたしました&誘導あり


134 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/11/26(木) 00:10:24 ID:HTtQ4/i/
ここってひょっとしてほとんど機能してないのか?
週明けにSteins;Gateを投稿予定。ネタバレ駄目な人は回避よろ

135 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/11/26(木) 06:50:03 ID:WY1MGvCW
>>134
過疎だけど機能してるよ。
元エロゲの移植じゃなく、コンシューマのみで出すブランドが限られてるし、しゃーない。

136 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/11/26(木) 12:29:17 ID:SHLYCj+R
>>134
期待して待つ

137 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/01(火) 18:52:35 ID:QwmgfenB
シュタインズゲート投下します。
二周目やりながら書いてたら思ったより時間がかかってしまった。
30KB近いのでそんなもの読めるか! って人のために最後三行でまとめる。

構成は人物紹介、用語説明、共通ルート1〜9章、紅莉栖ルートEND、そこから分岐するtrueEND。
内容、フラグ条件的にtrueは紅莉栖goodと思ってもらっていい。
6、7、8、9章末から鈴羽、フェイリス、ルカ子、まゆりの個別ENDに分岐する。これは後日書く予定。

138 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 18:54:19 ID:QwmgfenB
人物紹介(1/2)(※がある語句は後述の用語説明参照)

岡部倫太郎(おかべりんたろう)
ラボメンナンバー001。主人公。未来ガジェット研究所※の創設者。東京電気大学1回生。
いわゆる厨ニ病であり狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真を名乗る。
過去改変によって世界が再構成されても以前の世界の記憶を失わない特殊能力リーディング・シュタイナー※を持つ。

椎名まゆり(しいなまゆり)
ラボメンナンバー002。岡部の幼馴染。岡部の事をオカリンと呼ぶ。
コスプレ衣装を作るのが趣味。メイド喫茶メイクイーン+ニャン2でバイトしている。
過去の経緯で自分の事をオカリンの人質と呼称する。

橋田至(はしだいたる)
ラボメンナンバー003。自他共に認めるスーパーハカー。愛称ダル。
日常会話に@チャンネル※語を多用する。初対面の女性の前でもセクハラ発言を自重しない。
寝ている女性ラボメンを背後にエロゲをする等々。オタクとして振り切っている。

牧瀬紅莉栖(まきせくりす)
ラボメンナンバー004。若干17歳でアメリカの大学を卒業し、サイエンス誌に論文が載った天才。
専攻は脳科学だが、物理学、特にタイムトラベルに関する造詣も深い。
岡部は彼女の事を「助手」「クリスティーナ」と呼んでいるが本人は認めていない。

桐生萌郁(きりゅうもえか)
ラボメンナンバー005。IBN5100※を探す謎の女。
常に携帯を手放さず、会話のほとんどをメールで行う。
その超人的な入力速度から黄金の指圧師(シャイニングフィンガー)もしくは指圧師と岡部は呼ぶ。

漆原るか(うるしばらるか)
ラボメンナンバー006。柳林神社の巫女さん。だが男だ。
マナーの悪いオタクに絡まれていたのを助けられた過去から岡部に心酔している。
鳳凰院凶魔の弟子として意味不明な剣術を習わされているが本人は意外とノリ気。

139 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 18:55:45 ID:QwmgfenB
人物紹介(2/2)(※がある語句は後述の用語説明参照)

フェイリス・ニャンニャン(ふぇいりす・にゃんにゃん)
ラボメンナンバー007。メイド喫茶メイクイーン+ニャン2の看板娘。
岡部の厨ニ病についていける唯一の人物。むしろ彼女が語る厨ニ設定に岡部の方が引き気味。
凄腕の雷ネッター※だが多忙なため公式戦の出場経験は無い。
本名は秋葉留未穂。
秋葉原の土地開発計画に意見に言える立場におり、現在の秋葉原が萌えの聖地となったのは彼女による影響が大きい。

阿万音鈴羽(あまねすずは)
ラボメンナンバー008。未来ガジェット研究所の下の階のブラウン管専門店のバイト。
いつもライダースーツ。なんか色々苦労しているらしく岡部からはバイト戦士と呼ばれる。

天王寺裕吾(てんのうじゆうご)
未来ガジェット研究所の下の階でブラウン管専門店を営むオヤジ。上の階は岡部に格安で貸している。
岡部からはミスターブラウンと呼ばれる。綯(なえ)という一人娘がいる。

ジョン・タイター
2000年にアメリカの掲示板に現れたタイムトラベラーでIBN5100※というレトロPCを探していた。
自身の乗ってきたタイムマシンの仕組みについてもいくらか言及している。
詳細は現実世界のジョン・タイターを参照

140 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 18:57:34 ID:QwmgfenB
用語解説(1/2)

未来ガジェット研究所
秋葉原駅からほど近いビルの二階に居を構えるラボで創設者は岡部。
設立当初は岡部とまゆりの二人だけで活動らしい活動は何もしていなかったが
物語冒頭2ヶ月前にダルが加入し、未来ガジェットという画期的だが役には立たない発明品の制作が主な活動となる。
未来ガジェット8号電話レンジ(仮)が完成したことで物語の幕が開く。

電話レンジ(仮)
電子レンジに接続した携帯にメールを送る事で、過去へとメールを送る事ができるタイムマシン。
一度に送れる文章量はメールテキストで12バイト(全角6文字)*3通まで。
長文は自動的に分割され、字数を越えた分は消滅する。
この機能によって過去へと送られたメールを岡部たちはDメールと呼ぶ。
また電話レンジ(仮)内に固形物を入れた場合、ゲル化した状態で過去にあった場所に戻る。

タイムリープマシン
電話レンジ(仮)に牧瀬紅莉栖が改造を施した物。
記憶をデータ化し、過去の自分へと送る事で擬似タイムトラベルを可能とする。
技術的な問題で一度に48時間前までしか戻る事ができない。



141 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 18:59:04 ID:QwmgfenB
用語解説(2/2)

SERN
詳細は現実世界のCERNを参照。
本作中ではタイムトラベル実現の可能性に気づきながらも世界に対して隠蔽、
非道な人体実験を繰り返し独自に研究を続けている悪の秘密結社の用な位置づけ。

IBN5100
1975年にIBN社から発売されたPC。2010年ではほとんど現存していない。秋葉原にあるという都市伝説がある。

@チャンネル
現実世界の2chを参照

雷ネッター
本作中に登場する架空のカードゲーム雷ネットアクセスバトラーズのプレイヤーを差す。
フィールドに並べたカードを動かし、互いのカードを取り合う事で勝敗を決するゲームでTCGではない。
このゲームを元にしたアニメ「雷ネット翔」にはウーパというマスコットキャラクターが登場する。

リーディング・シュタイナー
岡部倫太郎が持つ特殊能力。命名者は岡部本人。
通常、過去の改変により現在が変わると、その世界の人間の記憶も変わった過去に合わせて置き換わる。
しかしこの能力を持つ者は改変前の世界での記憶を持ったまま、改変後の世界に移動する事ができる。
ただし改変後の世界での自分の過去の記憶を持つ事ができないという弊害がある。

シュタインズゲート
漢字で書くと「運命石の扉」。岡部倫太郎の厨ニ思考による造語。
「これが運命石の扉の選択だ!」のように使う。

142 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:20:39 ID:QwmgfenB
プロローグ

2010年7月の終わり、夏休み。
岡部倫太郎(以下岡部)は椎名まゆり(以下まゆり)とともに、秋葉原のラジオ会館を訪れる。
目的は8階で行われるドクター中鉢のタイムマシン開発成功記者会見だった。
人もまばらな会見前の会場で、岡部は上階からの轟音を聞く。
屋上へ上がるとそこには人工衛星のような高さ3メートル程の物体が鎮座していた。
「ドクター中鉢の仕業か?」疑問は解けないまま、女性警備員に促され会場へと戻る岡部。
会場に戻るとまゆりがいなくなっていた。
探し始めてほどなくまゆりは見つかる。まゆりは雷ネット翔のカプセルトイを見ていた。
100円玉が無いと言うまゆり。岡部が自分の小銭でそれを回すと転がってきたのは銀色のうーぱだった。
まゆり曰くメタルうーぱというレアものらしい。岡部はそれをまゆりに渡して会場へと戻る。
会見で中鉢が語ったタイムマシン理論がジョン・タイターのパクりであると気づいた岡部は声を荒げて抗議した。
会見途中で口論を始めた中鉢と岡部を静止したのは牧瀬紅莉栖(以下紅莉栖)だった。
紅莉栖に手を引かれるまま会場を後にした岡部。そこで紅莉栖から意外な問いかけを受ける。
「さっき私に何を言いかけたのですか?」
岡部は雑誌で紅莉栖を知っているが、実際に会うのはこれが初めてだった。
突然の詰問に戸惑った岡部は得意の厨ニ病で話を誤魔化し、その場から逃げ出した。
岡部がまゆりを迎えに8階まで戻ってくると会見は既に終わっていた。
岡部から貰ったうーぱをなくしてしまった涙ぐむまゆり。そこに何者かの悲鳴が響く。
まゆりにここに残るように言い、岡部は悲鳴の元へと向かう。
そして通路の角を曲がった所で紅莉栖が死んでいるのを発見する。
血溜まりにうつ伏せで倒れ、ピクリとも動かない紅莉栖に恐怖を覚えた岡部は逃げるようにその場を離れた。
まゆりと共にラジオ会館から出た岡部は友人である橋田至(以降ダル)にこの事を伝えようとメールを打ち始める。
「牧瀬紅莉栖が刺された」
送信ボタンを押した直後、岡部は妙な感覚を覚えた。

岡部の目の前で、数千人の通行人が一斉に消失していた。
そしてラジオ会館の8階、ドクター中鉢の記者会見が行われたその場所に人工衛星が突き刺さっていた。

143 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:22:08 ID:QwmgfenB
1章 時間跳躍のパラノイア

報道はラジオ会館への人工衛星落下を大きく伝えていた。
岡部は通行人の消失や紅莉栖の死亡についての記事を探したがそれらは見つかる事はなかった。
さらには人工衛星の落下によってドクター中鉢の記者会見は中止になっていた。
自分の記憶と現実の齟齬に戸惑う岡部。しかし疑問は解消されない。
とどめは死んだはずの紅莉栖との再会だった。岡部は記者会見のあった日の記憶を自分の妄想だと決め付ける。

一方その頃@チャンネルではジョン・タイターと名乗るタイムトラベラーの出現が話題になっていた。
岡部の記憶では2000年に一度現れているはずだが、何故か@チャンネル内では誰もその事について言及しない。
過去に話題にした事があるはずのダルすら覚えていないという。

ラボの下のブラウン管専門店にバイトをしたいという阿万音鈴羽(以後鈴羽)がやってくる。

岡部はラジオ会館前で携帯のカメラで風景を撮っていた桐生萌郁(以後萌郁)と出会う。
「俺は機関から狙われている身だ」と自分の写った写真の削除を要求する岡部だが、
その成り行きでレトロPC「IBN5100」の捜索に協力する事になってしまう。

岡部がダルに送った「牧瀬紅莉栖が刺された」というメール、
これが発信日の5日前に届いていた事に興味を持った紅莉栖がラボを訪ねてくる。
岡部は紅莉栖がラボメンになる事を条件に事の原因である電話レンジ(仮)の解析を彼女に依頼する。
タイムマシンなんて有り得ないと主張する紅莉栖の目の前で、メールは再び過去へと送られる。

144 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:26:37 ID:QwmgfenB
2章 空理彷徨のランデヴー

紅莉栖はこんな結果はありえないと憤り、ラボを飛び出していった。
岡部とダルは夜通し「過去へと送られるメール」を再現しようと躍起になったが、
紅莉栖が出て行って以降、何故か一度として成功しなくなってしまう。
岡部はジョン・タイターの「2034年にSERNがタイムマシンを開発する」という発言を思い出し、
タイムマシンに関するヒントを得るため、ダルにSERNへのハッキングを依頼する。
その結果、SERNはタイムトラベル実験を9年前から行っており、それを世界に隠蔽していた事実が明らかになる。
またジョン・タイターの協力でSERN内部にIBN5100でのみ閲覧可能なサーバーがある事も判明する。
岡部はまゆり、フェイリス・ニャンニャン(以後フェイリス)、漆原るか(以後ルカ子)の協力を得て
柳林神社にてIBN5100を発見。これを譲り受ける。

145 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:28:42 ID:QwmgfenB
3章 蝶翼のダイバージェンス

ダルによるハッキングが進み、SERNの人体実験の記録が見つかる。
それによればタイムトラベルを行った人間は超重力に押しつぶされ、ゼリー状になってしまうらしい。
これは電話レンジ(仮)にバナナや唐揚げを入れた時に起こる状況に酷似していた。

電話レンジ(仮)が過去へとメールを送れるのは午後12時から19時前後までと判明する。
岡部たちはこの「過去へと送られたメール」をDメールと呼ぶ事にすた。
ラボメンとして新たに萌郁を加え、実験として宝くじの当たり番号を過去へと送る事になる。
送信ボタンを押した瞬間、岡部は眩暈を覚えた。
当たり番号は確かに過去に届いていた。
過去の岡部はそれをルカ子に教え、ルカ子は数字を一つ間違えて買っていた。
だがDメールを送ったという事実は岡部以外に覚えている者はいなかった。

岡部は過去が改変された事により皆の経験してきた世界も変わったのだと理解する。
しかしそれなら何故自分だけが改変前の世界の事を覚えているのか。
不安を覚えた岡部はジョン・タイターにこの事を相談する。
ジョン・タイターは岡部を特別な存在であるとし「救世主になって欲しい」と告げる。
ジョン・タイターが未来からやってきた本当の目的は「SERNによって支配される未来」を変える事だった。

146 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:31:09 ID:QwmgfenB
4章 夢幻のホメオスタシス(1/2)
岡部たちはDメールによる実験を繰り返す。
ダルはメイクイーン+ニャン2で開かれたフェイリスとの雷ネット勝負の結果を変えようとする。
しかしDメールを送信しても過去が変わった様子はない。
18文字程度のアドバイスではフェイリスとの実力差は覆らなかったのだ。
岡部はDメールの内容が未来を変化させない些細なものであれば、皆の記憶も失われない事を確認する。

萌郁もDメールを送りたいとラボを訪ねてきた。
最初はプライベートな事だからと、送るメールの内容の公開を渋った萌郁だが
結局は岡部らの説得に折れ、皆に内容を教える事に。
萌郁の願いは携帯の機種変更をしなかった事にしたいというものであった。

ルカ子の願いは女の子として生まれてきたいというものだった。
だがルカ子の母親がルカ子を妊娠していた頃にはまだ携帯は普及していない。
ならポケベルに送ればいいと、岡部はルカ子の母親が当時ポケベルを持っていた事を確認する。
紅莉栖の言う「野菜をたくさん食べると女の子が生まれる」という俗説を信じてDメールは送信された。

Dメールによる実験を繰り返した翌日、岡部はラボにあったIBN5100が消えている事に気づく。
過去の改変によってIBN5100を手に入れたという事実がなかった事になったのだ。
岡部は自分がIBN5100を手に入れた経緯をさかのぼり、フェイリスの自宅を尋ねる。
フェイリスはIBN5100の捜索を手伝う代わりに自分にもDメールを遅らせて欲しいと求めてきた。
こうしてフェイリスもラボメンとなるが、フェイリスの「これは交換条件だ」という主張により、
岡部はフェイリスの送ったDメールの内容を知る事はできなかった。

岡部がフェイリスの自宅を後にすると、秋葉原の様子は一変していた。
アニメやエロゲーといった、いわゆる萌え系オタクを対象としたショップが全て消えていたのだ。
岡部自身は知識としてしか知らない、かつての電気街としての秋葉原がそこにあった。

147 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:35:12 ID:QwmgfenB
4章 夢幻のホメオスタシス(2/2)

Dメールによる大きな変化に、岡部は戸惑っていた。
自分はひょっとして取り返しの付かない事をしているのではないか?
しかし以前の世界を覚えているのが自分だけである以上、誰にも責められる事はない。
友人たちとの出会いの過程は変わっているようだが、友人であるという関係自体は変わらない。何も問題はない。
たった今送られてきた差出人不明の脅迫染みたメールも、岡部はいたずらだと忘れる事にした。

いつものラボの集まりで、岡部はルカ子が本当に女の子になってしまった事を知る。
信じたくない岡部だったが、ルカ子の股間を手で触れて泣かせた挙句、
紅莉栖に正座で30分罵倒され続ければ、これはもう認めるしかなかった。

岡部は鈴羽から自分がこの街に来た理由は父親を探すためなのだと聞かされる。
会えるチャンスは明日しかなく、もし駄目なら秋葉原を離れるという彼女に岡部は自分なりの励ましの言葉をかける。
翌日、鈴羽の後を付けようとする岡部を「親子水入らずにさせてやれ」と紅莉栖が静止する。
夕方になり鈴羽の帰りを待つ岡部の元に鈴羽からの別れのメールが届く。
無言の別れに納得がいかない岡部は駅へと走るが、鈴羽を捕まえる事はできなかった。

岡部は過去の自分に「鈴羽の尾行を必ず行え」という内容のDメールを送信。
過去の岡部は無事鈴羽の確保に成功し、鈴羽はもうしばらく秋葉原に留まる事になっていた。
そして岡部は鈴羽の父がバレル・タイターと名乗っている事を聞かされる。

148 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:37:23 ID:QwmgfenB
5章 時空境界のドグマ

ダルの調べにより、ラボが入っているビルに何故かSERNとの直通光回線が引かれている事判明する。
紅莉栖はその回線を利用する事でSERNのタイムマシン研究施設を間借りし、
データ化した人間の記憶を過去に送る事ができると提案。
岡部は12時〜19時という時間帯の制限が、階下のブラウン管テレビの点灯によるものだと突き止める。
かくして人類史上初の、人間が生きたまま過去へ移動可能なタイムマシンが完成した。
岡部たちはこれを人間が物理的に移動するタイムトラベルと区別するためタイムリープと呼ぶことにした。
だが岡部も、紅莉栖も、ダルも、実際にタイムリープをしてみようとは思わなかった。
脳へデータ化した記憶を照射する事の危険性以前に、自分達がしている事の重大さに気が退けてしまったのだ。
岡部たちは話し合い、このタイムリープマシンを世間に公表し、しかるべき研究機関に預ける事を決める。

その日の夜。
岡部、まゆり、ダル、紅莉栖、鈴羽の5人はラボでタイムリープマシン完成の打ち上げパーティを開いていた。
その最中、テレビに秋葉原周辺の全駅に爆破テロ予告があったとテロップが流れる。
鈴羽は岡部に用事を思い出したと言い、一人ラボを出て行った。

静まるラボ。岡部は自分に送られてきた脅迫染みたメールを思い出す。
突然ドアが蹴破られ、銃を持った複数の男達がラボへと押し入ってきた。
事態が飲み込めず、言われるがままに手を挙げる岡部たち。
男達の後ろから現れたのは迷彩服を身に纏った萌郁だった。
萌郁は言う。タイムマシンを回収し、岡部、ダル、紅莉栖の3人には一緒に来て貰うと。
萌郁はSERNのスパイだったのだ。萌郁を問い詰める岡部。
岡部に反抗の意思有りと見た萌郁は警告としてまゆりを射殺する。
怒りに任せ萌郁に掴みかかろうとする岡部、それではあなたまで殺されると岡部を制止する紅莉栖。
突如、ラボに鈴羽が乱入してくる。
鈴羽は投石で萌郁の銃を落とすと、武装した男たちを瞬く間に打ち倒した。
銃を拾いなおした萌郁と膠着状態になった鈴羽は岡部に告げる。
――タイムリープマシンを使え、と。
岡部はタイムリープマシンがある奥の部屋へと飛び込む。
まゆりを死なせない、その一心で岡部はタイムリープを敢行する。

149 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:52:32 ID:QwmgfenB
6章 形而上のネクローシス(1/2)

まゆりは11歳の春に最愛のおばあちゃんを亡くした。
それから約半年、岡部が学校帰りに墓地に寄るとそこにはいつもまゆりがいた。
岡部はまゆりがおばあちゃんに連れて行かれてしまうのではないかと不安になり、こんな事を口にしていた。
「まゆりは俺の人質だ。人体実験の生贄なんだ」
岡部がまゆりと二人で見ていた特撮モノの悪役の台詞。
「そっか、人質なんだ。じゃあ仕方ないね」
それからずっと、岡部はまゆりが連れて行かれないように、鳳凰院凶真を演じ続けた。

無事タイムリープに成功した岡部の前に立ちふさがったのは世界の仕組みそのものだった。
まゆりは死んだ。銃で撃たれ、ナイフで刺され、自動車に轢かれ、駅のホームで突き落とされて。
岡部がどんな行動を取っても、その場に萌郁やSERNの人間がいなくとも、世界はまゆりの死に向かって収束する。
タイムリープし続ける限り何度でもやり直しは効く。しかしまゆりの死を見るたびに岡部の精神は擦り減っていった。
そんな岡部に手を差し伸べたのは紅莉栖だった
紅莉栖は岡部がタイムリープしてきた事に気付き、一人で全てを背負い込もうとしていた彼を優しく諭す。
まゆりの死という未来から逃げるのではなく、その原因を取り除かなければならない、と。

岡部に解決法を示したのは鈴羽だった。
鈴羽は2036年から来たタイムトラベラーであり、@チャンネルに現れたジョン・タイターその人だった。
ラジオ会館に墜落した人工衛星は彼女の乗ってきたタイムマシンだったのだ。
鈴羽はSERNに岡部たちのタイムマシン研究が見つかったのは、ダルへと送った最初のDメールが原因だという。
SERNは自分たち以外のタイムマシン開発を監視する巨大ネットワークを持っており、
Dメールがそれに引っかかったというのだ。
IBN5100でSERNのサーバーに保存されているメールデータを消去すればSERNが襲撃してくる未来は消滅するという。
鈴羽の言葉に一度は喜んだ岡部だが、すぐにこの世界ではIBN5100がラボに無い事を思い出す。
鈴羽は自分の本来の目的がSERNに殺された父の意思を継ぎ、
1975年でIBN5100を手に入れて岡部たちに託す事であり、
2010年に寄ったのは父に会いたいという自分のわがままなのだと話す。

150 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 19:54:37 ID:QwmgfenB
6章 形而上のネクローシス(2/2)

鈴羽の乗ってきたタイムマシンは3日前の雷雨を浴びて故障してしまっていた。
タイムリープで戻る事もできず、岡部はダルに修理を任せ、鈴羽のために父親を探す事に。
手がかりは父親の形見だというピンバッチ。
岡部はネットと足で懸命に捜索するが、結局何の情報も得られないままタイムマシンの修理は完了してしまう。
このタイムマシンは未完成であり、過去に戻る事しかできない。1975年に行けばそこで鈴羽は一人だ。
そうダルから聞かされていた岡部は力無い自分に歯噛みする。
鈴羽がタイムマシンに乗り込む直前、ダルは記念にこのピンバッチと同じものをラボメンの人数分作ろうと言い出す。
それを聞いたまゆりは鈴羽の父親を見つけたと声を上げた。
ピンバッチに書かれたアルファベットと数字はラボメンのイニシャルと年号であり、
バレル・タイターのバレルとは樽(たる)の事。タイターはハシ『ダイタ』ルを潰したもの。
つまりダルこそが鈴羽の父親だというのである。
こうして父との感動の対面を果たした鈴羽は1975年へと旅立っていった。

鈴羽を見送り、ラボへと戻った岡部たち。だがそこにIBN5100はなかった。
岡部は下の階の店主天王寺裕吾(以後ミスターブラウン)から、橋田鈴と名乗る人物からの手紙を受け取る。
そこに綴られていたのは鈴羽からの謝罪の言葉だった。
鈴羽は1975年に着いてから24年間記憶を失っていた。タイムマシンの修理が不完全だった事が原因だった。
鈴羽は手紙で岡部に懇願する。あたしが父に会えなかったあの日、どうかあたしを引き止めないで欲しいと。
そうすればタイムマシンは雷雨に打たれて壊れる事はない、あたしは使命を果たしたい。
手紙は最後まで謝罪の言葉が続き、「こんな人生は無意味だった」という一文で終わっていた。
岡部はミスターブラウンから橋田鈴が10年前に首を吊って死んだ事を聞かされた。

テレビに緊急速報のテロップが流れる。まゆりの死の時間が迫っていた。
あの日の鈴羽を引き止めない。
それはラボメンとして皆で過ごした日々を無かった事にするという事だ。
鈴羽が切望した父との対面を無かった事にするという事だ。

岡部は鈴羽の望んだ未来のためにDメールの送信ボタンを



151 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 20:00:59 ID:QwmgfenB
7章 虚像歪曲のコンプレックス

岡部は尾行をやめるよう過去の自分にメールを送った。
その瞬間、岡部のリーディング・シュタイナーは確かに世界線の変化を観測する。
ラボにIBN5100は戻っていなかった。しかし状況に変化はあった。橋田鈴の死因が病死に変わっていたのである。

岡部は紅莉栖に相談し、IBN5100がラボにあった世界線に移動するため、
実験で送ったDメールを順番に取り消していく事を決める。
順番から言えば次に取り消すべきはフェイリスの送ったDメールだった。
岡部はその内容を聞き出すためにフェイリスを捜し歩く。

岡部は雷ネットの大会の決勝でフェイリスが負けたという話を聞く。
しかしまゆりの事で気を使う余裕の無い岡部は自宅に乗り込み、フェイリスからDメールの内容を聞き出そうとする。
フェイリスはタイムマシンを使って大会で勝たせてくれたら、Dメールの内容を思い出してみせると言った。
岡部は半信半疑ながらもその取引に応じ、この日の朝へとタイムリープした。

フェイリスが決勝で負けたのは相手のギャラリーによる妨害で集中を乱された事が原因だった。
妨害行為への対策と岡部の活躍でフェイリスは無事優勝を果たした。
だが決勝の相手とその仲間に因縁を付けられ、秋葉原中を逃げ回る事になってしまう。
岡部とフェイリスは間一髪の所でフェイリスの父に助けられる。

その夜、フェイリスはDメールの内容を思い出し、岡部へと語った。
前の世界ではフェイリスの父は飛行機事故で亡くなっており、
フェイリスはその日に自分が誘拐されたというメールを送る事で、父が飛行機に乗らないよう誘導したのだった。
しかしフェイリスの父は狂言誘拐の身代金を用意するために、
橋田鈴から柳林神社に奉納して欲しいと預かったIBN5100を売り払ってしまっていた。

狂言誘拐を無かった事にすればフェイリスの父は飛行機事故で亡くなってしまう。
だがフェイリスは、今日の一件で父が自分を愛してくれている事がわかった。
親友のまゆりのためにも、過去を元に戻してくれて構わないという。

岡部はフェイリスの言葉に感謝し、Dメールの送信ボタンを

152 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 20:04:58 ID:QwmgfenB
8章 自己相似のアンドロギュノス

Dメールを送信したことで、秋葉原は萌ショップが立ち並ぶ以前の姿に戻っていた。
フェイリスの父が亡くなった事で、フェイリスは父の代理として会社の仕事に携わる事になり、
現在の秋葉原の様相が生まれた。
フェイリスの父が存命であれば、秋葉原にメイクーン+ニャン2は存在せず、
フェイリスは看板メイドではなく凄腕雷ネッターとして名を馳せる事になる。
それがフェイリスのDメールがもたらした世界の変化の全容だった。

岡部は柳林神社を尋ねるがそこにIBM5100は無かった。奉納された後に消えてしまったらしい。
岡部は自分のやるべき事をわかっていた。ルカ子を男に戻すのだ。

ルカ子は男に戻る条件として岡部が自分の恋人になる事を挙げた。
初めて会った時から好きだったというルカ子の告白に、岡部は一度はタイムリープで過去へと逃げるが
二度目にはこれを承諾、まゆりの死のリミットまでの二日間を二人で過ごす事にする。

一日目のデートの途中、岡部とルカ子が初めて出会った時の話題になる。
ルカ子との出会いは性別が変わる前と後で変わっていなかった。その事に岡部は違和感を覚える。

二日目のデートプランを思いっきり外した岡部は、ルカ子とほとんど話せないままタイムリミットを迎えてしまう。
ルカ子は彼女として扱ってやれなかった。ルカ子を傷つけてしまったと悔いる岡部。
ルカ子は泣きながら岡部に礼を言うと、自分の母のポケベル番号を預けてその場を去っていった。

岡部はタイムリープで二日目のデートをやり直す。
男と女ではなく、鳳凰院凶真とその弟子として二人は充実した一日を過ごした。
ルカ子は自分が男であった時の記憶を持っており、
女である自分がIBN5100を倉庫の掃除の際に壊してしまった事を告白する。
男に戻ったら、岡部さんが好きだという気持ちは封印しなければならない。
でも、岡部さんが女の子だった僕の事を覚えていてくれるならそれでいい。
岡部さんが恋人だった僕の事を覚えていてくれるならそれでいい。

岡部はルカ子の気持ちを受け取り、Dメールの送信ボタンを

153 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 20:06:09 ID:QwmgfenB
9章 無限連鎖のアポトーシス

ルカ子が男に戻った事でIBN5100が壊れた過去はなくなった。
しかし柳林神社を尋ねると倉庫の鍵が壊されており、またしてもそこにIBN5100はない。

次に取り消すべきは萌郁の送った機種変更をするなというDメールだった。
しかし岡部から機種変更をしろとメールを送っても過去の萌郁がそれに従うとは思えない。
萌郁自身の携帯から送る必要があると考えた岡部は彼女の行方を捜した。

萌郁の住むアパートに辿り着いた岡部は、その場にいた警官から萌郁が自殺したと聞かされる。
岡部はタイムリープで萌郁の死ぬ前の時間へと戻る。
アパートの一室で茫然自失とした萌郁の言葉の端々から、
彼女がFBという上司から見捨てられたショックで自殺したのだと岡部は察した。
まゆりを殺した相手に遠慮は無用と、岡部は萌郁から力ずくで携帯を奪い、Dメールを取り消そうとする。
しかしどんな文面で送っても岡部のリーディングシュタイナーは働かない。
岡部は萌郁が送る直前に文面を差し替えたのだと気づき、
FBを引き合いに出して萌郁から本当のメールの内容を聞き出した。
それは柳林神社にIBN5100を取りに行けという直接的なものだった。
これを取り消すためには萌郁の上司であるFBの携帯からDメールを送るしかないと判断した岡部。
岡部は柳林神社から運び出されたIBN5100の後をつけ、FBの正体を突き止める。
FBはミスターブラウンだった。ラボにSERNとの直通回線が引かれていたのは彼がいたからだったのだ。
SERNのIBN5100捜索員は、IBN5100を発見したら機密保持のため処分される。
ミスターブラウンは萌郁のためを思って彼女を突き放したのだった。

ミスターブラウンはその場で自害する。
岡部は彼の携帯から「IBN5100の捜索を中止せよ」とDメールを送った。

154 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 20:14:21 ID:QwmgfenB
そしてIBN5100はラボへと戻ってきた。
これでまゆりを救える。かつてない歓喜に岡部はダルと紅莉栖の前で高々と勝利宣言を始める。
IBN5100で岡部がダルに送った最初のDメールの痕跡を削除すれば、全ては元に戻る。
そこはSERNがラボを襲撃してこない世界。Dメールによって過去が改変される前の一番初めの世界。
そして岡部は気づく。その世界は紅莉栖が死んだ世界であるという事に。

155 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 20:16:12 ID:QwmgfenB
以下、紅莉栖ルート

10章 ――因果律のメルト

SERNが岡部たちのDメールを見つけなければ、SERNはタイムマシンを開発できない。
世界がSERNに支配される事はなくなり、鈴羽が未来を変えるために2010年にやってくる事もない。
ラジオ会館に鈴羽のタイムマシンは墜落せず、ドクター中鉢の記者会見は予定通り行われ、

紅莉栖は死ぬ。

まゆりと紅莉栖はどちらかしか救えない。その事実から岡部は逃げ続けた。
紅莉栖を死なせないために、この世界のまゆりが生き残る方法を探した。
そして数え切れない程のタイムリープの果てに、岡部は紅莉栖を救えないと認める。

紅莉栖に済まないと詫び、お前が好きだと告白した岡部。
紅莉栖は返事の代わりに岡部の襟首を掴むと、岡部の唇を自分の唇へと引き寄せた。。
「別にしたくてしたんじゃない。ただ、岡部が向こうの世界でも私の事忘れないようにって」
「残念だが、俺はこれがファーストキスじゃない。長期記憶にするには印象が足りないな」
誰もいないラボで二人は何度も互いを求め合った。

そして岡部はIBN5100でSERNに残されたDメールの痕跡を削除した。
まゆりとダルの3人だけのラボで、岡部は鳳凰院凶真として勝利宣言を始める。
「何があったかはわからないけれど、オカリンもう無理しなくてもいいんだよ」
まゆりの言葉に岡部は涙した。

岡部は電話レンジ(仮)とIBN5100を処分した。
過去の自分を否定しない。それは紅莉栖の言葉だった。
岡部は紅莉栖を犠牲にしてまゆりを救った。その選択を決して否定するまいと誓う。
思い出となってしまった紅莉栖の言葉の一つ一つを、胸に刻みながら岡部は生きていく。

紅莉栖ルートEND スタッフロールへ

156 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 20:32:54 ID:QwmgfenB
trueENDフラグが立っているとスタッフロール中に鈴羽から電話がかかってくる。
スタッフロールが逆流し、これまでのシーンCGが逆順に次々と切り替わる演出。最後に章題が表示される。

11章 境界線上のシュタインズゲート(1/2)

ラジオ会館の屋上に呼び出された岡部たち。
そこに待っていたのは迷彩服を身につけた鈴羽と、以前見たものより真新しい印象のタイムマシンだった。
鈴羽はこの世界の未来で起きる第三次世界大戦を防ぐため、この時代に来たという。
未来を変えるために力を貸して欲しいという鈴羽を、岡部は一蹴した。
紅莉栖を犠牲にしてようやく救われたまゆりをこれ以上死なせてなるものかと憤慨する岡部。
だが鈴羽の目指す先は紅莉栖もまゆりも死なない世界だという。
そこは世界と世界の境界、ありとあらゆる世界からの収束を受けない世界。
通称シュタインズゲート。未来の岡部が発見した全ての未来が決まっていない世界だった。

そんな世界が本当に存在するのか、仮に存在したとして今より悪くなる可能性があるのではないか。
だが岡部はかつてラジオ会館屋上でこのタイムマシンを見ている。
ならば自分がこの改変に挑戦する事もまた世界によって決められた事だ。
例え僅かでも紅莉栖を救える可能性があるのなら、岡部は半ば諦めの気持ちで鈴羽の手を取った。

そして岡部は失敗する。
紅莉栖は父であるドクター中鉢に自身が書いたタイムマシン開発の論文を奪われ、殺されそうになっていた。
岡部はそこに割り込み、中鉢の手にあったナイフを取り上げるが、
なおも近くに落ちていたドライバーへと手を伸ばす中鉢に逆上。
彼を刺し殺そうと突進し、中鉢を庇って割って入った紅莉栖を刺してしまう。

岡部は鈴羽に引きずられるように元の時間へと戻ってきた。
紅莉栖を殺したのが自分であった事に絶望した岡部を、まゆりは発破する。
だがタイムマシンの燃料は後1往復分。次に失敗すれば、終わり。
踏ん切りが付かない岡部の元に、差出人不明のメールが届く。
それは2025年から送られてきたDメールだった。

157 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 20:41:01 ID:QwmgfenB
11章 境界線上のシュタインズゲート(2/2)

Dメールに従いニュースを見る岡部。そこにはロシアの空港火災から無事救出された中鉢が映っていた。
中鉢は自分の強運によって論文が燃えずに済んだ事をインタビュアーに自慢していた。
論文の封筒に金属製の人形が入っていた事で金属探知機に引っかかり、
貨物室でなく、機内へと持ち込む事になったというのだ。
その人形は岡部がまゆりにあげたメタルうーぱだった。
まゆりが落としたそれを紅莉栖が拾った事で論文はロシアに渡り、後の第三次世界大戦の引き金となったのだった。

岡部の携帯に届いていたもう一通のDメール。それは2025年の岡部からのムービーメールだった。
それによればシュタインズゲートに到達するためには二つの条件があり、
一つは紅莉栖を救う事。もう一つは中鉢が紅莉栖の論文をロシアに持ち込むのを阻止する事だという。
確定している過去は紅莉栖が血塗れで倒れている事だけであり、生死の操作は可能だという2025年の岡部。
現在の岡部は赤色のサイリウム(赤く発光する液体が入った棒)とスタンガンを用意し、再び過去へと飛んだ。

タイムマシンから飛び出した岡部はまずカプセルトイを回し、メタルうーぱを引き当てた。
これにより紅莉栖の論文の封筒に入るうーぱはメタルでないただのうーぱになり、
金属探知機に引っかかった事で論文が助かる未来は消滅した。

岡部は階段で出会った紅莉栖に「俺はお前を助ける」とだけ言ってすれ違った。
紅莉栖に何かを伝えようとした岡部という過去は再現された。

中鉢が紅莉栖に襲い掛かる直前、岡部はサイリウムが古過ぎて固まっている事に気づく。
サイリウム無しでは血塗れの紅莉栖という状況を作れない。
岡部は中鉢を挑発し、自らの体でその凶刃を受け止める。
腹部から血を滴らせ、吐血しながら高笑いを上げる岡部に中鉢は恐怖し、その場から逃げ出した。
岡部は傷口に自分の手を差し込んだ。岡部の絶叫と共に床に血溜まりが広がっていく。
岡部は自分の血溜まりの上にスタンガンで気絶させた紅莉栖をうつ伏せに寝かせた。
こうして血塗れで倒れている紅莉栖という過去は再現された。

158 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 20:46:35 ID:QwmgfenB
エピローグ

岡部は元の時間へと帰って来るとすぐにダルとまゆりによって病院へと運ばれた。
鈴羽はタイムマシンと共に虹色の光に包まれて消えた。
1ヶ月後、傷が癒え無事退院した岡部のポケットには8つのピンバッチがあった。
岡部はそれを配りにかつてのラボメンの元を尋ねる。
ルカ子は泣いて喜んだ。フェイリスには心の試練を乗り越えたという新たな設定を追加されてしまった。
萌郁はミスターブラウンの店でバイトをする事になったようだ。
岡部に二人を責める気持ちはなかった。タイムマシンに関わらない限り、彼らとは良き隣人でいられるだろう。
ダルは相変わらずHENTAIで、まゆりとの関係はこれからもきっと変わらない。
鈴羽にはいつか渡せる時がくる。その時まで彼女の分は大切にしまっておく事にした。

岡部のポケットには2つのピンバッチが残っていた。
一つは自分自身の物、もう一つはきっと持ち主に届く事はない。彼女はもうアメリカに帰っているはずだから。
だがそれでもいいと岡部は思っていた。
自分は一度彼女を見捨てたのだから。自分は一度彼女を刺し殺したのだから。
それでも今、彼女はどこかで生きていて、自分は彼女と過ごした日々の事を覚えている。
だからそれでいい。

秋葉原の雑踏の中、岡部は視界の端を横切るその姿に、足を止めて振り返っていた。
一拍遅れて彼女も振り返る。
彼女はずっと探していたのだ。自分を助けてくれた名も知らぬ男の事を。

「また会えたな、クリスティーナ――」
「いや、だから私はクリスティーナでも助手でもないって言っとろう……」

リーディング・シュタイナーは、誰もが持っている。
岡部はポケットからピンバッチを取り出すと、彼女の手に握らせた。

「これがシュタインズゲートの選択だよ」

Steins;Gate trueEND

159 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/01(火) 21:37:01 ID:QwmgfenB
以下三行でわかるシュタインズゲート

たまたまできてしまったタイムマシンで過去を変えてみたら幼馴染が死んだ。
変えた過去を元に戻したら今度は恋人が死んだ。
そしたら未来の自分がなんとかしてくれてて恋人も助かった。終わり。

タイムトラベルに関する科学考証、専門用語は注釈だらけになるので可能な限り省いた。
あと余裕無くて飛ばしたけど、岡部は世界が変わったのを数字で確認できる機械を持ってる。(鈴羽が未来から持ってきた)
個別については週末に投稿できると思う。そんなに長くない。ではエル・プサイ・コングルゥ。

160 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/01(火) 21:53:24 ID:2tSdWMCM
> 以下三行でわかるシュタインズゲート
わかりやすくてふいた



161 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/03(木) 18:37:00 ID:NZKn3i51
三行でわかった
ID:QwmgfenBは出来る子



162 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/06(日) 02:43:35 ID:Osm9crl9
残り個別END 投下します

163 :Steins;Gate ◆l1l6Ur354A :2009/12/06(日) 02:46:51 ID:Osm9crl9
鈴羽END
鈴羽との思い出を消せなかった岡部は問題の根本的解決を諦め、ラボメン達と過ごす楽しい日々を繰り返す事にした。
何をしてもリセットされる世界で、岡部はダルを殺っちまおう、鈴羽を犯っちまおうと考える自分に気づく。
その黒い衝動を抑えるため、岡部は自分の心を殺し、機械の様に淡々とタイムリープを繰り返した。
何度目かの世界で、様子がおかしいと問い詰めてきた鈴羽に、岡部は1975年に行ってもIBN5100は手に入らない事を話す。
それなら二人で1975年に行こうと岡部を誘う鈴羽。二人なら何かが変わるかもしれない。
僅かな希望を胸に抱き、二人は明日の見えない過去へと跳躍した。

フェイリスEND
岡部はフェイリスの父親を死なせまいとIBN5100を手放すなという2通目の脅迫メールを送る事にする。
それによって変化した世界はフェイリス以外との人間関係が全て失われた世界だった。
しかし未来ガジェット研究所が無ければ電話レンジ(仮)も生まれない。
まゆりの死なない世界である事に安堵した岡部はフェイリスの恋人として二人で雷ネッターとして生きていく。

ルカ子END
岡部はまゆりを救う事を諦めた。
スタッフロール後に子供を抱いたルカ子と寄りそう岡部のCG。

まゆりEND
10章タイトルが「――透明のスターダスト」に変化。大筋は「――因果律のメルト」と同じ。
紅莉栖とのキスシーンがカット。代わりに岡部から事情を聞いたまゆりが紅莉栖と衝突するシーンが入る。
辿り着いた世界でまゆりは岡部の恋人になった。
まゆりは自分を見守ってくれている「誰か」を想い、今日も空へと手をかざす。

以上。お疲れ様でした。

164 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/06(日) 11:35:10 ID:5FItUcFp
よくやってくれた

165 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/06(日) 14:00:40 ID:aU3SxQ7g
Ever17お願いします

166 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/06(日) 14:07:08 ID:hpgG4Dwf
>>165
ttp://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/70.html

167 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/06(日) 16:51:44 ID:aU3SxQ7g
>>166
すいません
ありがとうこざいます

168 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:02:57 ID:SAl4fDx/ BE:939393937-2BP(0)
第1章【eyes in eyes】
「三次元に興味はないよ」と言い切り、基地(ベース)と呼んでいるコンテナハウスで、
大量の美少女フィギュアに囲まれながら生活する、引きこもり一歩手前の高校2年生、西條拓巳。
彼が住む渋谷では、『ニュージェネレーションの狂気(通称:ニュージェネ)』と呼ばれる
連続猟奇殺人事件が発生し、ネットやテレビを日々騒がせていた。
拓巳は、翠明学園の制服を着た少女が、異常殺人の現場で立ち尽くしているのを目撃してしまう。
全身に十字架の杭を打ちつけられたそのオブジェのような死体は、
チャットで『将軍』が張ったリンク写真そっくりであり、
おもわずそのことを呟くと、血まみれの少女は振り返って拓巳に気づき、
「よかった…タク……あなたに、会いたかった」と微笑む。
拓巳は悲鳴をあげて、自宅まで逃げ帰る。
手には現場で地面から拾い上げた杭を握り締めたままで、あれが妄想ではないと悟る。

そして、事件を推測する。『将軍』=謎の少女で、死体の再現写真は予告メッセージだと。
自己防衛のため引きこもるつもりだったが、
単位をとるためだけの『最低登校シフト』に異常をきたすと卒業できないので、登校する。
その途中、翠明の制服を着た眼鏡女子Aに尾行されてる気配を感じる。
放課後、立ち寄ったネカフェでも眼鏡女子を見かける。
びびって逃げようとするが、スクーターにぶつかり怪我をする。
心配した眼鏡女子こと楠優愛は、拓巳の肩を支えベースまで送ってくれる。
ブラチュー好きという共通点があって、フィギュアの予約を一緒に行ったりして、距離が接近する。
これで脱オタリア充生活かと思いきや、優愛が拓巳に接近したのは『ニュージェネ事件』を調べていたからだった。
優愛は調査で知ったことを拓巳に告げる。ニュージェネ第3の事件の杭を拓巳のベースで発見したこと、
事件前日に流出した死体の再現画像のキャッシュが拓巳の使用PCに残っていたことなど。
さらに、拓巳と『将軍』のチャットログを見せ、二人の発言時間が全く噛み合っておらず、
『将軍』の発言時間は拓巳の登校日と一致していることを示し、
いつも拓巳が使用しているカフェのROOM37のPCのログ調べた結果、
『将軍』は拓巳の自作自演だと、結論を述べる。

169 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:07:07 ID:SAl4fDx/ BE:1431456184-2BP(0)
第2章【Click me】
拓巳は子供の頃、自分一人が遠足に行けなくなったことで、
悔しさと憎しみにまみれ「みんな、行けなくなっちゃえばいいのに」と頭に思い描く。
翌日の遠足当日、みんなの乗っていたバスが事故に遭い、拓巳は自分には予知能力があると確信する。

優愛は自説を披露した後、「わたしが言ったことは全部本心です。これだけは信じて」とつけくわえて去っていく。
拓巳は自分が夢遊病ではないか心配で、AH総合病院の精神科を受診する。病院では夢遊病の症状は出ない。
再現画像が合成と証明できれば優愛も論破できると考え、ファイルを解析するためにフォルダを開く。
画像処理ソフトで補正をかけて解析すると、写真には拓巳が写っていた。
ファイルのコメント欄には『その目だれの目?』の文字が。

一方、渋谷警察では特捜本部が置かれており、会議で事件現場の防犯カメラの解析映像が提示される。
翠明学園の制服を着た男子生徒が、慌てた様子で逃亡しており、手には杭が握られていた。
その映像から拓巳が参考人と目されるようになる。

拓巳はファンタズムというバンドの曲の歌詞がニュージェネ事件を予言していることを知り、
第3の事件で見た悪魔女は、ボーカルのFESではないかと思い、ライブハウスに三住と行く。
FESと悪魔女が別人と確認する。

七海と携帯を買いに行った日、ニュージェネ第4の事件が起こる。
井乃頭線駅のトイレで全身の血が抜かれた死体が発見された。
更に、被害者の写真が、マスコミが報じるよりも前にネットオークションに出品されていて、
出品者『ヴァンパイ屋』が犯人としか思えない状況だった。ネットでは祭り状態。
血で書かれたダイイングメッセージは『その目だれの目?』

170 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:10:46 ID:SAl4fDx/ BE:2147184386-2BP(0)
第3章【将軍】
ネカフェに行った帰りに、蒼井セナという巨大な剣を持った女性に、剣が見えるのかと話しかけられ、
うなずくと、お前も集められたんだなと勝手に納得して、
エラーを見たら教えろ私は駅前の電車にいる、と言って去っていく。

FESは実は翠明学園に通っている岸本あやせという人で、
「剣を見つけて、そうすれば救われる」とだけ拓巳に呟いて去る。
下校途中、本庁の刑事コンビ、判と諏訪に話しかけられる。悪魔女の目撃情報を話し、連絡先に携帯の番号を教える。

悪魔女が拓巳のベースを訪れる。拓巳が誰なんだと問うと、
クラスメイトを忘れちゃったの? あなたは知ってるはず、と返ってくる。
拓巳の頭の中に浮かんできたリミという名前を呟く。少女は、正解、咲畑梨深でーすと言う。
なおも様子が変な拓巳に対し、大ちんに聞いてみてと梨深の携帯から三住に電話する。
拓巳が梨深について尋ねると、お前は彼女と1年の時からクラスメイトだしこの間も3人で映画に行っただろと返ってくる。
ネトゲした後眠りについた拓巳は、夢遊病患者そのものの様子でPCを立ち上げ、@ちゃんねるに書き込みをする。
ハンドルは『将軍』。本文は『その目だれの目』。

『剣』があれば安心できるかもと、蒼井セナの言っていた『ディソード』を『TOWN VANGUARD』で購入する。
蒼井セナの剣と違って凄みもなく、ニセモノかと思いつつベースに帰ると、
七海が来ており、ディソードのおまけでついてきた『バングル』を欲しがったので、
拓巳は要らないからとプレゼントする。
次の登校日に学園へ行くと、さも当然にように梨深がクラスメイトとして居た。
その日、折原梢という少女がクラスに転校してくる。席のすぐ横を通り過ぎる時、
「この人…似てる…同じクラスでよかった」という呟いたのが拓巳には聞こえる。



171 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:18:17 ID:SAl4fDx/ BE:2818179397-2BP(0)
夜、食事をコンビニに買いに外に出ると、街から人が消えていて、そんな中で車椅子の少年に会う。
少年は言う。
『僕のメッセージ、受け取ってくれた?』
『その目だれの目、でしょ?』
『目覚めるんだ、早く。でないともっとたくさんの人が、死んじゃうことになるから』
少年は、『将軍』と名乗る。その顔は老人のように皺だらけで、
頬はこけ、目の周囲が落ち窪み、瞳は白濁し、身体は子供のように小さい…
拓巳は頭痛がしてうずくまる。いつしか、無音だった世界にリアルの声が戻る。
梨深は優しく拓巳に声をかけ、取り乱す拓巳を抱きとめて落ち着かせる。
拓巳は、これまで悪魔女と敵視した考えがゆらぐ。


第4章【Di-Sword】
街でセナを見かけて追いかけると、駅前の電車の中で待ち構えていて、自説を披露する。
人間は電気仕掛けであり、神経パルスで世界を認識しているが、電気信号を神経パルスにコンバートする技術があれば、
人の五感全て、さらには意志そのものも支配できるようになる。お前の見ている景色は本物か、と。
帰宅後、ネット友のグリムに訊くと、セナが根拠として言ったVR技術の特許や、
米政府の『機密の人体研究に対する保護の強化』などが事実と分かる。

ネカフェにいくと優愛が現れて、あなたはDID(多重人格)なの、もうこれ以上人を殺さないでと言ってくる。
拓巳はその場から逃げ出し、気がつくとファンタズムのライブハウス前にいた。
FESは拓巳に、私についてきてと言い、2人で逃げる。
FESも予言詩のことで警察に疑われていたのだった。FESは拓巳が追われているのは何故か尋ねる。
拓巳は、優愛が僕が犯人だという妄想電波を警察にチクり、僕がニュージェネの犯人にされてしまうと答える。
FESはそれを聞くと、きっとそれは大いなる存在による導きね、だから早く剣を見つけてと囁く。
拓巳がディソードをもう持ってると言うと、
FESは知ってるわと微笑み、大きなオモチャを抱きしめて歩いているのを見たからと言う。
拓巳がFESに、本物のディソードをどうやって手に入れたらいいか訊くと、
FESは表情を引き締め、何もない空間から剣を出してみせる。
FESは、この剣は超越した場所──同一次元上にあるもう一つの可能性、
あるいは妄想──に干渉するためのもの、この剣もその領域に存在していると語る。

172 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:22:28 ID:SAl4fDx/ BE:805195229-2BP(0)
本庁の刑事コンビは、参考人の拓巳とFESにつけた警察の尾行がまかれたという連絡を受けていた。
刑事コンビも本来は尾行役だったが、新人に押し付けてニュージェネ事件の現場をまわっていた。
判は、諏訪に、渋谷は何故若者を惹きつけるかについて弁をふるう。生物のバイオリズムには引力が影響しており、
渋谷は、GEレート(重力のアンバランス)の平均が世界でもトップクラスである。
もし事件現場全てのGEレートが異常値であれば、次の事件現場を予測することも可能だと。

グリムからのEメールで、集団ダイブ事件を犯人が撮影した映像がmewtubeにUPされていて祭りになっていると知る。
殺された被害者が飛び降りる直前に遺した言葉は『その目だれの目』。
カメラの目線は低く、撮影者が前進する時だけ聞こえる鉄の軋む車椅子の音。
僕は撮影者が誰だか知っている。あのとき僕の前に現れたのは現実だったんだね。『将軍』。


第5章【妄想】
『集団ダイブ事件』映像の流出で、ネットの祭りはもちろん、民放でも特番がくまれていた(ただし東テレを除く)。
『集団ダイブ事件』の動画は、渋谷内のネカフェのROOM37のパソコンからアップされたものだと明らかになる。

拓巳は、『将軍』や優愛に狙われて一人でいるのが怖くて不安になってるところ、梨深に助けを求め、
梨深は一緒にいてあげると快諾する。
拓巳はベースで、電気信号を神経パルスにできるなら逆に脳内の妄想を電気信号に再現できるのでは考え、
ネットで調べ、それらしい特許を発見する。
その技術は他人の神経パルスをモニタリングして思考盗撮できるもので、人工衛星を使ってさえ可能。
拓巳は、ディソードを手に入れるのは妄想を現実に投影するような超能力なようなものかもと思って、
オモチャのディソードを握り本物になれと念じる。
すると、一緒にいた梨深が、厳しい顔つきでやめてと制止し、その剣は捨てたほうがいいと言う。
さらに、どうしてディソードを買おうと思ったのか、本物を持ってるという女子とは誰かなどと、探りをいれてくる。
梨深が飲み物を買いに行ってる間、グリムからニュージェネ第5の事件が発生したと連絡が入る。
被害者が脳味噌を取り除かれ、脳死のような状態で衰弱死した『ノータリン事件』。
その被害者は、かつて幼い拓巳を診察した精神科医だった。

173 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:24:02 ID:SAl4fDx/ BE:178932522-2BP(0)
判刑事は、知り合いの調査会社社長の百瀬克子(モモちゃん)にニュージェネ事件の情報を聞きにきていた。
『張り付け』で殺された大田教授はGEレートの講義をしており、
教授によれば渋谷のGEレートは半年前から急上昇している。
GEレートについては、企業、宗教、政治などが裏で関わっており、その筆頭は現与党の『明和党』。


第6章【Noah】
NOZOMIは、『ノアU』の実験として、セカンドメルトを発生させる。
渋谷を震源地に震度5強の地震が発生し、その直後に空が白く染まるという現象が起こる。
その直前、拓巳の携帯に謎の番号から電話があり、携帯からは『通りゃんせ』のメロディと地響きのような音が流れ、
拓巳は頭が沸騰するかのような感覚をうけ気絶する。
次に目覚めると、ベースはめちゃくちゃで、ネットでは地震のニュースが流れていた。
狙いすましたかのように、チャットに『将軍』がログインする。発言は「プレゼントを送る」と。
拓巳はひとりは怖いと梨深を求めて学校へ。学校では、FESが屋上の縁に立っていた。
ディソードを持って、天上の神に祈りを捧げるかのような姿勢で。
FESは、この器は差し出すから魂を還るべき場所へ連れて行ってと、身を投げる。
拓巳は、下はコンクリートだからあの高さから落ちたら死ぬ。せめて下が花壇ならと思う。
FESは、花壇に落ちて命は助かる。拓巳は戦慄する。そこに、花壇なんかあったっけ……?
騒動の後、梨深を探すのを諦めて公園に行くと、セナに話しかけられる。あの花壇をつくったのはお前だなと。
ディソードなしで妄想を現実化するなんて、その力を誰に教わったと問い詰めるが、天成神光会と関係ないと分かると、
これ以上エラーを作るな、他にもエラーを見たら教えろと言って去っていく。

174 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:35:07 ID:SAl4fDx/ BE:1073593038-2BP(0)
ベースのPCに将軍からメールが入る。
『あやせさんが助かってよかった。さすが拓巳くん、ハイスコア更新だ。やっぱり君は特別だよ』
『さて、次は西條七海ちゃんの番だね。兄妹だからドラマチックな展開になるといいんだけど』
『そろそろ丸腰でクエストをこなすのも大変になってきただろう? 
キミは勇者なんだから、勇者の剣を手に入れたい気分じゃないか?』
『期待していてくれ』
『では、七海ちゃん救出クエストを始めよう。今日の21時、O-FRONTの屋上まで来て欲しい。
TVに映る予定だから、くれぐれも勇者らしい格好で来てくれ』
『P.S. ところでプレゼントは受け取ってくれた?』
拓巳が七海を案じて携帯で電話をかけると、ベースの中で着信音が響く。音の出所を探すと、見慣れない段ボール箱が。
意を決して中を覗くと、そこにあったのは、キレイに切断されたか細い手首。
その手が握っていたのは拓巳とお揃いのケータイ。
その手首にはめられいているのは、黄色い革の部分が紅く染まってしまった、バングル。

NOZOMIでは、第2世代ノアUの説明をしていた。
ノアUはシナプスの神経伝達物質受容体に電磁波で直接、映像パルスを照射し、幻覚を見せれる。
特にGEレートの高いエリアの人々は、その擬似的映像を現実だと判断する。
ノアUのパルス波を送受信ためのポートがあり、効果範囲も対象も限定的に使用するのに問題ない。
引き続き計画は続行されることになる。300人委員会をも出し抜き、彼ら3人の目指す理想のために。

屋上についた拓巳は、七海を人質にした将軍の声に従い、アクリル板の割れ目から街頭のギャラリーをのぞきこむ。
集まったギャラリーとマスコミは歓声をあげ、街頭ビジョンには拓巳のリアルタイムの映像が映し出される。
テロップには『渋谷駅前より完全生中継』『驚異のエスパー少年ついに登場!』『ニュージェネ犯人の正体を透視か!?』
将軍は、キミにはそこから一歩も動かずにディソードを見つけてもらう、と言う。
視界の中で剣を見つけた拓巳は、切り取ろうと手を伸ばすが、死にたくないと諦める。
妄想で血塗れの七海にどうして助けてくれなかったのとなじられ、激情して将軍につかみかかる。
しかし手応えはなく、ダーススパイダーのヘルメットが床に転がるだけだった。

175 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:36:54 ID:SAl4fDx/ BE:805194836-2BP(0)
第7章【pychopath】
その直後、マスコミが拓巳のもとを押し寄せ、拓巳は意識を失い病院に運び込まれる。
目が覚めた拓巳が帰宅して、冷蔵庫に入れた手首を確かめてみると、手首は消えていた。
ニュージェネ第6の『美味い手事件』が起こり、ニュースになる。
拓巳は街中でDQNたちにからまれる。彼らはダーススパイダーの衣装を着た男に金で頼まれて拓巳をぼこる。

病室にいる、みずからを『将軍』と呼ぶ彼。その病室に梨深が入ってくる。
梨深は『将軍』に、西條拓巳は危険だから消すべきと言うが、
『将軍』は、彼にはやってもらわなくちゃいけないことがあると梨深に返す。

気絶した拓巳が目覚めると、何故かDQNたちはフルボッコにされていて、折原梢が泣きそうな顔で見ていた。
梢はテレパシー能力があって、普段は喋らないが、拓巳の心になのら口調で話してくる。読心もできる。
ここから離れたほうがいいという梢に従いついていく。
こずぴぃ(梢の一人称)との会話で、梨深は脳内人物じゃなく実在してると確認できる。
梢もディソードの持ち主だった。どうやって手に入れたか訊くと、殺してやりたいと願ったと答える。
こずぴぃは東京に出てくるまで剣が怖くて仕方がないと思っていたが、
メッセージボードを持ったホームレスと会話して、剣は自分だからと純粋な気持ちで依存するようになる。
こずぴぃの話を聞いて、ディソードを知ってるなんてそのホームレスは何者だろうと拓巳は疑問に思う。
そのホームレスは最後にこんなことを梢に言っていた。
「”君たちは特別な存在だ。中でも一番特別なのは”」「”その目だれの目?を生み出した少年”」
こずぴぃは、街中でセナを見かけて声をかける。2人は知り合いだった。3人でガルガリ君を買いに行く。

176 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:39:12 ID:SAl4fDx/ BE:805194836-2BP(0)
セナは語る。ディソードは、あらゆるリアルブートのためのショートカット的存在。
ディソードとディラックの海とのチャネルを大きくすることで、ディラック方程式により粒子と反粒子を作り出せる。
この粒子こそがギガロマニアックスが生み出す妄想、世界にとってのエラー。
そのエラーを現実とするには、作り出した粒子を他人のデッドスポットに送り込み、
粒子は電気信号に変換され、周囲共通認識となる。
ディソードはリアルブートをしていないと妄想の剣でしかなく、ギガロマニアックスにしか見えないが、
周囲共通認識が成立して、リアルブートすれば現実になる。
妄想を現実にする行為にはリスクがつきまとい、粒子とともに対生成される反粒子はディソードにストックされていく。
反粒子は数学的に言えば過去に向かうものだから、ストックすればするほど、
ギガロマニアックスには現在の状態とのずれが発生し、やがてその矛盾により、存在としての自己崩壊へ至る。
こずぴぃも実は妄想を音声として送り込んでいるだけ。
読心は、ギガロマニアックスは他人の妄想を見ることができ、こずぴぃは特にその能力が高いから。
こずぴぃは心の声によるノイローゼで、高2のとき殺してやりたいという本能に支配され、覚醒し、
同級生をリアルブートしたディソードで襲い掛かった。


第8章【Ir2】
判は優愛と会っていた。優愛は『集団ダイブ』で死んだ美愛の双子の姉だった。
美愛の両親は、事件の報せを受けた日は悲しんだが、次の日になるといつものように笑っており、
美愛のことについて話しても、「お前に妹なんていないよ」と、おかしくなってしまった。

判の携帯にニュージェネ第7の事件の知らせがはいる。
DQN3人が身体を両断され、それぞれの半身を入れ替えて縫合されている。
ガイシャの胴体は切断されのではなく、強い力でひきちぎられたものと、解剖の結果分かる。

『DQNパズル事件』に関して、グリムから拓巳に連絡がある。被害者3人の顔写真、拓巳はその顔に見覚えがあった。

177 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 22:46:06 ID:SAl4fDx/ BE:447330252-2BP(0)
拓巳は、何か手がかりになるかもと、子供のころ書いた『その目だれの目?』の作文を読み返す。
作文用紙の裏には落書きがしてあり、『将軍』がチャットで書いたものと同じ公式が書かれていた。

優愛は、判から『張り付け』の凶器の杭からは拓巳の指紋が検出されなかったと聞いて、
拓巳を犯人扱いしたことに罪悪感を覚える。
判は、優愛に、何もないところから剣を出す手品について訊く。
優愛は、拓巳とFESをストーキングした時、FESが剣を出したのを見たことを話す。
雑談の中で、金曜日に毎週新作が発売される『ゲロカエルん』と、毎週末に規則的に増加するGEレートがつながる。

拓巳は、投身自殺未遂したFESの見舞いに病院へ行く。
そこで看護師の葉月のクリップボードにグリムが描いたのと同じ絵が描かれているのを見る。
病室でFESは、自分が覚醒したのは、アークハートメディカル会の施設職員があるとき入れ替わり、
それ以来、様々な拷問を受けるようになり、心が壊れる間際に大いなる意志の声が聞こえて、
剣を召喚できるようになったと、過去を語る
そして、グラジオールの黒騎士は七人すべて渋谷に集まっており、後は覚醒を待つだけ、
キミも騎士のひとりだから、試練を乗り越えた時、ディソードは召喚される。
一緒に邪心王グラジオールを倒すのよ、急がないと世界は滅びるわ、と語る。
帰る途中、病院のロビーで『張り付け事件』の容疑者・小前田が逮捕というニュースを見る。
携帯電話に七海から電話がかかってくる。「おにぃ…ナナの右手を、返して」

セナとこずぴぃは、拓巳の留守中に家に侵入し、そこで作文を発見してIr2を生み出した張本人が拓巳だと認識する。
拓巳は七海が気になり、ベース前で梨深に実家までついてきてほしいと頼むが、
梨深は行きたくないと拒否し、実家には戻らないで、あなたは何も知らなくていい、
このコンテナハウスだけで生きてもらわないと困ると、切迫して言う。
その時、甲高い音が響く。光の方へ顔を向けると、コンテナハウスの上にディソードを持ったセナが。

178 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 23:24:13 ID:SAl4fDx/ BE:1789320858-2BP(0)
セナは、作文を書いたのはお前かと拓巳を問い詰め、そうだと答えると拓巳を殺そうとする。
梨深は、拓巳を庇い、ディソードを召喚してセナの剣を受け止める。
梨深も、ギガロマニアックスだった。
そこにホームレスの男が現れる。セナが探し続けていた男は、
お前の母さんのおかげで素晴らしい実験結果が出た、母さんは世界のために役立ったんだ、と言う。
激情したセナは男を殺す。それが、セナの念願だった。
セナに声がささやく。『お前が、望んだ妄想だ』『あなたが、望んだ妄想だよ』
その言葉で妄想を読まれた精神攻撃だと悟る。
セナは泣きじゃくって、渋谷の混乱は全部あの公式が発端で、
お前の生み出したものが世界を滅ぼすかもしれないと、むき出しの感情を拓巳にぶつけるが、
梨深は、タクは何も知らないからそれ以上言わないでと言う。
セナはIr2を元に作られた装置によって、ギガロマニアックスは異常ではなくなり、
誰もが力を自由に使えるようになると語る。
こずぴぃの、やっぱりあの人の言った通り拓巳しゃんはすごいのらという発言で、セナはホームレスの男の消息を知る。

ひとつの実験があった。”彼”は希テクノロジー社の研究員。天成神光会の信者。
極秘裏に行われていたプロジェクト・ノアの中心人物であり、fun^10×int^40=Ir2について解読した男でもあった。
”彼”は実験のために、出産間際の妻を差し出した。妻が社宅だと思った部屋にはノアUプロトタイプが設置しており、
思考盗撮、視覚投影、五感制御。それらの効果を、人体実験によって確かめる。
次女につけられた名前から、その実験はマナ実験と呼ばれた。
マナが、生後1ヶ月で死んだ。死因は不明だった。妻の目にはマナは生きていると映っていた。
それはノアUプロトタイプの影響であり、”彼”もいつしかノアUの完成ではなく、
妻に夢を見続けさせることが目的になった。
そうして2年近く続けられた実験は、雇い主の唐突な言葉で終わりを告げた。
”彼”は必死に抵抗し、そのためプロジェクトから外された。
”彼”は温情として、実験場が閉鎖される日、同席を許された。”彼”の長女もまた同席させられていた。
そして、装置は止められ、夢は、終わり、妻は壊れた。狂ってマナを食べて死んだ。
妻を看取った数日後、”彼”は姿を消した。

179 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 23:36:19 ID:SAl4fDx/ BE:268398432-2BP(0)
梨深は制止するが、拓巳は”実家”に向かう。そこに、見知った家はなかった。
未視感だとつぶやく拓巳の言葉を、梨深は即座に否定する。「違うよ。この世界に──タクの帰る場所はないの」

『将軍』は病院の廊下を車椅子で進んでいた。すれ違った看護師は誰も、彼を認識できなかった。
病室のドアがひとつあった。『将軍』はドアを開け中へ入っていく。そこは、幻の病室。誰も知らない部屋。
入院している患者を示すネームプレートに書かれた名は──『西條拓巳』


第9章【giga-lo-maniac】
「あなたは……妄想の存在なんだよ」
拓巳は、ギガロマニアックスの妄想によって、1年半前に生み出された人間。
拓巳を妄想したのは『将軍』。拓巳の妄想力はとても強く、妄想すればするほど『将軍』の命が削られる。
梨深は、これ以上妄想しないでとお願いして、七海を誘拐した者のところへ行く。

優愛と判とモモちゃんは、調査で分かったことを話し合い、
黒幕が明和党、希グループ、天成神光会であると、目星をつける。
そこで、判の携帯に、諏訪が拉致されたらしいという電話がかかってくる。どうやらAH東京総合病院にいるらしい。

判は病院で諏訪に拳銃で撃たれて殺される。病院までついてきた優愛は、美愛の姿をみかけて追う。
優愛は、妄想の美愛に殺されそうになるが、ディソードに覚醒する。
美愛を切ると正体を現す。それはポートを持ったポーターだった。
FESがポートを剣で切る。そして、優愛にむかってキミもグラジオールの騎士だったのねと言う。

梨深は、既に稼動しているノアUの前にいた。七海がそこに囚われていた。
希グループ社長の野呂瀬玄一は七海に妄想を見せ、梨深と敵対させる。
梨深は精神攻撃を受けて負け、囚われてしまう。

180 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 23:43:23 ID:SAl4fDx/ BE:2191917577-2BP(0)
拓巳は、ベースで妄想の七海と話をする。抱きしめようとするが、七海は粒子になって消える。
拓巳は殺されたくなって、星来たんの言葉に従い、音を追いかける。
いつの間にか拓巳はスクランブル交差点にいた。
グリムが予告していたように、祭りになってギャラリーがおしかけていた。
マスコミの前で、拓巳はニュージェネ事件への関与を認める発言をして、殺してと言う。
ギャラリーは暴徒になり拓巳に襲い掛かる。

そんな拓巳に『将軍』の声がかかってくる。君はここ死んじゃいけないと。
O-FRONTの時の、自称『将軍』は本物の拓巳ではなかった。
『将軍』は、動き出した全ての黒幕を止められるのは君だけと言う。
ノアUは既に稼動しており、この祭りが企図された目的は無差別人体実験。
このままだとノアUによって、一部の者にあらゆる人は支配されてしまう。だから『将軍』は拓巳に託した。
全ては、『将軍』がIr2を妄想したために始まった。
だが『将軍』は満足に動くこともできない身体。それで、拓巳を生み出した。
梨深は、梨深という人格が妄想で生みだされた時には、監禁されて拷問されていた。世界は闇しかなかった。
しかし、妄想が『将軍』とシンクロして、青い空ができた。
「あの空は、どこにあるの?」
『君が、望めば、どこにでも』
「望んで、いいの……?」
『もちろんだよ』
『自分のデッドスポットに、望む色を当てはめてごらん。そうすれば──』
『君の望む世界の色を、作り出せる』
『世界は、君の望みに応えてくれるよ』
その出会いから、何日か何ヶ月かたって、『将軍』の病室に梨深がやってきた
梨深は『拓巳』に救われたから、今度は『拓巳』に力になりたいとおもった。
梨深の、過去。梨深の、想い。梨深の、覚悟。それを思い出して、タクは胸が締め付けられる。
梨深は、タクの近くにいることで監視して、タクを覚醒させないようにしていた。
拓巳は自分の気持ちに気づく。僕は梨深が、好きなんだ。
この1ヶ月の想い出は、僕と、梨深、2人の周囲共通認識。
他のすべてがまやかしだったとしても。
この想い出と。それを積み重ねて生まれた気持ちは。本物だ──



181 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 23:45:40 ID:SAl4fDx/ BE:670995353-2BP(0)
拓巳は『将軍』に対し、僕は世界を救うなんてどうでもいい。ただ、僕は、梨深を助けると、自分の意志を伝える。
拓巳は、大切な人を助け出すために、どうしても必要なんだという想いで、ディソードの召喚に成功する。
暴動を引き起こしている、ノアUの端末であるポートがバイオリズムを高騰させているので、破壊するために探し出す。
これまで拓巳は無意識に様々な人の思考を盗撮してきた。それらがヒントを与える。
こずぴぃのようにチャネルを開放し、ポーターたちの妄想を盗聴して、居場所を発見する。
標的の方向にいる群衆の妄想をハックし、立ち場所をずらして道をつくる。
投擲したディソードは、物理法則を無視して、妄想のままに正確無比に飛翔する。
1人、2人と、ポートを破壊する。そして3人目のポーター、葉月=グリム、そしてニュージェネ事件の真犯人、
その妄想をハックして、犯行の記憶を街頭ビジョンに投影する。
葉月は、すべては教祖様のお言葉だと言い遺して、メスで自らの頚動脈を切って殉教する。
空が白く染まり、ノアUによるサードメルトが発生する。渋谷は関東大震災クラスの地震に見舞われる。


第10章【blue sky】
拓巳と『将軍』は心象世界で話をする。『将軍』は早老症で、もうじき死ぬ。
物心ついたときからギガロマニアックスとしての力を、意識的にしろ、無意識的にしろ、何度も使ってきた。
だから、存在としての矛盾が大きくなりすぎた。
『将軍』の作文は、ある科学者の目に留まり、
人工的にギガロマニアックスの能力を発生させる装置、プロジェクト・ノアの研究が始められる。
梨深の拷問はプロジェクトの一環であり、梨深と会ったことで、『将軍』は計画に気づいた。

優愛とFESは、混沌とする街で、七海を発見する。地面が陥没して、3人は巻き込まれる。
拓巳は気絶した『将軍』を背負うと、ノアUの場所を知るため、セナの父親の波多野一成を探す。
その途中、拓巳はFESたちを見つけて、妄想によって瓦礫の下から救出する。
そして七海は実の兄に再会する。バングルは『将軍』のポケットに入っていた。
七海と『将軍』をモモちゃんに預け、手分けして波多野を探す。

182 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 23:51:25 ID:SAl4fDx/ BE:536796926-2BP(0)
セナとこずぴぃは、波多野を発見する。セナは父を殺そうとするが、
波多野はセナをかばって突き飛ばし、諏訪に撃たれる。
セナとこずぴぃは、諏訪から妄想による精神攻撃を受ける。拓巳は、こずぴぃの心の悲鳴を聞き、かけつける。
諏訪はリアルブートした十字架の杭を拓巳に投擲して打ち付ける。
拓巳は妄想シンクロにより、拓巳と諏訪の立場を入れ替える。拓巳の負傷は消え去り、諏訪が『張り付け』にされる。
波多野は死ぬ間際に、セナの心にノアUの場所を伝える。

明和党の衆議院議員・猪鼻康三と、天成神光会教祖・倉持雄大は、ノアUを見て満足げにうなずいた。
希カンパニー社長の野呂瀬は、ノアUの力の実演で、2人は用済みと処分する。
ノアUの傍らには、七海を解放するかわりに人質になった梨深が囚われていた。
野呂瀬は、ノアUをより完全なものとするために、
ニシジョウタクミの脳波CODEサンプルを待ち望み、梨深はその餌だった。

拓巳は、ノアUに向かう途中、リアルブートされた3桁に及ぶ数の等身大の星来たんに襲われ、負傷する。
星来たんは、アニメじゃないかという妄想で、すべての星来はあるべき姿に戻る。

ノアUのもとに辿り着いた拓巳に、野呂瀬が演説する。
ギガロマニアックスとして覚醒して数十年、人間の醜い負の妄想を見続けてきたが、
ノアUによって清廉な心に漂白できると。
拓巳は、ノアUをディソードで壊そうとするが、ノアUの自己防衛機能により意志が歪ませられる。
ノアUは野呂瀬以外近づけない。
野呂瀬はディソードで拓巳を殺そうとするが、梨深がかばう。
しかし、拓巳は、妄想の声によって、そんな梨深を犯しそうになる。
それを否定すると、今度は巨大な杭で串刺しにされる。
3日間、串刺しの妄想の痛みに耐えるが、現実に帰ると1秒しか経過していない。
野呂瀬はディソードで拓巳を両断し、死ぬまでの数分の間に脳波のサンプルをとろうと言う。
拓巳は、人としての存在を否定され、形を保っていられなくなる。

183 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 23:53:16 ID:SAl4fDx/ BE:1610388094-2BP(0)
西條七海が、祈る。兄とともに収容された病院で。実の兄の、しわくちゃの手を握りしめて。
右手の痛みに耐えて。もうひとりの兄の無事を。

楠優愛が、祈る。倒壊したビルの瓦礫。そこに埋もれるように横たわるコンテナの中で。
”彼”の美少女フィギュアのひとつを握りしめて。
地震と火事で醜く変形してしまったフィギュアたちの姿に感じた、胸の痛みに耐えて。
彼女を許してくれた少年の無事を。

岸本あやせが、祈る。避難所となっている、翠明学園。その校舎の屋上で。神話が書かれた文庫本を握りしめて。
崩壊した渋谷を覆う、不特定多数の妄想が見せる悪意の痛みに耐え。
彼女の歌を、彼女の話を、聞いてくれた少年の無事を。

折原梢が、祈る。神泉駅の、薄暗いホーム。蒼井セナの、震える手を握りしめて。
足の傷の痛みに耐えて。心の声で語り合ったクラスメイトの少年の無事を。

蒼井セナが、祈る。横たわる父の傍らに座り。父の、冷たくなった手を握りしめて。
最後まで素直になれなかった後悔の痛みに耐えて。
彼女の”お願い”に、不器用ながら応えようとしてくれた少年の無事を。

咲畑梨深が、祈る。冷たい床に横たわりながら。”彼”へ伸ばした自らの手を、きつく握りしめて。
傷だらけの”彼”の姿を見て感じた、締め付けられるような胸の痛みに耐えて。
自分が守ろうとした、自分を助けに来てくれた少年の無事を。

『僕はなにもできなかった』
『君が、行動したんだ』
『その結果として、みんなが君のことを見てきた』
『君という周囲共通認識は、とっくに、できあがっているんだ』
『これからは、いや、もうすでに』
『君こそが──』
「僕は──」

184 :CHAOS;HEAD:2009/12/13(日) 23:55:57 ID:SAl4fDx/ BE:1073592746-2BP(0)
「タクーっ!」
その声が聞こえた瞬間に。意識が僕を固定した。僕は、僕としての形に、戻る。
身体の傷は治っていた。上半身と下半身は繋がっていた。
拓巳は、妄想による精神攻撃に打ち勝った。野呂瀬は現実で拓巳を切るが、1秒後には拓巳は完全に再生する。
肉体の形を捨てたがゆえに、いかなる形をもとれる。
人としての形を保てなくなった──その妄想を取り込み、拓巳は自分のものにした。
これは再生ではなく。補充。
失われた部分は。拓巳の体内から無限に増殖する塵から、再び肉を、骨を作り出し。補う。脳を失っても。
野呂瀬は自分では勝てないと悟る。
ディソードによる物理攻撃は通用しない。存在理由を否定する妄想攻撃は逆に取り込まれた。
野呂瀬は、ノアUの力を利用し、無数の反粒子をぶつけて自己崩壊させるべきだと考える。その妄想は拓巳に読まれる。
拓巳は、反粒子により形成された黒き大蛇で野呂瀬をとらえ、先端に野呂瀬を刺したままノアUに大蛇を猛進させる。
ノアUの自己防衛機能、妄想の結界は打ち破られ、装置は爆発する。

■Aルート
崩壊した渋谷に横たわる拓巳。
梨深は、拓巳が生きていると『将軍』の残り少ない寿命が縮むため、拓巳を殺そうとする。
(※trueフラグがないとそのまま殺される。ビシィさんがラスボスと言われる所以)
しかし、殺せなくて、拓巳が好きだと気持ちを吐露する。拓巳が生を選んだ瞬間、『将軍』は死ぬ。
拓巳も、梨深へ想いを伝える。
2人は周囲共通認識で、心象風景のあの青い空を作り出す。

七海は病室でタクミ(オリジナル)の手を、右手でしっかり握っている。
アニメ(妄想)であり、拓巳の弱い心の象徴であった、星来たん覚醒後フィギュアは、
瓦礫の上に放置されて横たわっていて、その表情は無表情。しかし同じように青い空を見上げている。

185 :CHAOS;HEAD:2009/12/14(月) 00:00:14 ID:rvTAgROB BE:447330252-2BP(0)
■Bルート
”その目だれの目?”フラグを回収する以外は、10章の途中まで同じ。
セナが波多野と会う所から分岐。セナは野呂瀬と波多野を見て、元凶である野呂瀬を切る。
しかしそれは、妄想で野呂瀬に見せられていた波多野だった。次の瞬間、波多野だったほうは諏訪に変わる。
セナは心が壊れてリタイヤ。
拓巳がかけつけるが、葉月を殺されてぶち切れてた諏訪が、心を殺してやると拓巳に妄想を見せる。
これまでのニュージェネ事件を、被害者の立場で追体験させられる。
『集団ダイブ』は、ダーススパイダー諏訪によって、被害者5人は刃物を持って迫る群衆の妄想から逃げるため、
存在しない階段の妄想に向かって足を踏み出し、ダイブする。
『妊娠男』は、ダース諏訪に拉致され、葉月のお腹の子供を、麻酔なしで腹を切開されてつめこまれる。
つめこんだ所で葉月は気絶するが、諏訪が傷口を縫う。
『張り付け』は、実行犯の小前田が、妄想ハックにより被害者を絞殺する。
被害者が何度もゾンビのように蘇ってくるように見えるので、十字架の杭を何度も打ち込む。黒幕はダース諏訪。
『ヴァンパイ屋』は、全身の血を葉月に抜かれる。
『ノータリン』は、葉月にスプーンで脳をすくわれる。
『美味い手』は、ダース諏訪が被害者の右手を指し、「それ、おいしそうっスね」と声をかける。
被害者は、妄想で食欲が刺激され、たまらず食らいつき、右手をのみこんで窒息死する。
『DQNパズル』は、拓巳にボコボコにされた3人組が、ダース諏訪に文句を言うと、
諏訪はキミたち用済みと、スパークウォーズのエイリアンをリアルブートして、3人組の身体をひきちぎる。

186 :CHAOS;HEAD:2009/12/14(月) 00:04:57 ID:SAl4fDx/ BE:1610389049-2BP(0)
諏訪はノアUの端末であるポートの力で、拓巳の心を殺すことに成功する。
諏訪は、幼馴染であり恋人である葉月を自殺に追いやった拓巳が許せなかった。
2人は、天成神光会の信者で、教祖様の命令にはなんでも従う。
ニュージェネ事件は、タクを覚醒させてからCODEサンプルをとるか、タクミを誘い出してサンプルをとるため。
拓巳は、ノアUの前に連れてこられる。こずぴぃはひどい拷問が現在進行中。
梨深は、あなたなら止められると、拓巳の拘束を外す。拓巳はディソードを召喚する。野呂瀬は驚く。
拓巳は、ノアU目がけて、全ての力を解き放つ。──2ヵ月後、事件は解決され、拓巳はハーレムで幸せ。
でもそれは妄想。野呂瀬がCODEサンプルを採取し終えると、
拓巳はもう用済みだからいつ死んでもいいですよと放り出される。
拓巳は自分が幸せな妄想に逃避していたことを悟り、
僕は結局、価値のない人間だったんだ、そのうち誰か殺してくれるだろうと、さっきの妄想の続きに戻ることにする。

OPと同じ崩壊した都市の場面にうつるが、視点の主は梨深。
拓巳を楽にするために、梨深は拓巳を殺す。
青い空はどこにもなく、ただ鈍色の空がひろがるのみ。梨深は空に手を伸ばす。
誰か、教えて、あたしたちのあの空は、何処へ行っちゃったんだろう──

187 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/17(木) 22:53:22 ID:jkT56AR/
ちょっと遅かったが禿げ上がるほど乙

188 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/20(日) 04:59:52 ID:KCwqp/Mw
すいません
前にここでプリズマティカリゼーションを要望したけど
家庭用の方のウィキで書かれてたのを読んだからもういいです

189 :『CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:38:35 ID:7Ipk6rEQ BE:626263027-2BP(0)
■梨深【アニマの像】
ベースで作文を発見してIr2を生み出した元凶が拓巳だと知ったセナが、拓巳に襲い掛かる。
梨深はタクを助ける為にセナと対峙する。
梨深は、セナを精神攻撃で攻撃する。セナはビルの縁から落ちてしまう。
こずぴぃは梨深を敵と認定し、梨深と戦闘に突入。梨深はこずぴぃも殺してしまう。
「殺すつもりはなかったのに……」
梨深は取り乱して気絶する。次に目覚めた時、梨深はすべての記憶を失い、子供のようになっていた。
自分で自分の心を殺した梨深を、拓巳は世話する。そこでサードメルトが発生し、拓巳は気絶する。
拓巳は梨深の深層心理に入り込み、そこで彼女の屍(人格)と過去を垣間見る。

梨深は、小さいころ事故で両親を亡くし、AH総合病院に運ばれ、社会的には死亡扱いにされて監禁された。
野呂瀬に目をつけられ、”ギガロマニアックスとして強制的に覚醒させる”実験として、拷問を受けていた。
それに耐えかねた梨深の前の人格は、妄想の中で自殺をし、別の人格が妄想で作られた。
新たに作られた人格はそれ以前の記憶は持たず、生まれた時から拷問の最中で、世界は闇だけだった。
ずっとそうした自殺を繰り返してきたが、梨深の人格の時に、タクミと妄想シンクロして救われた。
拓巳は、彼女に帰ってきて欲しいという願いで、今まで死んでいった彼女を生き返らせひとつに統合する。
救われた梨深とキスをし、深層心理から脱出した拓巳は眠りにつく。

190 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:40:21 ID:7Ipk6rEQ BE:357864724-2BP(0)
目覚めた梨深は、ノアUが起動し始めたことを知り、タクを残してノアUに向かおうとする。
そこへタクミが現れる。タクミは、『もう少しで拓巳は覚醒する』『君では野呂瀬源一には勝てない』と言う。
梨深は、「タクには覚醒せず、普通に生きていて欲しい」「タクは、私が守るから」という決意と覚悟を見せる。
タクミはその想いを認め、自分の残りの力を梨深に託す。

ノアUの前で、七海が磔にされているのを発見し、梨深は七海を助けようとする。
そこへ野呂瀬が現れディソードで攻撃してくる。梨深は深手を負う。
しかも梨深は、頼みの綱である自らのディソードを七海を助けるために使い、手放してしまう。
絶望的な戦力差で野呂瀬は梨深をなぶるが、それでも諦めず反抗的な梨深。
業を煮やした野呂瀬は、妄想による精神攻撃を梨深に仕掛ける。
「それを、待っていた」
「その目、だれの目?」
オリジナル拓巳の力を借りた妄想攻撃を、逆に野呂瀬に見舞う。
無数の目が、野呂瀬を見つめる。(全ての目が羽根状になってる)
満身創痍の梨深は、妄想に囚われた野呂瀬を手に持っていた十字架の杭で一突きし、野呂瀬を殺害。
身体は野呂瀬にぼろぼろに切り裂かれ、もはや残る力すらない梨深は、その場に倒れこむ。

戦いが終わった後、目覚めた拓巳の前に将軍が姿を現す。
『君はもう自由だ』『梨深はもう戻らないよ』 と全てが終わったことを告げて姿を消す。
しかし、拓巳は梨深がまだ生きていると信じる。
「今度は僕が君と一緒にいてあげるんだ」
拓巳は、梨深を迎えに行くため、梨深を捜しに崩壊後の渋谷に旅立つ。
彼女がいるであろう、ノアUのあるプラネタリウム、黒い煙が立ち昇る、その場所を目指して──



191 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:42:30 ID:7Ipk6rEQ BE:536796443-2BP(0)
■セナ【デウス・エクス・マキナ】
O-FRONTの件の後、拓巳はセナに助けを求める。
セナは了承するが、希本社に乗り出すと言い出し、タクを連れて突入。罠にはまって二人は監禁される。
サードメルトが発生し、命は助かるものの、瓦礫に埋もれて身動きとれない状態に。
そこへセナの父である波多野が救助に来る。当然セナは憎悪をぶつけ、口論になっていると、
部屋にあった壊れたモニタの画面に、何者かからの呼びかけのメッセージが表示される。
送信者は、300人委員会のメンバーであり、この世界のゲームマスターを名乗る。
世界を管理する神のような存在だが、直接世界に介入できないので、君達にエラー(ノアU)を排除してほしいと、
拓巳達に頼んでくる。ちなみに、猪鼻と倉持はこちらで排除したと言う。
もし協力してくれるならばチートコードを与えるという条件を出され、タクは了承。
セナには死んだ母と妹を蘇らせるという条件で了承し出発するが、波多野はもう少し300人委員会と話がしたいと残る。
波多野は300人委員会に疑惑をぶつけるが、
「知りすぎた存在は排除されなければならない。猪鼻や倉持のように。それは君たちとて例外ではない」
と告げられ、モニタはブラックアウト。波多野は裏を悟り、セナ達を追うが、
何故か建物が崩壊、波多野は瓦礫にのまれて、消されてしまう。

192 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:44:34 ID:7Ipk6rEQ BE:2818179397-2BP(0)
拓巳とセナはチートコードの在り処と教えられたコインロッカーに到達する。
中を開けると、赤ん坊が。チートコードの発動はロッカーの中のガジェットを破壊することで発動する。
拓巳は壊そうとするが、セナは拒否。言い争ってると諏訪が登場し、赤ん坊を銃で撃つ。
さらにセナを撃とうとするが、拓巳がかばって撃たれる。
そこに梨深が援護に現れ、二人は梨深に諏訪を任せて、ノアUの破壊に向かうが、
洗脳された天成神光会教徒が銃を持って行く手に立ちはだかる。
既に赤ん坊が死んでると認めたくないセナだが、瀕死の拓巳が赤ん坊を受け取り、
その瞬間、拓巳は力を手に入れディソード召喚。
拓巳はノアUのあるプラネタリウムへ向かって攻撃するが、はじかれてしまう。さらに撃たれる拓巳を、今度はセナが庇う。
「もう憎しみも悲しみも見たくない。お前だけを死なせたくない。戦うときも死ぬときも一緒だ」
二人してディソードを握り、力を合わせた一撃でプラネタリウムごとノアUを破壊。
チートコードを返そうと二人とも言い合い、エンディング曲へ。

モモちゃんは、300人委員会に報告をする。
「エラーは全て消去。ノアUと野呂瀬玄一の消去も確認したわ」
「オリジナルの西條拓己は確保済み。コピーの西條拓己、および波多野セナは予定通り任務を実行後、ともに死んだわ」
「そうそう、周りをウロチョロしていた天成神光会の信者連中も処分しといたから」
「世界人間牧場計画の予定には若干修正が必要ね」
「ええ、了解。デバッガの任務は終了します。以後、監視者の役割へ戻ります」
報告終了後、赤ん坊が奇跡的に生きているのを発見する。
「あの二人の命が、この子に宿ったのかもね」
モモちゃんは、そのエラーを見逃し、赤ん坊を育てることにしたのだった。

193 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:47:08 ID:7Ipk6rEQ BE:1207790993-2BP(0)
■梢【殺戮に至る病】
『将軍』の影に怯える拓巳は、こずぴぃに助けを求める。
二人の周囲では集団ストーカーのような嫌がらせが頻発。精神的に追い詰められていく。
ある日、梢はクラスの女子に屋上に呼び出され、いじめを受ける。
そこでポートの稼動音が。いじめ女子は手鏡を取り出し「お前は誰?」と梢に鏡を向け、トラウマを抉る。
負の妄想が爆発し、こずぴぃはいじめ女子をディソードで皆殺しにする。
拓巳は、「助けて」と心の声をあげる血塗れのこずぴぃと合流する。
こずぴぃは、拓巳に味方かと問いかける。拓巳は味方だと答える。
この血が惨殺したクラスメイトのものと告白された瞬間、拓巳は惨殺の瞬間が脳裏に浮かぶ。
事実を確かめに拓巳は屋上へ行き、惨状を見て、逃げ出す。
逃げている途中で梨深に会う。味方がいてくれた、と安心する拓巳。
しかし、梨深は拓巳を殺そうとする。
「タクには消えてもらわないといけないの」
信頼していた莉深に裏切られ、心の中が憎悪で満たされていく拓巳。
その心を感じ取った梢が現れ、背後からディソードで莉深を攻撃、殺害。
もう何を信じたらいいのかわからなくなった拓巳は、ただ一人でいたくない一心でこずぴぃに救いを求める。
そんなタクミをこずぴぃは「身勝手な人」というが、こずぴぃを必要としてくれた人を守ると約束する。
こずぴぃは汚い男の人からの負の感情は否定するものではないという教えの下、守る=いじめる人を殺すと決意。

194 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:49:39 ID:7Ipk6rEQ BE:805195229-2BP(0)
二人が学校を離れようとしたところで、三住とDQN達に遭遇する。
三住は、恋人のミナコ(いじめ女子筆頭)がどこに行ったか問い詰めるが、
DQNの方は、いきなり七海を話題にあげ、ダーススパイダーに好きにしていいと言われたからかわいがってやったぜと、
携帯画像を見せ付ける。その画像には、右手がなく血まみれで、裸にむかれた七海が写っていた。
憎悪に満たされた拓巳は護身用ナイフでDQN一人を刺し殺す。
「全員、ぶち殺してよ」
拓巳の心の声を聞いたこずぴぃは、三住含めてDQNを全員惨殺。
中庭に出た二人の前に、セナが姿を現す。セナは精神攻撃の元凶であるポーターを叩くべきと訴えるが、
二人にとって既に何が悪であるか関係なかった。
「こずぴぃと拓巳しゃんを攻撃してきたゴキさんたちはね、自動的に敵だよ〜」
「セナしゃんは味方なの?」という無邪気な問いに、セナは「お前達の味方だ」と答える。二人は安堵する。
しかし、負の妄想に取り付かれディソードを制御できなくなったこずぴぃは、セナに襲い掛かる。
反粒子が蓄積したディソードは、もはや梢の存在を侵食していた。
心と身体が一致せず、負の妄想のままに暴走することを止められない。
セナは、何とかして梢を助けようとするが、梢のディソードに斬られ、絶命。
殺したくなんかなかったのにと悲嘆にくれる二人のもとに、黒幕のダーススパイダー諏訪が登場。
実は翠明学園は、希と天成神光会の息のかかった法人で、意図的にギガロマニアックスを集めていた。
この騒動は、タクを覚醒させてをCODEサンプルを取るため。そして仕上げとばかり、諏訪が直接手を下しに現れた。
諏訪は、CODEサンプルを取るため生け捕りにすべく、二人を銃で撃つ。
銃撃を受ける二人。しかし、こずぴぃは胸を撃たれながらも、ディソードの反撃で諏訪を殺害。

195 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:52:02 ID:7Ipk6rEQ BE:1610389049-2BP(0)
二人は力尽きて花壇に倒れこみ、血まみれで手を繋ぎあい、仰向けに空を見上げる。

「こずぴぃも、あんな風に空に浮かぶ、ぶちゅぶちゅさんになりたいな…」
…なれるよ。
こんなくそったれな身体は捨てて。
こんなくそったれな世界は捨てて。
星になればいいんだ。
そうすれば、苦しみも、悲しみも、味わうことはなくなるから。
そうすれば、平穏な時間が訪れるから。
「拓己しゃんも、一緒に来てくれる…?」
…もちろん。
ずっと一緒だ。
こずぴぃだけは、僕を裏切らないでくれたから。
こずぴぃだけは、僕のために最後まで頑張ってくれたから。
だから僕も、こずぴぃを裏切らない。
だから僕も、こずぴぃのために最後まで付き合う。
「ありがと…」
「あのね、こずぴぃ…拓己しゃんのこと、好きになっても…いいかなぁ?」
…いいよ。
薄れゆく意識の中で。
僕はそう答える。
握り締めたこずぴぃの手が、徐々に温もりを失っていくのが分かる。
僕の手を握ってくれていた彼女の指から、力が抜けていくのが分かる。
それでも僕は、最後までその手を離さずに。
涙をこらえて。

空が次第に白く染まり、”ぶちゅぶちゅさん”を消し去っていく中、
拓巳は思う。こずぴぃが”ぶちゅぶちゅさん”が消えていくところを見なくてよかったと。
世界はノアUのサードメルトで白く染まる。

196 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:55:02 ID:7Ipk6rEQ BE:2818179779-2BP(0)
■優愛【月と太陽】
諏訪の陰謀で、優愛は拓巳がニュージェネの犯人だとますます強く思い込み、拓巳をコンテナハウスに監禁。
拓巳はDID(解離性人格障害)で、将軍という人格が人を殺してるから、将軍を出せと迫る。
「出てきなさい」
「出て来い」
「出てきてよ」
「出てこられないの?」
「出てこられるはずよ」
「出たいでしょ?」
「出・て・来・い。人殺し」
「殺さない」
「私が殺させない」
「死んで逃げる事は許さない」
「許さないわ、許すわけにはいかないの」
「あなたなの、あなたしか考えられないの」
「わたしはあきらめない」
「それまで絶対に逃がさないから…」

毎日毎日、いつまで続くか分からない異常な尋問を受ける拓巳。
ある日、優愛は日記を持ってきて拓巳にそれを見せる。
集団ダイブの前日の日記には『その目だれの目』とひたすら書き込まれていた。
優愛は、これが証拠品で、美愛は将軍にストーカーされていたんだと言うが、拓巳は反論する。
「それは優愛の日記じゃないか」 日記の表紙には、『Yua's Diary』と書かれていた。
「君は誰だ? 優愛か美愛か?」
「自分がDIDでないと証明できるのか?」
「楠優愛は存在するのか?」
取り乱す優愛。しかし、携帯画像には確かに双子の姿が写っていた。ならば多重人格ではない。ならば自分は……
その時、サードメルトが発生し、優愛は気絶する。そして夢で真実を知る。

197 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:56:54 ID:7Ipk6rEQ BE:1073592746-2BP(0)
事件当日、美愛はオフ会に参加する予定だったが直前で怖くなり、優愛に変わってもらうよう頼んだ。
優愛は快諾し、ファーストフード店のトイレで着替え、二人は入れ替わる。
本物の優愛は眼鏡が無いと物が見えないので、眼鏡だけは交換せず、遺留品として残ることになる。
ニュースで優愛の死を知った美愛は、ショックで自分が優愛だと思い込む。
全てを思い出した美愛は、何もかもどうでもよくなり、優愛が死んだ場所で死ぬことを決意し、
拓巳を連れてコーネリアスタワーの屋上へ向かう。その途中、美愛は自分の心境などを拓巳に告解する。
ビルのふちで、美愛は拓巳に頼む。
「よかったら、拓巳君も一緒に飛んでくれない?」
「い、いやだね。僕を監禁してた人と心中なんてゴメンだ」
「ふふっ、そういうと思った」
姉である優愛と楠木美愛という存在(自分)を殺した人に別れを告げて、美愛は飛ぶ。
殺した張本人である将軍という存在を確かめられなかった未練を胸に。
身を投げ出した美愛だが、地上に落下する最中に気が変わってしまい生きたいと叫ぶ。
だが、時はすでに遅く、地面にたたきつけられた……かと思ったが気付くと自分はまだタワーの最上階にいた。
たたきつけられた際の痛みもあったというのに、どうして自分はここにいて生きているのか混乱する美愛に、
拓巳は、「妄想でもみたんじゃない?」と言う。現実では拓巳がギリギリで止めていたのだ。
「これだと、僕が突き落としたみたいじゃないか。殺人犯になるのはゴメンだね」と言い訳しながら。
「私、もう飛べない。飛び降りることの恐怖を知ってしまった。」
しかし、これからどうすればいいかなんてわからない。そんな美愛に、拓巳は提案する。

「今ので君は一度死んだ」
「優愛の痛みを知ったんだったらもうそれでいいじゃないか」
「これからはもう一度、楠木美愛として一から生きていけばいいと思う」
「優愛の分まで」
その言葉に涙し、「ありがとう」と感謝する。拓巳の手を強く握り、その温もりから生きている事を実感しながら……

198 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 17:59:18 ID:7Ipk6rEQ BE:1073593038-2BP(0)
■あやせ【罪過に契約の血を】
梨深が『将軍』の恐怖から守ってくれると思いきや、学校にも姿を見せなくなって、あてにならない、
他に誰かいないかと思い浮かんだのがFESだった。そこで折よく三住から見舞いに行こうとの誘いを受け、
FESが入院してる病院へ行く。病室には血まみれのあやせがいた。
病室の壁には3本のディソードがかけられていた。(それぞれ、FES・七海・梨深の)
三住は悲鳴をあげて病室から逃げる。逃げ遅れた拓巳に、FESは言う。

最初は七人のグラジオールの黒騎士を集めるつもりだったが、邪心に魅入られてしまった黒騎士がいたので、
七本のディソードを集め、ひとつにまとめることにした。この血は、邪心に魅入られた黒騎士のもの。
そして、拓巳の力が必要だと協力を求める。
自分が持っている預言書と言い、ツィーグラーの書いたグラジオール・サーガを拓巳に見せる。
目の前に見えるのは中身が真っ白の本だった。それを訊ねると、
FESは、本を見れないのは邪心に侵食されてきているからだと答える。
その日は最終的にFESの病室に泊まることになった拓巳に、FESはひたすら電波な講釈をする。
病院食は邪心に満ちている。杏仁豆腐やチョコレートは邪心に満ちていない。
チョコレートは邪心を打ち払う力を持つらしく、筋金入りのチョコ好き。
夜、屋上で銃声がしたので、二人で向かう。
心が死んでいる優愛を発見したので、優愛のディソード回収、FESは自分のディソードに取り込む。

199 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 18:01:27 ID:7Ipk6rEQ BE:268398623-2BP(0)
ノアUのサードメルトが発生する。二人で崩壊後の渋谷を歩く。
その間、拓巳はたびたび頭痛に襲われるなどして、いきなり視界が赤銅色の空の世界に切り替わる。
その後、何度も元の世界と赤銅色の世界の景色が切り替わる。
赤銅色の世界は、人の悪意の妄想がそのまま見える世界で、FESが見ている世界。
拓巳が見てしまうのは、妄想がシンクロしてきているから。
心が死んでいるセナとこずぴぃを発見し、FESは二人には目もくれず、ディソードを回収する。
負の集合物であるディソードを取り込みすぎたため、FES自身も邪心を制御できなくなり、
FESの身体が、悪意である黒い靄の集合体のヒルに蝕まれる。
助けを請うFESを救うため、拓巳はヒルを引き抜く。そのヒルは拓巳の手でディソードとしての形をとる。
FESは、誰も聞いてくれない自分の話を最後まで聞いてくれた拓巳に、「好き」と告げる。
二人の赤銅色の世界は、突如黒く染まっていく。邪心王グラジオールの復活(ノアUの稼動開始)である。
七本のディソードは揃ったものの、何もできずに世界は黒く染まっていく。
諦めかけるFESに、拓巳は歌を歌うように促す。
歌があったからこそ岸本あやせはFESとして若者にグラジオール・サーガは広まり、
歌があったからこそタクミとあやせは出会うことができた。
そしてFESはグラジオールを倒すための歌を歌う。タイトルは”罪過に契約の血を”。
他の黒騎士から集めたディソード、タクミのディソードがあやせのディソードに収束し、ひとつになる。
その杭を打ち込むのは黒い天空。杭が打ち込まれた空は割れ、割れた後に見えたものは、
FESが一度もみたことがなかった本当の青空だった。

「青はあんなにも美しい色だったのね」

200 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 18:05:09 ID:7Ipk6rEQ BE:2818179779-2BP(0)
■七海【daydream】
七海を誘拐され、蒋軍からプレゼントされた血まみれの七海の携帯電話を見て、
七海救出クエストに向かおうとして拓巳がベースを出ると、ベース前に裸の七海がいた。
七海は何故ここにいるのかはっきり覚えてないと言う。ただ、バングルをどこかでなくしたことだけは覚えている。
何がどうなってるか分からず不安に駆られる七海の懇願で、ベースに泊めることになる。
その夜、拓巳の携帯に電話がかかり、「おにぃ…ナナの、右手かえして…」という七海の声が。
拓巳は、いたずらと思い、そのまま眠る。

次の日、PCでニュースをチェックすると、ニュージェネ第6の事件『SMJK』が報道されている。
被害者の口の中には翠明学園の女子高生の制服が詰め込まれていた。裸だった七海の制服はまさかこの事件で…
不安になった拓巳は、もう一晩泊まってと七海に頼み、快諾される。
七海は、「買い出しに行く。すぐ戻るから」と言い残して外出する。
ひとり残された拓巳のもとに再び電話がかかり、「おにぃ…どうしてナナを見捨てたの…? 痛いよ…」と七海の声が。
混乱する拓巳だったが、夜になったら七海は帰って来た。
安心して、七海とベッドで眠りについた。七海の大切さを、改めて認識しながら。

次に拓巳が目を覚ますと、ベッドではなくソファーの上だった。
携帯で時間を確認すると、11/4だった。
さらに、ニュースではニュージェネ第7の事件『DQNパズル』が報道されていて、第6は『美味い手』になっていた。
さらに、蒋軍からの脅迫メール大量に届いていた。
「なぜこなかった」「殺してやるよ」「七海ちゃんをもっと痛みつけてやる」
追い討ちをかけるようにベースのドアが叩かれる。誰かと怯えるが、「おにぃ…」と七海の声が聞こえる。
七海はベッドで寝ているはずなのにとベッドを確認すると、そこにはダンボールしかなかった。
昨日、七海と一緒に片付けたはずの部屋は、散らかったままだった。
恐る恐るドアを開けると、そこには制服姿でディソードを持った、右手を切断され血まみれの七海がいた。
どうして助けに来てくれなかった問い詰める七海。混乱する拓巳。
そんな拓巳の背後から、昨日まで一緒にいた七海の声がかかってくる。



201 :CHAOS;HEAD NOAH:2009/12/22(火) 18:07:12 ID:7Ipk6rEQ BE:3220776498-2BP(0)
「そいつ誰?」「そのニセモノ何?」「そっちがニセモノだ」と牽制しあう七海達。
右手のない七海がディソードで、もう一方七海を切りつけるが、その七海の体をディソードはすり抜けてしまう。
「やっぱり、ニセモノ……! おにぃ、そいつから離れて!」 「ニセモノじゃないっ!」
一緒に居たほうの七海をホンモノと思いたい拓巳が、その七海に触れようとするが、
やはりその手は体をすり抜けてしまうのであった。それでも七海は自分はニセモノじゃないとと拓巳にすがりつく。
すり抜けてしまう体だが、何故か右手だけは拓巳に触れることができた。
右手がないほうの七海は、力尽きて倒れてしまう。その後ろから、ディソードを持った莉深が現れ、真実を告げる。
いま倒れた七海こそがホンモノの七海で、拓巳の後ろにいる七海は、拓巳が妄想で生み出した産物。
蒋軍からプレゼントされた右手ちゃんを見た瞬間、拓巳が現実から目をそむけ、五体満足の七海を妄想した。
そのせいで力を使いすぎ、1週間の昏睡状態に陥った。
そして、タクが妄想するとタクミの寿命が削られるので、梨深は妄想をやめるよう通告する。
「タクがしているのは人を丸々作りだそうという、恐ろしい行為。今すぐ妄想をやめて」
「妄想をやめないなら、私があなたを殺す」

拓巳は思う。
ただ平穏に生きたかっただけなのに。七海と──妹と──静かに、生きていくこと。
それだけが望みだった。
望むことも、願うことも許されない。だったら──
みんな、消えちゃえばいいんだ。
こんな世界、消し飛んでしまえ。
そして、誰にも邪魔されない、僕の脳内で。妄想の中で。
本物も、偽者もない、ただ1人の七海と、2人きりの世界を生きる。
「僕は」
「七海がいてくれれば、それでいいんだ……」
その瞬間、サードメルトが発生する。
──僕の望みは、今、叶えられた。

目を開けると、そこには元気な七海がいた。拓巳は七海に気持ちを伝える。
「兄妹としても、一人の女の子としても、七海のことが好きだ
「じゃあね、キスして…」
キスする二人。
なぜか脳裏には悲しい想いがよぎり涙を流すが、今いるこの世界を、七海を絶対に守りぬくと誓うのであった。

202 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/22(火) 23:27:08 ID:GOqL0rch
otu

203 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:35:14 ID:f19sHMp9 BE:357864724-2BP(0)
「トリスティア」、「ネオスフィア」と世界観を共有する蒼シリーズ3作目。

【第1章】
主人公のアマネカ・マッハバスターは、帝国アカデミーの学生。
アカデミーでは、帝国敗戦国の出身者が『暁の老人』という結社を組織していて権力がある。
アマネカはアカデミーの支配者になるという野望のため、パシアテ文明研究会を立ち上げ『暁の老人』打倒に乗り出す。
『暁の老人』は、先史パシアテ文明の遺産〈バルター・ノート〉解読のため、遺跡の遺物を得ようとするが、
アマネカは先回りして遺跡の遺物を回収しまくる。『暁の老人』は機動兵を持ち出してアマネカたちを妨害する。
アマネカたちは、機動兵をなんとかするには機動兵だと、敵から機動兵を盗み出すことを考える。
『暁の老人』の秘密倉庫に忍び込むが、罠で機動兵が待ち構えていた。
ピンチのところに、アマネカの保護者グリーペン送り込んだ機動兵レンザンが到着し、窮地を脱する。
アマネカは留学生特別援助金を不正流用した情報をつかみ、アカデミーに傷がつこうが関係ねぇとそれを利用する。
『暁の老人』が証拠隠滅のために右往左往してるところを、新校舎地下本部に攻め込む。
『暁の老人』幹部は、"首領"の望みである〈バルター・ノート〉よりも、学校自治の方が大事と某所秘密基地に撤退する。
廃工場跡の秘密基地に攻め込み、『暁の老人』幹部を倒して、"首領"が旧校舎にいることを掴む。
パシ研メンバーのリエの助言で、旧校舎地下のEプラントを破壊する。すると"首領"の声も防衛兵器も沈黙する。
リエその昔、工房士ともタメをはれるくらいのメカ属性キャラだったが、設定の変遷が徐々にその能力を奪っていった。
旧校舎地下の最深部でアマネカたちが発見したものは、リエいわく、パシアテ文明時代のオリハルコン・ディファレンス・エンジン。
リエの知り合いのトアラに中枢の再起動を手伝ってもらい、"首領"改め、人工知性ブラーンはパシ研の所有物になる。

204 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:37:27 ID:f19sHMp9 BE:178932522-2BP(0)
【第2章】
アマネカは帝都万博にパシ研をエントリーすることに決め、そのためにEプラントの遺跡を探索する。
その頃、帝国中央情報治安管理局(CTU)では、万博にともない遺跡の盗掘などが横行したので、遺跡の管理強化に乗り出す。
エアナ、メイル、トアラと新たなパシ研部員を加え、CTUの機動兵、ミズモとソードフィッシュをぶん盗り、CTU本部を潰す。
その後、アカデミーで『暁の老人』勢力下で甘い汁を吸ってた連中が、反パシ研同盟を立ち上げる。
機動兵を揃えて反パシ研同盟が襲ってくるが、レンザンで撃退する。
しかし、物質転換炉の廃熱でレンザンのヒートシンクの隙間に隠したバルター・ノート〉が燃えてしまう。
生徒会委員選挙で暁の老人武闘派が勢力を握るとパシ研がやばいので、リエを対立候補に立てる。
演説会でアマネカは暴走し、聴衆に強い印象を与える。総投票数の50%以上がアマネカを候補者と勘違いした無効票であり、
暁の老人武闘派が狙っていた留学生票なども崩され、リエが当選を果たす。
ソードフィッシュの空中偵察で武闘派の本拠地を発見し、壊滅させる。

205 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:38:47 ID:f19sHMp9 BE:1431456948-2BP(0)
【第3章】
万博の出展にはアカデミーにふさわしいものをと学長より指示があり、
アマネカたちは〈バルター・ノート〉に記されていた〈オルカレイコスの心臓〉について調べる。
CTU管理下のEプラントから〈オルカレイコスの心臓〉の手がかりのメモリークリスタルを発見するが、
パシアテ文明保存管理局ライブラリ機関の銀髪の女性、カル・ルスランに、遺物を渡せと迫られる。
レンザンを正面から打ち破り、遺物を手に、これ以上遺跡に関わるなと警告して去っていく。
〈バルター・ノート〉を修復しようということになり、レイという人に修復を頼む。
CTUがマスコミに工作してパシ研の活動は違法と取り上げ妨害するが、
パシ研は市長の父親である軍人の遺骨をEプラントから発掘し、帝都を守った英雄として弔わせ、市長を抱きこむ。
ついでにEプラントの遺跡の奥でトリップしてたレイにも遭遇し、修復した〈バルター・ノート〉を入手する。
遺跡で発掘した機動兵ズイウンを修理して仲間に加える。
アマネカはオーギに、自分が秘密結社『ファイアフォックス』の幹部候補であることを告げる。
遺跡でバルターの残した暗号を発見し、解読して〈オルカレイコスの心臓〉の位置を割り出す。
海底遺跡にて、〈オルカレイコスの心臓〉とおぼしき遺物を発見する。
〈オルカレイコスの心臓〉を狙うテロリストの襲撃に遭うが、カルが乱入してきて、その隙にアマネカ達は脱出する。

206 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:40:15 ID:f19sHMp9 BE:1789320285-2BP(0)
【第4章】
今までの遺跡探索で、アマネカは記念落書きをしていたことが判明し、CTUからアカデミーに圧力がくる。
落書き掃除してたらカルがテロ掃討するところを目撃する。
〈オルカレイコスの心臓〉を見つけて暇を持て余していたアマネカは、カルを調べることにする。
カルが利用しているであろうライブラリ専用の地下通路を探していると、謎の異生体と謎の男に出くわす。
その後、部室で異生体について調べていたら、異生体ドリル地底人からブラーンに向けて通信が入る。
コンタクトの結果、ドリル地底都市の進路上にブラーンがあって衝突予定だと分かり、交渉決裂、迎撃態勢をとることになる。
カルもドリル地底人を迎撃するつもりだったので、一時的に協力する。
レンザンの自爆用爆弾を対地底人兵器だと偽って、謎の男ワリキレナイに渡して自爆特攻させる。
アマネカは地底人を迎撃するべく待ち構えるが、いっこうにやってこない。
自爆用爆弾の発動信号を受け取ったグリーペンが、地底人をあっという間に片付けてしまっていたのだった。
グリーペンは人ではなく、パシアテ文明の作り出した究極の人型兵器だった。
ブラックマーケットの親父からライブラリの施設に関する情報を買い、施設でカルに会う。
施設の場所を言い触らさない代わりに、カルを強引にパシ研の仲間に加える。
発電所を壊してしまい、その賠償金を払うために、Eプラントの造幣局を探し出し、金を密造して払うことになる。
ナノカ・フランカから完全錬金術の技術を教えてもらい、廃棄造幣局のEプラントの修理もやってもらい、金貨を大量密造する。
ネオスフィア王国の宰相ウェルキンがアカデミーの賓客として来訪し、アマネカが供応役をすることになる。
そこにテロリストの襲撃があり、宰相とアマネカとメイルは誘拐される。オーギ達の活躍により救出される。
カルとエアナが赤点を取り追試で挽回しないと退学の危機になるが、
レイに教授になりきってもらって追試の問題を作成してもらい、予想問題のおかげで追試突破。

207 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:41:51 ID:f19sHMp9 BE:3623373599-2BP(0)
〈オルカレイコスの心臓〉が蒼、碧、紅と複数あることがノートの解読で判明し、
テロリストが残りを持ってると分かったので、拠点のEプラントに乗り込むが、
追い詰められたテロリストは毒ガス兵器の起爆装置を作動させて自爆する。解体の時間もない状況だったが、
グリーペンらが現れ、レンザンのリミッターを解除してEスマッシャーを使用し、毒ガスタンクを丸ごと消滅させる。
テロリストの拠点のひとつで、アマネカは前大戦の熱反応爆弾の不発弾を発見し、起爆可能状態にして保管する。
ファイアフォックスは以前、Eスマッシャー搭載型レンザン・プロトタイプを何者かに奪取されたことがあるが、
テロリストはレンザン・プロトタイプをもとにEスマッシャー搭載型重機動兵バックファイアを完成させており、
バックファイアで帝都の中心に攻めてくる。カルは搭乗型重機動兵アルパーでバックファイアを迎撃する。
アマネカはレンザンのEスマッシャーの充填エネルギーを確保するため、エネルギープラントに向かう。
その間カルはアルパーで善戦するものの、敵が充填したEスマッシャーを放ち、アルパーは大破する。
充填準備の整ったアマネカは、帝都全電力をバックにEスマッシャーでの打ち合いに入る。
お互いのEスマッシャーは相殺されるが、テロ側は急ごしらえの機体のため廃熱の問題など、打ち合い勝負での負けは必至。
アマネカは通信でテロリストに呼びかけ、〈オルカレイコスの心臓〉を要求する。
テロリストは敗北を悟り、機体を放棄して撤退するが、空中偵察していたソードフィッシュに潜伏先を捕捉される。
遺跡の奥でテロリストを追い詰めると、我々を滅ぼした証拠に持って行けと〈オルカレイコスの心臓・紅〉を渡し、
これはスポンサーの要請で見つけたものだが、彼は我々を裏切った。暁の老人は既に動き出していると言い遺して自決する。

208 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:45:44 ID:f19sHMp9 BE:268398623-2BP(0)
【第5章】
アカデミーの暁の老人の元議長がパシ研を訪れ、暁の老人創始者のスポンサーから遺跡探索の命令が下されたが、
今の自分たちにはそんな組織力はないし、武闘派はスポンサーの代理人によって粛清されてしまったと、泣きついてくる。
アマネカは様子をさぐるために、とりあえず話しに乗る。
遺跡の奥には、暁の老人の手引きでバックファイア2号機を完成させたテロリスト残党が待ち構えていたが、
救援に駆けつけたグリーペンに容易く撃破される。
その後、グリーペンから、ファイアフォックスの幹部ジュラーブリクがCTUに逮捕されたから力を借りたいと要請される。
ジュラーブリクを救出すると、彼を襲ったのは暁の老人であることが語られる。
アマネカが暁の老人に連れ出され、Eプラントガーディアン・レプリカのシェドーによって追い詰められるが、
またもグリーペンが救援に現れ、パシアテの名を騙るレプリカめとシェドーをあっという間に片付ける。
しかしそれは、同じ性能を持ったシェドー予備ボディで、暁の老人ゾーンダースは〈帰還計画〉の前倒しをすることを決める。
ゾーンダースは150年以上前から〈オルカレイコスの心臓〉を探していて、それに様々な人や組織を利用していた。
バルターもその一人であり、学園で暁の老人を名乗ってた集団やテロリストも利用していた。
ジュラーブリクに暁の老人についての情報を聞いたところ、
ゾーンダースはパシアテ文明黄金時代から1万年後の現代まで生きながらえている”原始人”だと語られる。

(修正パッチ前)
ここからシナリオがひどい。ダイジェストかプロットをそのままテキストにしてる。

官庁街にテロが襲撃してきて、そのどさくさにまぎれて帝都倉庫に保管されてた〈オルカレイコスの心臓〉を入手する。
〈オルカレイコスの心臓〉が一堂に会すると、帝都上空に謎の地図が浮かび上がる。Eスマッシャーを打ち込んでかき消す。
帝都のテロの黒幕がゾーンダースのものと分かり、アマネカ達はゾーンダース邸を襲撃。謎のアイテム〈パシアテマップ〉を入手。
ゾーンダースがパシアテ文明人の残した人造人間であることが明らかに。
しかしながら、ゾーンダースは生死不明。政府機関が介入してきて、ゾーンダース事件はいちおうケリがついた形になる。

209 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:47:19 ID:f19sHMp9 BE:805195229-2BP(0)
ゾーンダースが生存していて、Eアイランドを占拠して再起。アマネカたちはEアイランドへ。
ゾーンダース殲滅のため、熱核爆弾を持ち込んで、Eアイランド攻略戦にのぞむアマネカたち。
敵の罠にはまり、絶体絶命のアマネカたち。アマネカを助けるため、熱核爆弾が設置された地下施設に、単身居残るグリーペン。
アマネカたちを逃がしたあと、爆発寸前の熱核爆弾の前で独白。その後、生死不明。
帝都の地下で爆発した熱核爆弾の衝撃を封じ込め、グリーペン、生死不明。
最終ボス・ゾーンダース、Eアイランドの底に封印されていた発掘宇宙船にのって衛星軌道に逃亡。
衛星軌道から、帝都に向け勝利宣言を通信してくるゾーンダース。
この後アマネカ、状況打開のアイデア、宇宙への追撃を思いつく。
グリーペンにもらったオリハルコンを供出するフツー。新校舎に行って「レイ」「ナノカ」「ネネ」に助力を求める。
宇宙戦闘仕様に改造したレンザンにのって追撃を計画。最終作戦発動まえに、弱気になるアマネカ。それを励ますオーギ。
出発直前、作戦が成功しても失敗しても、アカデミーには戻らないという決意をオーギにだけ耳打ち。
宇宙服を着込んで、宇宙仕様レンザンで宇宙に到達。ゾーンダースの宇宙戦(原文ママ)と遭遇する。
この後、ゾーンダース宇宙船VSレンザン。敵の宇宙船に向けて、レンザンが最終兵器で攻撃。
ゾーンダースを倒すものの、戦闘の際にレンザンは満身創痍。
宇宙から地上に帰る手段を失うアマネカ。大気圏突入、摩擦熱に焼かれながら地上に落下してゆくレンザンとアマネカ。
帝国群の空中戦艦ビッグEが衛星軌道まであがってくる。
高空。飛行形態に変形したカルの操る巨大戦闘ロボが、空中でアマネカを救出。
高度に政治的なやりとりでアマネカが逮捕される心配はなくなる。帝国ジュニアアカデミーに向けて帰還。

210 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:52:52 ID:f19sHMp9 BE:447330252-2BP(0)
(修正パッチ後)
暁の老人がブラーンに通信をいれる。その通信により、ジュラーブリクとシェドーは会見する。
シェドーはファイアフォックスに下部組織として指揮下に入れと言う。さもなくば各本拠地の所在を帝国軍にリークすると。
ファイアフォックスは、いま壊滅するとまずいので、暁の老人に敵対しないが協力もしないという立場をとることに。
テロ襲撃と、心臓強奪の流れは同じ。(テキストは修正されてる)
情報を横流ししてたCTU長官は、帝都市長によって処分される。
心臓を3つ揃えると、シェドーが学園までやってきて、それはこの星を去ったパシアテの民がゾーンダースに残した道標だと言う。
すると心臓が激しく明滅し、空中に光を放ち消える。光は帝都の上空で像を結び、航宙図が映される。
ジュラーブリクはEスマッシャーを打ち込んで地図を消す。
帝都のテロの黒幕がゾーンダースのものと分かり、アマネカ達はゾーンダース邸を襲撃。謎のアイテム〈パシアテマップ〉を入手。
バルターの研究テーマは、『パシアテ文明人はどこから来て、どこへ消えたか?』であり、航宙図はその答え。
ゾーンダースが、Eアイランドを占拠して再起。アマネカたちはEアイランドへ。
ゾーンダースは、政府に向けて、介入すればEアイランドの地下にセットした熱反応爆弾を起爆すると脅す。
シェドーが迎撃に現れるが、グリーペンがあっという間に片付ける。
熱反応爆弾の対策は、持ち込んだ半径を絞った熱反応爆弾で先に蒸発させ、爆発シークエンスに入らせないこと。
しかし、地下深くに設置されていて爆発半径が足りなかったので、グリーペンが単身熱反応爆弾のもとへ向かう。



211 :暁のアマネカと蒼い巨神:2009/12/24(木) 17:53:35 ID:f19sHMp9 BE:715727982-2BP(0)
ゾーンダースは宇宙船で衛星軌道へ。第二加速の準備をしており、実行されると地上に影響が出る。
レンザンを宇宙仕様に改造し、ゾーンダース撃滅計画に望む。発射台の建設はプロスペロ発明工房の面々に協力してもらう。
宇宙服を着込んで、宇宙仕様レンザンで宇宙に到達。ゾーンダースの宇宙船と遭遇する。
ゾーンダースは、自分はパシアテ文明人が、星に残される第二文明人を観測するために残した、人造人間だと語る。
寿命が近付いたので、滅びる前にパシアテ文明人のところへ行こうとした。
この後、ゾーンダース宇宙船VSレンザン。レンザンのEスマッシャーに対し、防御フィールドで穴熊のゾーンダース。
千日手のうちにEスマッシャーが不調になり、ゾーンダースは攻勢に出ようとシェドーに攻撃命令を出すが、
命令はキャンセルされる。宇宙船の管制システムと一体になったシェドーは人型の時では知覚できなかったことを知る。
パシアテの遺物であるシェドーに、マスターとして命令できるのは、ゾーンダースと、そしてパシアテ人だけ。
”いいか!? これは命令だぞ!! わたしたちに──手を出すなっ!!”
命令として受領してしまったため、逆らえないシェドー。
さらに、下方からビッグEがゾーンダース船を攻撃。
アマネカはレンザンのファイナルEスマッシャーでゾーンダース船を撃沈する。
真のパシアテの後継者、”暁のアマネカ”を前に、満足そうに逝くゾーンダース。
ゾーンダースを倒すものの、戦闘の際にレンザンは満身創痍。
宇宙から地上に帰る手段を失うアマネカ。大気圏突入、摩擦熱に焼かれながら地上に落下してゆくレンザンとアマネカ。
帝国群の空中戦艦ビッグEが衛星軌道まであがってくる。
高空。飛行形態に変形したカルの操る巨大戦闘ロボが、空中でアマネカを救出。
高度に政治的なやりとりでアマネカが逮捕される心配はなくなる。帝国ジュニアアカデミーに向けて帰還。

実際、テキストは修正されて、5章にいくつかシナリオが追加されてるけど、大筋は変わらない。

212 :名無しくん、、、好きです。。。:2009/12/25(金) 00:32:18 ID:UfdCSp9p
otuotu

213 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/01/03(日) 15:08:22 ID:w9Jasxaz
誰か恋する乙女と守護の楯の綾小路若菜と中西りおのストーリ教えてください。

214 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/01/09(土) 11:23:28 ID:SGeQH57r
暁のアマネカの人、乙
それとこのスレって、未解決リストとかないのかい?

215 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/01/09(土) 11:54:13 ID:65ishFCW
>>214
スレの途中で未解決まとめする人はいないけど、
まとめWikiには未解決一覧があるよ。

216 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/01/11(月) 07:34:27 ID:dr6k9toT
なるほど、ありがとうございます

217 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/01/14(木) 06:50:43 ID:CqrTDpfK
>>85
Never7
>>130
アイマスDS

は↓
家ゲー教えてもらうスレまとめ
ttp://www8.atwiki.jp/storyteller/

てかアイマスDSはギャルゲーじゃない気がする

218 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/03/04(木) 17:12:16 ID:BWv2IeRB
冠を持つ神の手のルージョン愛情ver.Aをお願いします

219 :冠を持つ神の手 ルージョン愛情A 1/5:2010/03/20(土) 01:55:37 ID:VhMcrR7Z
<序盤のあらすじ>
舞台となる異世界の王国リタントに暮らす人々は、みんな無性別で生まれてくる。
彼らは数え年で15になると神殿に赴き、男女どちらを選ぶかを宣誓して性分化を遂げる。
リタントでは王制もまた特殊なものだった。王は血筋ではなく「選定印」によって選ばれる。
およそ20年に一度、額に不思議な印を持つ者が生まれ、その人物が成人(15歳)すると玉座に就く。

6代目国王候補が成人する一年前のこと、辺境の村でもう一人の選定印の持ち主が発見された。
彼の名はレハト(主人公。名前は変更できる)。字も読めない貧しい農民だが、額には印が輝いていた。
印を持つ者が同世代に二人出ることは史上初であったが、放ってもおけないからとレハトは城へ招かれた。
一人目の王候補と同じく14歳のレハトは、様々な思惑渦巻く城内でで成人までの1年をすごすことになる。


<ルージョン愛情A>
レハトは城内にある神殿にて、女と見まごうような18歳の美青年・ティントアと出会った。
ティントアは敬虔で将来有望な神官で、ぼやっとした性格だが神を語る時だけはよく舌がまわった。
レハトは神殿に通ううちにティントアと仲良くなり、友情を深めていった。

城内の中庭を歩いていたレハトは、隅にティントアが二人いることに気づいた。
どうしてティントアが二人いるのか、怪しんでいたところ、片方のティントアがレハトに気づき、呪文を唱えた。
「命ず命ず命ず! 我が天幕に進入せし者を引きずり出せ!」
レハトは見えない力で二人のティントアの前に引きずり出された。
もう一人のティントアは、ティントアと瓜二つの姿をした双子の妹・ルージョンであった。

ルージョンは魔術師であり、堅牢に守られている城内に魔術を使って進入し、
兄の恰好をして身分を借りては、なにやら探し物をしているらしかった。
この世界では、選定印という不思議なものはあれど、基本的に魔術の類は存在しないとされている。
魔術師は迷信のものであり、忌むべきものとされている。
ルージョンは結界をはってその中でティントアと会話していたのだが、
レハトは無意識にそれを突き破ってしまっていたらしい。
魔術師である自分の存在を吹聴するなよとレハトはルージョンと約束させられた。

220 :冠を持つ神の手 ルージョン愛情A 2/5:2010/03/20(土) 01:58:36 ID:VhMcrR7Z
ルージョンは探し物のためにかなり頻繁に城を出入りしていた。
レハトは彼女や魔術に興味を持ち、しょっちゅうルージョンに会いに行くようになった。
魔術師としての素養を持っているというレハトは、ルージョンを師匠にして魔術を教わるようになる。
「好奇心旺盛なのは結構だが、お前を見ていると、その結果を考えているのかどうか、大いに気にかかるね」
ルージョンは呆れたようにそう言うが、いわゆるツンデレで、少しずつ心を開いて過去をも語るようになる。


ルージョンとティントアは孤児で、「神の家」と呼ばれる孤児院のようなところで育ったという。
育ての親たちは二人の見分けをつけることができず、その時々によって、
「良い方」を「ティントア」、「悪い方」を「ルージョン」と呼んだ。
ティントアはどんくさいため大抵の場合は「ルージョン」で、ルージョンが「ティントア」だった。

しかし、聖書を読むときだけはルージョンが「ルージョン」だった。
貴方たちは親には捨てられたけど神様は受け入れてくれている、
そんな育ての親たちの言葉が嫌いで、ルージョンは神を信じておらず、そのため聖書を拒絶していた。
ルージョンはいつか親が迎えにきてくれることを信じており、読み書きすらしなかった。
困り果てた育ての親たちは、一片の紙切れをルージョンに見せた。
それは、双子が捨てられた時に共に置かれていたものだという。
実の両親の言付けが読みたいのなら文字を覚えなさい、ルージョンはその誘いに頷いた。
そうしてルージョンは読み書きを覚え、聖書も読み、ようやく紙切れを渡してもらえた。

「ふたりめひかかってつまはしんだから、ふたりはむりで、おねがいします」

紙切れにはそう一言だけ汚い文字で、ルージョンが生まれたせいで双子は捨てられたのだと示されていた。
やがて神の家は火事によって焼失した。
ルージョンはそれを期に失踪し、敬虔なティントアは神官の家の養子になった。
「良い方」だからティントアは「ティントア」になり、「悪い方」だからとルージョンは「ルージョン」を名乗るようになった。
その事を話し終えたルージョンは「私には捨てられそうにないから」と紙切れをレハトに渡した。



221 :冠を持つ神の手 ルージョン愛情A 3/5:2010/03/20(土) 02:01:49 ID:VhMcrR7Z
ルージョンは探し物のために城内に出没し、兄の前にも姿を現したが、
基本的には極力兄に近づかないようにし、それでも接触を持とうとしてくる兄に冷淡に接していた。
それは、忌まれる魔術師である自分に近しい者であることがばれたら、
兄の立場が危うくなるという思いやりのためだった。

魔術の腕がかなり上がったレハトは、城内にてちらほらと魔術の痕跡を見つけるようになった。
それをルージョンに報告すると「やっぱりここにいるのか」とルージョンはつぶやいた。
ルージョンの探し物とは、その人物が持っているものだという。
その人物とは、神の家焼失後にルージョンを拾った老魔女の孫で、ルージョンの兄弟子にあたる人物だという。

人気のない屋上へ出たレハトは、魔術によって結界が張られていることに気づく。
しかし、その結界を押し破って無理矢理中に入って行った。
その中では、ルージョンが見知らぬ男と相対していた。
その男こそが、ルージョンの兄弟子である、魔術師のドゥナットだった。

ルージョンは涙ぐみながら、老魔女が病で死の淵にいる、
顔を会わせたいとドゥナットを探しているのだと訴えかけていた。
ドゥナットはルージョンを嘲笑い、そもそもどうして自分が家を出るはめになったか忘れたのかと訊く。
「ひどい話だよな、合意の上だったのに俺ばっかり泥かぶってよ」
ドゥナットはかつて、まだ性未分化のルージョンに手を出そうとして老魔女の怒りにふれた。
あの時の続きをさせるならば帰ってやってもいい、そうドゥナットは迫る。
ルージョンが逡巡していたところにレハトは割り込んだ。
ドゥナットに翻弄されかけていたルージョンだったが、レハトの登場によって我に返った。
老魔女は、何か要求されたなら、それを呑まずに諦めて帰ってこいと言っていた、だからもういいと言い切る。
ドゥナットはその場から去っていき、ルージョンもまた、
レハトに先ほどの会話について触れられたくないからと逃げ去っていこうとした。
情緒不安定な様子のルージョンを放っておけず、レハトは彼女を引きとめて抱きしめた。
ルージョンはわずかに抵抗して見せたが、すぐに大人しくなり、熱があったらしく倒れた。

222 :冠を持つ神の手 ルージョン愛情A 4/5:2010/03/20(土) 02:04:55 ID:VhMcrR7Z
数日後の晩、意識を取り戻したルージョンは部屋を抜け出し、城を囲む湖のもとまで走って行った。
そのままの調子でルージョンは魔術を用いて湖の水面の上を走っていく。レハトも見よう見まねで追いかける。
追手のレハトに動揺したのか、まだ体調が万全でないのか、ルージョンは途中で失敗して水没したが、
レハトはなんとかルージョンを引きずり歩き、向こう側の岸にまでついた。
ルージョンは、寝込んでいる間に老魔女の病が悪化していないか心配していたようだったが、老魔女はまだ生きていた。
ドゥナットから探し物を取り返せないと諦めたルージョンはもう城にくるつもりはないらしい。
レハトはそれでもルージョンに会いたいからと、今度は自分がちょくちょく城を抜け出してはルージョンを訪ねるようになった。

ルージョンの探し物は、魔術書の切れはしであるらしい。それをドゥナットが持っているのだ。
城にやって来てから、ルージョンに教わった魔術だけでなく、武術の腕も磨いていたレハトは、
なんとかふいをついて、ドゥナットから紙切れを奪う事に成功した。
お前に書かれていることが理解できるのなら渡す気など起きないはずだ、ドゥナットはそう笑いながら去って行った。

レハトはルージョンのもとを訪れる。ルージョンは看病疲れで眠っており、老魔女がレハトの相手をしてくれた。
例の紙切れを老魔女に渡すと、彼女は血相を変え、その紙切れを燃やしてしまった。
こんなもの無い方がいいのだと老魔女は言う。
老魔女がルージョンを城に送り込んだのは、本当はルージョンをティントアと会わせるためだった。
鳥の視界を介することが出来る老魔女は、ティントアが城にいることを知り、
実兄と再会させることで魔術師という忌まれた職からルージョンの足を洗わせようと考えていた。
しかし、ルージョンは帰ってきてしまった。ルージョンは老魔女を実の親のように愛していた。
「魔術師が善意で子供を拾うはずがないのに馬鹿な子だ」
老魔女は、自分が亡くなった後はこの子を頼むとレハトに言った。

レハトが城に来てから一年がすぎようとしていた。
一年が経てばレハトは大人になり、今後の処遇も決められる。
その前日、レハトはいつものように城を抜け出してルージョンのもとを訪ねた。
ルージョンは何故かひどく取り乱し泣きじゃくっていた。

223 :冠を持つ神の手 ルージョン愛情A 5/5:2010/03/20(土) 02:07:09 ID:VhMcrR7Z
老魔女は今まさに死にゆこうとしていた。ルージョンは泣きながらつぶやく。
ドゥナットが持ち出した紙切れがあれば老魔女を助けることができるのに、
幼いころに嫌がらずに最後までドゥナットの命令に従っていれば手に入れられたのに、と。
自分がなんのために拾われたかわかっていた、そのために使われることを望んでいたのに、
どうして使わなかったのだと、ルージョンは老魔女にすがりつく。
「まずそうだったからに決まってるだろ。……特に、後味が悪そうだったからさ」
やがて、老魔女は息を引き取った。ルージョンは、今度はレハトに縋りつき、泣いた。
辺りはすっかり暗くなり、そろそろ城に帰らなければ怪しまれる頃合いになっていた。
「帰ら……ないで……」
泣きながら言うルージョンを放っておけず、レハトはそこに留まり続けた。
抜け出た事が知られればもう城に戻れないと知りながらも、レハトはルージョンを選んだ。

目覚めると、年が明けてレハトは15歳になっていた。
性分化に必要なのは神殿での宣誓ではなく、男女いずれを選ぶかの固い意志。
レハトは、家の地下室に行き、ルージョンと二人きりで性分化の儀式を行った。
男を選ぶと、レハトはルージョンに告げた。

それからしばらくして、性分化は無事に終わり、レハトは男となった。
城からの追手はまだ見えないが、魔術師として生きるからにはどちらにせよ隠れ住まうのが前提だった
ルージョンと二人きりで、魔術を教わりながらレハトは日々を送っていた。
性分化以来、レハトの背丈はぐんぐん伸びて、すぐにルージョンを追い越した。
「あーあ、ちょっと前までは、小さくて可愛かったのにねえ。
 男なんか選ぶから、こんなことになって。……本当、何で選んだんだか。
 色々勝手が違って面倒臭いったらありゃしないよ。
 あ、べ、別に答えなくていいからね。お前に答えさせると、ろくなことがない。
 どうせろくでもないことしか考えちゃいないんだから」
まだルージョンは老魔女の死を引きずっている様子で、態度には無理をしているところが見られた。
もう少ししたら自分の気持ちを伝えようと、そうレハトは思うのだった。

終わり

224 :冠を持つ神の手 ルージョン愛情A 短縮版:2010/03/20(土) 02:14:56 ID:VhMcrR7Z
無性別で生まれて15歳で成人してから性分化するという人種が治める王国が舞台。
主人公のレハトは14歳でまだ性未分化。
レハトは18歳の魔術師の女・ルージョンと出会い、彼女に魔術を教わるようになる。
魔術の存在が一般的ではなく、忌まれたものとして扱われている世界で、
諸事情あって仕方なく魔術師となったルージョンは色々負い目があってツンツンしてるが、段々レハトと打ち解ける。
ルージョンは性別選択をする余地すらなく、ロリコンに襲われかけたショックで、
自動的に女性へと変化したというトラウマな過去を持ち、恋愛には拒絶反応が強かったが、
自分を育ててくれた恩人の死という最も辛い状況の中で側にいてくれたレハトを愛するようになる。
レハトもルージョンを愛し、魔術師になることを決意し、男性を選択してルージョンと暮らしていく道を選んだ

終わり

225 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/03/20(土) 07:30:45 ID:FBS7jxJB
おつー
自演スレスレの超反応素晴らしい

226 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/03/24(水) 05:47:45 ID:avSqqyCE
>「ふたりめひかかってつまはしんだから、ふたりはむりで、おねがいします」
意味がわからん

227 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/03/27(土) 21:45:48 ID:69A2G3JX
二人目の子供が胎内で引っ掛かって上手く出産できずに妻は亡くなり、
男手一つでは子供二人は育てられないのでお願いします?

228 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/03/30(火) 19:31:36 ID:YxaSIUVe
なるほど
それを敢えて引っ掛かった当人に読ませるとか鬼畜

229 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/04/02(金) 16:08:16 ID:90jWsXDs
自演でもかまわん 乙

230 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/04/25(日) 08:08:08 ID:oXGxII9r
3dayのまとめ読んでもまったく理解できんかった

もう少しマトモなのを頼む



231 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/04/25(日) 20:26:21 ID:qbSeE4o9
>>230
3days?
ギャルゲーとエロゲーをお間違えではないでしょうか

232 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/05/15(土) 03:11:57 ID:2laJclr4
マリッジロワイヤル 〜プリズムストーリー〜をお願いします

233 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 15:54:57 ID:X7y1FQGY
ミッシングブルーをお願いしてみる


234 :Missing Blue ミッシングブルー:2010/07/19(月) 09:29:43 ID:vow92hvV
俺、牧村功司。聖遼学園高等部2年生。父親は画家。両親とは別居中。
でも幼馴染の沙夜と、ひょんなことから彼女になった瑠羽奈に囲まれて、
それなりににぎやかで楽しい毎日を送っている。
まぁちょっと聞いてくれよ。
聖遼学園の女子の制服ってのは、他で見ないほど変わってるんだよ。

そんな秋のある日、俺のクラスに瑞希っていう女の子が転校してくる。
黒い上着に黒スト、なんて地味な制服姿がかえって新鮮だ。
と、そんなどうでもいいことを考えている俺に瑞希は何かを差し出す。
直径2、3センチほどの丸い玉。「水晶」っていうものらしい。
瑞希はそいつを俺の手に握らせて、「思い出して・・・」と迫ってきた。
瑞希は今日転校してきたばかりだから、会ったことはないはず。
でも会ったことがあるような気もする。これって記憶喪失、なのか?

他にもいろんな女の子たちが登場しつつ、毎日が過ぎていく。
ルートによっては妖精やら人魚やら、明らかにおかしい奴も出現するが、
俺は何も疑問を挟まずにそいつらの存在を受け入れる。

体育祭が終わって、もうすぐ文化祭がやってくる頃、
俺は真実を知ることになった。
いろいろと不思議なことが起こるこの世界は、簡単に言うと夢の世界。
俺のイメージを膨らまして、現実と化したもの。あの妙ちきりんな制服も俺のイメージ。
本当の学園の制服は瑞希が着てる黒い上着のヤツだ。
そして、本当の俺は今、病院で意識不明になっている。

瑞希とつきあうことになったが、喧嘩ばかりでギクシャクとしている。
絵を描きたいと思うが、親父ほど才能が無いのがくやしい。
他にもいろいろイヤなことがあって、逃げ出したいと思うようになった。
俺はマラソンの授業をサボろうとして、道路を横切る。そのとき、トラックがやってきて――。
生と死の境で、現実から逃げたいと泣き叫ぶ俺の声に、サキュバスである瑠羽奈が応え、
この世界が生まれたのだった。


235 :Missing Blue ミッシングブルー:2010/07/19(月) 09:34:08 ID:vow92hvV
この世界はあと数日で消滅してしまう。
さあ、俺はどうする?
現実に還るのか、それとも幻想に留まるのか?


瑞希ルート(現実寄り)
記憶を取り戻すのは怖いけど、俺は勇気をふり絞った。
俺は瑞希が幼馴染だったことを思い出した。
幼馴染だと思っていた沙夜は、俺のイメージが創り出した存在だった。
沙夜と最後のデート。そして、沙夜は消えた。
世界が消えていく。俺は水晶を握り締めながら横になった。
俺は病院のベッドで目を覚ました。側には瑞希が微笑んでいた。

沙夜ルート(ちょっと現実寄り)
いつも真剣な表情で絵を描いている沙夜。
ある時、沙夜は俺の「絵を描きたい気持ち」が具現化した存在だということに気付く。
やがて世界に限界が訪れる。学校も、駅前も、俺の家も、すべてが白い霧に包まれ、消えてしまった。
(沙夜ノーマルエンド)
最後の瞬間、沙夜は俺に「いつも一緒にいるから、大丈夫だよ」と言った。
俺は病院で目を覚ました。退院した後、絵を描き始めた。
沙夜が言った通り、俺の中に沙夜の存在が感じられた。
(沙夜トゥルーエンド)
最後の瞬間、俺は沙夜を抱きしめる。そして俺たちは、世界と共に消滅した。
(ここで見れるCGが、家庭用限界ギリギリだという話題?の裸で抱き合うCGです)

瑠羽奈ルート(幻想寄り)
現実には戻らず、瑠羽奈と一緒に行くことを決めた俺。
俺と瑠羽奈は新たな夢に向けて旅立つ。


236 :Missing Blue ミッシングブルー:2010/07/19(月) 09:41:31 ID:vow92hvV
※解説
ノーマルエンドとトゥルーエンドでは
トゥルーエンドの方が要求される感情値(好感度のようなもの)が高いです
トゥルーだからと言ってそれが真実とは限りません

237 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/07/19(月) 09:59:37 ID:vUxiM+x+
おちゅ

238 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/07/19(月) 11:26:01 ID:y/5rtzXL
乙 あらすじで1レスEDで1レスという分量が素晴らしい

239 :名無しくん、、、好きです。。。:2010/07/24(土) 16:57:48 ID:m5IQQXaP
遊び終わったゲームは秋葉原のフレンズで売ろう!
http://gameshop.ocnk.net/
・Webに掲載された買取価格は釣り(どんなに美品でも半額が最高)
・内訳出さない(ソフトに小さい値札を貼るだけ、査定終わったら剥がされる 簡単に証拠は残さないYO!)
・当然、引換証も出さない
その代わりメモ用紙に「○○円 受け取りました 住所+氏名」と書かせる なにそれ?マジで意味わからん・・
・売買成立してないのに身分証明を要求、査定前にコピーして口封じを図る

飲み会のネタが確実に一つ増えますよ(^^

> 201 :なまえをいれてください:2008/09/26(金) 04:34:08 ID:eWPbQdE2
> アキバ行って査定
> PS 学校であった怖い話S(帯無、美品)
>
> web買取価格表
> フレンズ 9000円
>
> フレンズ
> 査定500円
> 俺「webと随分違いますね」
> アホ面店員「美品での買取価格なので」
> じゃ、”ソフトのみ” ”完品” ”美品+α” に 分ける必要あんの?
> 俺の美品が完品にすらならんの?
> 2ちゃんで半額とか当たり前とか聞いてまさかと思ったが、半額どころじゃなかったよ
> それでも客が売りにくる不思議はあるがな。断れない気の弱い客狙いなのかね
> どこをどうすると500円という金額が出てくるんですかね?ヤクザならぶん殴られてるわ
> 他にも10本程度持ってったが全部webの1割程度かそれ以下
> さすがにあきれて言葉も返せさなかったわ、よく訴えられないねこの店

PCヘムエ羝タ。レエノヘソヘ、篏ネ、テ、ニ、゙、ケ、ャ・゙・ク、ヌネ隍、゙、サ、。ロ イフシソホチ」ーア゚。レ、「、キ、ソ、ヌ、、ュ。ロ Yahoo ウレナキ NTT-X Store

フオホチ・ロ。シ・爭レ。シ・ク フオホチ、ホ・ッ・・ク・テ・ネ・ォ。シ・ノ ウ、ウーウハーツケメカキ 、ユ、、オ、ネヌシタヌ ウ、ウーホケケヤハンクア、ャフオホチ。ェ ウ、ウー・ロ・ニ・